≪思いつくまま気ままなmemoです。いったい何が飛び出すやら〜≫
   


 No.100 感謝!! 2004/05/18

2002年の7月から、このめもを書き出して、ようやくNo.100になった。
毎日日記を書いておられる方々のことを思うと本当にすごいなぁと感嘆するのだが、自分の性格からするとやはり気の向いた時に書くスタイルが一番気持ちいいので、ゆっくりゆっくりではあったが今まで続けてこれて、とてもよかったと思う。一番初めのNo.1「夢をかたちに」を書いた時には、まだ自分の気持ちを表現することに慣れていなかったけれども、「何かをかたちにする、というのは自分の内側と外側を繋げていく作業でもあるのだろう。自分の内にある本質と、この愛すべき波乱に満ちた3次元の世界が、いつしか手を伸ばしあってしっかりと抱き合えることを心から願う。」と書いていたことを、今、もう一度読み返していた。今日までのすべての出逢いと出来事に 心より感謝したい。

そして昨日のめもに書いた記事のことをお知らせさせて頂きたいと思う。
労働教育センター発行の「女も男も」という季刊誌、P40〜P43のムーブメントに「スピリチュアルな感性で21世紀のビジネスシーンを飛翔するナチュラルビジネスクリエイター・木村成美さんのチャレンジ」という題で、私の今までの歩みをまとめて紹介して下さった。丁寧な取材をして下さったMさんが、原稿を上げて校正のために見せて下さった時、自分のことを書かれた文章を読みながら、いつしか涙が出てきた。Mさんの文章は的確な構成の中に、優しい眼差しと真摯なエネルギーが満ちていて、何か自分の人生が本当に感慨深くなってとても感動した。そしてチャレンジという言葉がまた今の私の心境にとてもぴったりであった。Mさんとご縁を頂いた皆さんにまたあらためて感謝!!

【季刊】 女も男も 99号 2004年春 発行:労働教育センター \886(税別)
http://www.rks.co.jp/pub/onna/index.html
もしお近くの書店で見かけられたら、ぜひご覧になってみてくださいね♪




 No.99 人生の流れと理解 2004/05/17

週末には、主人とふたり家庭内会議をしていることもよくあるのだが、仕事のことからスピリチュアルなことまでいろんなことを話し合っていると、この3次元の人生というものは、本当にこの上なく不思議で、この上なく奥深く、この上なく多彩な感情に彩られているものであることを、いつも実感する。
最近、あるビジネス系のメーリングリストで爆弾発言(というか、感情をそのままぶつけるようにして問題点を指摘)をされた人がいて、そのことによって、いろんな人々がご自身の内面を語るように意見を書いておられた。それらを拝見していると又様々なことを感じたが、その中で特にある男性の経営者の方が書かれていたこと・・・「唯一、起業時に(起業後も?)必要な支援があるとすれば、私の場合は事業展開を考えるにあたって、波状的に襲われる恐怖にも似た不安や戸惑い、悩みに対する「精神的な支え」でした。」という言葉が胸に響いた。
今まで出逢った人々のことから考えると、男性と女性では、やはりどちらかというと女性のほうが日常的な小さなことにも幸せと喜びを感じる部分があって、日々のことを大切にして楽しんでいる人が多いように思う。しかし、男性の場合、危ういまでに深刻に悩み苦しんでいる人々も多い。会社を育て上げた経営者であっても、ご自身の業に苦しみ続けている人もいる。私も今までのご縁で、そんな苦しみに出会うたびに感じたことが沢山あった。まだ数秘術もフラワーエッセンスも知らなかった頃の私は、そんな苦しみの波動をあまりにダイレクトに受け取りすぎてしまったりして、自分のほうが悲嘆の海の底に沈みそうになっていたこともよくあった。私自身も自分の内面をどうしてバランスを取ればいいかまだ分からなかった時であった。しかし、それでもまた、やがて心に日は昇り、光が眩しく輝く朝が来ることを、その度に知っていったように思う。それと年齢を重ねるにつれて、月の光の喩えようのない静けさ、母性と女性性を象徴する美しさにも、少しずつ親近感を感じることができるようになった。
船井先生が「過去オール善」ということをおっしゃっておられるが、私も過去に起こったことから、又いろんな人々の生きる姿から、様々なことを理解できるようになってきたと思う。今ももちろんプロセスなのだが、この「理解」ということは「愛」につながるものではないかと思う。悩みや苦しみの中で感じた感情も、「理解」へのプロセスの中で昇華されていくことによって、いつのまにか姿を変えてゆくように思う。それは、やがて相手を包みこむ温かさや優しさや美しさとして再び姿を現してくれるように思う。そして上記の言葉を書かれた経営者の方も、きっと事業の運営のプロセスでの悩みを通して、心の奥深くで、「人生への信頼」についての貴重な学びをなさっておられるのではないかと思った。

それと先月末から時々、直感的になんとなくピンときたHPを辿っていたら、真剣さの中にもかろやかさを持って素敵にお仕事をなさっている方々を知ることが出来たのだが、そのお蔭で又新たな刺激を受けた。そして、たまたま、その3人の方々がHPにご自身の生年月日を掲載されておられたので、ちょっと失礼(笑)と思いつつ拝見してみると、なんと皆さん全員ライフナンバーが26/8でいらっしゃったので、凄く驚いてしまった。今までも、私がお仕事のことで気になる人は何故か圧倒的に8のナンバーの方が多かったように思う。昨年の夏の講演会にいらして下さって、今年に入って奈良に取材に来て下さった(近々その記事をご紹介させて頂こうと思う)女性の方も、同じく8の方であった。どこか相通じる部分のある8のエネルギーを感じると、なんとなく親しみを感じてしまうのが自分でも不思議である。

又、美しい色合いのボトルを使用するオーラソーマというものがあるのだが、このオーラソーマも実はカバラ系の数秘術とも関連性があって、下記のヴォイスさんのサイトでは生年月日によって今年のボトルのカラーが分かる。(ご興味のあられる方は、貴方の今年のボトルを見つけてみてくださいね♪)私の今年のボトルは22のボトル(数秘術では個人年22/4)であったが、22のボトルを見ているだけで、なんとなくワクワクとしてインスピレーションが湧いてくるような気がする。私も自分なりにオーラソーマについて理解を深めたいと思っているが、又その分野に詳しい方と交流できたら嬉しい。
http://www.voice-inc.co.jp/as/2004.html

今回とりとめなく書き留めてしまったが、人生の流れの中には、いつも様々なヒントとご縁ときっかけが隠されている。知らず知らずのうちにでも、私たちは日々の気づきを分かち合いながら生きているのだと思う。




 No.98 満月の徒然夜話Z 2004/05/05

ゴールデンウィークもひとくぎり、今日は子どもの日で立夏。そして満月。最近思っていたこと感じたことを書いてみたいと思う。

☆ご報告

今年になって私も初めて本の原稿に取り組んできたのだが、4月頃から少し自分の内部で様々な葛藤が出てきた。そして、このNarumiFantasiaというサイトでご縁を頂いた大好きな方々や、思いもかけないシンクロニシティで嬉しいご縁を頂いた方の心からの応援を頂きながら取り組んでいるのに、何故私はこのようなことで迷ってしまうのだろう・・とも思った。しかし、これは自分にとって一番大事にしてきたことだけに、今後の方向性も含めて、自分自身の本当の気持ちで決めていくことだと思う。今回、原稿に取り組みながら葛藤していたことについて、ご報告したいと思う。

●私が本当に伝えたいことは、言葉や理論の世界ではない、生きていることそのものの世界、それは“生命の輝き”と言えるもの。その輝きを、言葉の世界ですべて表現できるだろうか。本当の私にベールをかけていく方向へ行かないだろうか。。。(と葛藤)
講演などでお話をさせていただく時には、いつも「今、わたしは何者でもないままで皆さんの前にいる!」と思う。その時に、喩えようのない溢れるような喜びと親愛の気持ちが湧き上がる。会場に天と地と人々のエネルギーが満ち溢れ、動き始めるのを感じる。
多分、わたしは全てを手放した時に(開き直って)本当の力が出せるタイプなのだろうと思う。そういう時、内心では、目の前にいらっしゃる人々のお顔が(みんなまるで自分の子どものように思えてきて)可愛くて愛しくて仕方がない・・といった気持ちになる。ある意味、わたしは成功したからとか沢山のノウハウを持っているからお話をしているのではなくて、何にも持っていない自分のままで、本当は人それぞれみんな凄いエネルギーを持っている!ことを伝えたいのだ。分離ではなく、統合のために。このようなことを真に伝えたいとき、どのような<かたち>がいいのだろう。。。。
そして半月ほど心の中でわたしの2004年の新しい<かたち>を探していた。

今、わたしの心の中に、少しずつ新しいイメージが浮かんできている。
これから、それを下記の新しいサイトに集約して発信していこうと考えている。


☆ナチュラルビジネスNatural Businessサイト

先日の新月でも書いたのだが、『透明感を増した現実 〜リアリティ〜』という言葉には、私自身の内側の憧れが、ひとつのイメージとメッセージとなって手招いてくれているような感覚がある。それは未来の私から今の私への呼びかけなのかもしれない。
NarumiFantasiaのHPは、わたしの心のふるさとのようなHP。このふるさとには、魂のご縁の方々も沢山訪れて下さった。それからプロジェクトInfinityのHPは昨年イベントなどで大いに交流させて頂いたが、現在は充電の為に少々お休み中。今少し遅れているが、これからプロジェクトの事務所オープン後に集ってくださる方々と共により実際的な活動をしていきたいと思っている。そして今年になって小冊子や本に取り組んで葛藤しつつ考えたことは、わたし個人として、今のビジネス社会に向けて唯一発信したいことがあるとすれば、それは≪ナチュラルビジネス≫の言葉に集約できるように思った。新しいHPは、NarumiFantasiaとはまた一味違って、写真も沢山使ってクリアで明確なイメージで、リアリティと共に生きる喜びを伝えるビジネスサイトになれば・・と想う。言葉だけでなくエネルギーそのものでナチュラルビジネスが育まれますように。わたしの今年の誕生日までにオープンできることを祈って。(コンテンツの中には、もちろん小冊子や本のことも入れたいので、がんばります(o^^o)!)


☆天照大神と玉置神社

ここ半月ほど、読む本読む本に、伺ったHPに、天照大神のことと玉置神社のことがよく出てくるので、又再び伊勢神宮にもお伺いしてきたいと思う。奈良県十津川村の玉置神社はまだ伺ったことがなかったのだが、玉置神社にゆかりのあるククリヒメという神様は、日本書紀でイザナギノミコトが黄泉の国から逃げるのをイザナミノミコトが追う場面で登場して、両神の調停役を果たす女神であるそうだ。(Funai*Mediaより)そして、「シンクロニシティと7つの性格タイプ」という本(フランク・ジョセフ著)にも、日本の神話の象徴的な話として天照大神や毘沙門天のことが載っていたので少し抜粋したい。
「天照大神も、自然現象が神格化された形で伝承に残された存在であり、日本特有の形で伝わった。太陽の女神である天照大神は、明るい光を投げかけて夜の闇を霧散させる。これはそのまま、無知の闇に投げかけられる英知という光の存在を意味していると言えるだろう。天照大神の象徴は、大きな鏡だ。鏡は真実を映し、伝えるものである。物質世界と精神世界のつながりにおいて、天照大神は鏡を通じて人々に英知を与える。鏡はまた自己内省の道具であり、同時に物質世界のありのままの姿を映すものでもある。物質世界と精神世界の境界と言うこともできるのだ。(中略)毘沙門天は七福神最後のひとりで、王冠のチャクラに当たる神格である。彼は豊かさの象徴だが、それは決して物質的な意味だけの豊かさではない。英知の光に照らされた、果てしなく続く魂の豊饒を象徴しているのである。」
このような世界や日本の神話の中には、時代の大きな流れや本質を知るためのヒントになるものがとても多い。天照大神の解説の抜粋にあるように、今、時はまさに、精神と物質世界が繋がろうとしているのだと思う。みなさまも、もし何かお気づきのことやご存知のことあられましたら、ぜひ教えてくださいね(^-^)/




 No.97 小さな家族、大きな家族 2004/04/14

先週から今週にかけては、主人の仕事の移行のために何となく少し慌しい気持ちで日々を送っていた。今まで、主人はお昼休みの時間に自宅に帰って昼食を食べていたのだが、これからは大阪に出かける為にお弁当を持参することになったので、私もまた朝にお弁当作りに励んでいる。でもやっぱり、どちらかというと、昼時に調理するほうがお汁物なども出来るし、いろいろバリエーションに富めるので好きなのだが、もう少しして会社と事務所をスタートするまでは、毎日お弁当を持っていくと思う。でも毎日のことだと、2段になっているお弁当箱などは洗うのもちょっとややこしいので、ふたりとも合理的?にクマのプーさんの絵柄の丸いホーローのタッパーをお弁当箱にしていたりするのだが(笑)、主人の仕事場では「それいいですよね〜」なんて言ってくれる人もいたそうであった・・(^^ゞ。
そして昨日は、実家の母に呼ばれて家の引越しの荷物を片付ける手伝いに行ってきた。以前も実家の家の建て替えのことを書いたが、父と母も意見が食い違いながらも、ようやく今年になって折衷案で建て替えすることに決めて4月末で取り壊しにかかることになったので、母も2月頃からずっと荷物の整理と片づけで大変そうだ。取り壊しをして新築する間は、すぐ側のハイツに半年ほど住むことになっているようだが、母もこれまでの過去という荷物を捨てながら、様々な思いを感じているようであった。それで、昨日は母の慰労もかねて、私が作ったお弁当やらお惣菜やら苺やらお供え物やらを持参して実家に行った。母と一緒に細々したものの片付けを手伝っていたのだが、母もわたしと一緒に片付けていると、笑ったり冗談を言ったりしながら(だから余計に片付けがはかどらないのだが・・・)、とても楽しそうにしていた。母の場合、昔からそうだが、娘である私が作ったクッキーやおにぎりを妙に食べたがる人なので、お弁当を作っていくとそれだけでものすごく喜んで食べてくれていた。毎日でもお弁当を食べたそうな母の様子を見ていると、そういうところは本当に無邪気な子どものような人なので、また時々、できるときには母にもお弁当を届けようと思ったのであった。それと明日15日は父の誕生日なので、父親へのプレゼントにオグ・マンディーノの「この世で一番の奇跡」の本も持っていった。父と母も今までの人生いろんなことがあったと思うが、これから又、新たな気持ちで生きていってほしいと思う。よく考えてみると、親子や夫婦というのも不思議な近しさのソウルメイトであるが、お互いの魂を励ましあい助け合えるようになるといいなとつくづく思う。
ここ10日ばかりは出かけることも多くて本の原稿のほうが少し中断してしまっていたが、また今日から書き始めている。最初の予定よりもずっと時間がかかってしまっているので、応援下さっている方々にとても申し訳なく思いながらも、この期間、自分自身のこともあらためて深く考えることが出来てよかったと思う。先日作った桜のエッセンスも、人間の本質についての貴重なメッセージを贈ってくれているように感じる。イラクのことなど世界で起こっている数々の問題では多くの人々が胸を痛めていることと思うが、今起こっていることのひとつひとつは人類と世界を本質的な生き方へと向かわせてくれるものと思う。私たちは地球という星の大きな家族の一員として、何を望み、どんな世界を創りたいのか。今、ひとりひとりの心の内で静かに問い続けられていることだろう。




 No.96 桜のメッセージ 2004/04/02

先々月から取り組んでいる原稿も少しずつ書き進めてきていて、ここ数日は桜の開花につれて、近くの散歩道を歩きながら、桜の花のメッセージを感じていた。川沿いの道の桜の樹々を眺めながら歩いていると、「宇宙の静寂」「永遠」「本質の輝き」というようなメッセージが伝わってきたように感じた。そしてなぜか今年はいつになく、桜の花の香りがとてもはっきりと香っているように感じる。お花に顔を近づけると、柔らかな甘い香りに包みこまれるようである。
そして先日、昨年見つけた静かな場所にある1本の桜の木の元で、今年もまた、2004年の桜のお花のフラワーエッセンスを作らせて頂いた。フラワーエッセンスは、お花や木に祈りを捧げた後、クリスタルかガラスのボールに入れた水にお花を浮べたものを太陽の光に当てて作るのだが、出来たエッセンスだけでなく、そのプロセスでお花や太陽の光や風や大地のエネルギーを感じることだけでも本当に素晴らしいことだと思う。私は昨年から、桜のエッセンスは自分なりに作ってみようとして始めたのだが、このことを通して、また新たにいろんなことを発見することができた。又、保存用に作ったエッセンスは今後何らかの形でプレゼントにも使わせて頂きたいと思っている。
桜の花のエッセンスの作りたての状態(これは水とお花のエネルギーだけの状態で≪母液≫というのだが、この母液にブランデーを添加して、保存用のエッセンスを作る)をそのまま少し頂いてみると、あまりの柔らかな甘い香りに酔いそうになってしまいながら、この時、本当に『心を開いている』ことはどういうことなのかが、今までよりハッキリと感じ取れたように思った。その後、フィンドホーンのフラワーエッセンス創始者のマリオン・リーさんの本にあった桜のお花のメッセージのことを思い出して見てみると、心に響く素晴らしい言葉があったので、ぜひ皆さまにご紹介させて頂きたいと思う。

★チェリー・ブロッサム(さくら)のメッセージ  1998年4月、京都貴船神社のちかくで
 (マリオン・リーさんが来日された時に京都で作られた桜のフラワーエッセンスのメッセージ)

「わたしはこの地と、この国のエッセンスです。わたしは、すべての形あるものの中に宿る、本質的な善意を象徴しています。わたしの正体は、肉体の熱いハートに宿る純粋なスピリット。人間の火のようなハートに宿る永遠の英知。そして、これこそ愛にほかなりません。わたしは、時を超えて、永遠に存在しつづけます。うつろいやすい形あるものたちと異なって、わたしは永遠に変わらぬ、不滅の真理なのです。
いっときのはかない現象や物質に心を奪われることなく、つねに絶対的な真実の中で生きなさい。スピリットはたえまなく生成をくり返し、形あるものはすべて、新たなる次の段階へと超越していきます。永遠にめぐりつづける進化の車輪。これこそが人知のおよばぬ神の摂理であり、人間は、ただ内なる英知によってのみ、それを理解するのです。自己の内なる真実に忠実でありなさい。それこそが永遠で、不朽なのです。あなたの内なるハートを通して精霊に語らせなさい。そして、すべてが申し分なく、順調に進んでいることを知りなさい。」
●属性
 生命の本質である慈愛を体現する。ハートの導きに従う。直感による理解。自分や他人の感情と感性に共鳴する。温かな心。親切。忍耐。寛容。善意。
(*フィンドホーンフラワーエッセンス花の贈りものより抜粋)

このメッセージを読んで、あらためて、桜の花がこの日本という国に住む人々の心に深く共鳴していることを感じた。そして、日本の人々が心を開いて自らを癒し解放し、生命の本質へと目覚めていくことは、人類と地球の未来にこの上ない恩寵と幸福をもたらすことだろうと思った。わたしも、自分自身の心から慈愛を育んでいきたいと思う。




 No.95 調和の世界へ 2004/03/11

2月半ばから本のことに取り組んで、あらためて自分自身とこの世界のことを考えて、様々な試行錯誤があった。時には、内面の男性性と女性性の間で揺れが大きくなる。人生の冒険に向かっていく自分と、ただ何者でもなく存在しているだけの自分。この両面が助け合えないで、相反してしまうと、揺れが大きくなる。
しかし、一見相反している両面が不思議なリズムで調和する時がある。意識の在り方に目覚め始めて以来、日常の些細な事象を通しても沢山の学びがあり、少しずつ大きな揺れが調和の方向に向かってきて、この感覚が掴めてきたように思う。この心地良く静かではあるが力強い調和の感覚を持って物事に取り組むことは、私にとって何よりも大切なことなのである。
そして社会もまた、大きな揺れや問題や出来事が起こるたびに、表面上はネガティブに見えるその奥で、実はそれらの事象がきっかけとなって人々の意識に様々な気づきが生まれている。そして、少しずつ無意識の闇から脱皮して、本当の調和の世界に向かっているのだと思う。

昨年からのライフチャートのご縁でもメールを頂くことが多いが、時折、近況報告のお手紙やお葉書も頂いたりする。そんな時、未だ見ぬ方の手書きの文字から、その人の生命の鼓動が伝わってくるように感じる。先日も、20代前半の女性の方から素敵なお葉書を頂いて、私もまた、心から励まされ嬉しくなった。彼女は今、日常の中で足元から幸せを実感し始め、その喜びを伝えてくださっていた。メールでもやりとりさせて頂いていたのだが、その中で私が彼女と共に喜び合っていたことが、本当に嬉しくてと、お葉書でも感謝を伝えて下さっていた。ライフチャートを始める以前は、私自身、このようなお付き合いが広がっていくとは思ってもいなかったのであるが、年下の方々から年上の方々まで、人々がまぎれもなく、様々な場所でかけがえのない大切な人生を生きていることを、実感を持って感じることが出来たのである。私もまた、到底言葉に出来ないほど、ご縁を頂いた方々から様々なことを教えて頂いているのだと思う。
それと、いろんな方々からよく、「心の支えになってくれて、ありがとう。」という言葉を頂くのだが、これは自惚れでもなく謙遜でもなく、自分自身の自然な在り方を生きた時に、頂いたメッセージだと受けとめられるようになった。周囲の期待に応えようとすると、自分が苦しくなってしまう場合が多いが、自分自身の喜びと自然な在り方を通して、人々が贈ってくださるメッセージは、大切に受けとめたいと思う。それは、単なる依存関係ではなく、お互いが育てあい、贈りものを贈り合うことの出来る相互交流を持った関係である。このような関係から、誰もが自然に備わった才能と役割を楽しみ、天与の資質を開花できる社会が創られていくように思う。




 No.94 3月3日 2004/03/03

今日3/3、ひな祭り。私たち夫婦は17年目の結婚記念日であった。
毎年、結婚記念日に結婚式の日のことを思い出すと、何だか不思議な気持ちになる。当時、周りの人々の中で一番早く23才で結婚したので、「なんでそんなに早く結婚するのか」とか言われたこともあったが、実を言うと、結婚ということをよく考えないままに結婚した・・・(笑)というのが一番事実に近い。しかし、大学在学中には他の男性から結婚を前提にと言われたこともあったのだが、相手が素敵な人であっても何となく感覚的な違和感を感じやすくて、「それは違う・・」などと(妙に冷静に)思っていたこともあった。その頃から自分が一般的な妻や女房的な役割は出来そうにないと感じていたので、その辺の感覚が合わないと、お互いが不幸になってしまうような気がしたのである。主人とは最初の出会いの時から、顔を見て何だか「この人知っている」ような気がして可笑しくて笑ってしまったこともあり、「結婚」「男女」といった感じではなく、「旅は道連れ」「相棒」「同志」という感覚で結婚したのが、今となっては、自分らしい選択であったように思う。スピリチュアルな言い回しだと、「お互いの学び」の為に結婚した・・というのかもしれない。とにかく17年の間も数えきれないほど多くの学びがあったことは確かで、今また新たな世界の扉の前に来ているような気がする。そして昔よりもずっと、お互いの世界が広がって、いろんな人々と心豊かに交流できるようになれたことが、一番感慨深いことである。

そして今日は本当に久しぶりに、手作りのアップルパイを焼いた。林檎が生で食べきれないでいたので、ハチミツとオリゴ糖とレモンで甘さ控えめに煮て、シナモンをふって、丸いパイ皮につめて切り目を入れてオーブンで焼くと、とても美味しく出来た。ちょっと自己満足的(笑)なのではあるが、お菓子もやっぱり手作りの素朴な味はいいな〜と思う。(形はちょっといびつだけど(^^ゞ)




 No.93 心ほのぼの 2004/02/16

今日は久しぶりに三輪の友人の女性と電話で2時間ほどお話をしていた。6つほど年上のイラストレーターさんの彼女とは6年ほど前からのお付き合いで、お互いに忙しくて数ヶ月や半年ぶりにお電話したりお会いしたりすることもよくあるのだが、それでも又、昨日の続き・・・みたいな感じでお話できるのが嬉しい。彼女は水瓶座のO型で端正な理知的なお顔立ちでいて、実はとても世話好きなところもあって、ご一緒に居ると、いつもホッと和ませて頂いている。彼女のお話を聞かせて頂いたり、私の近況報告をとても親身に聞いて下さったりしながら、いつもあっという間に時間が過ぎてしまう。彼女はフラワーエッセンスや自然薬のことでも大変共通点があって、いろんな深いお話ができるのであるが、時には、思いがけず妙な話題で大変盛り上がってしまい、2人で大笑いしている時もあったりする。彼女のお宅に伺う時には、三輪の大神神社もよくご一緒に散歩しながらお参りに行く。彼女の自立した性格の強さと母性的で世話好きなところが、私はとても好きなのである。彼女は、私にとって、友人であり姉のような貴重な存在の人。今日もお電話をきった後、落ち着いた気持ちで何かしみじみとした幸せを感じたのであった。
そして、今日はお天気も良く、梅の花ももうかなり咲いていた。毎年、梅が咲き出すと、お花に顔を近づけて、胸いっぱいに香りをかいでみる。何ともいえない甘ずっぱい香り、心にじわーっと幸せが広がっていく。(どこかで梅のお花を見かけられたら、ぜひ近くで香りをかいでみてくださいね。おすすめです♪)それと先日お送りしたeカードのレスのカードを頂いて、又とっても心がほのぼのと暖かく嬉しくなった。温かい励ましのメッセージに心より感謝であった。




 No.92 万能の法則 2004/02/13

以前からご予約頂いていたライフチャートも一段落して、ようやく本と小冊子のことにじっくり取り組み始めた今日この頃。最近、あるメルマガでご紹介されていた「万能の法則」(アーノルド・パテント著・あさりみちこ訳 徳間書店)という新刊本を購入して読んでみた。なぜ、この本を買ってみようと思ったかというと、「在ること」についての考察が紹介されていたので、ふと気になったのである。読んでみると、一般的な成功法則に似た押しの強さはあったものの、文中のところどころに、宇宙や神との関係について、人類の成長と発展についての示唆に富んだメッセージが沢山含まれていた。それは「神との対話」や「プレアデス」のシリーズなどの宇宙的な視点にも通じていて、それらが平易に分かりやすく現実的なアプローチで表現されているように思った。
この本を読んで、このような成功法則の本も今後はますます宇宙的真実を含んだ内容になっていくのではないかと思った。もう確実にその流れが出来ていっていることを実感した。そしてこのことは、単なる表面的な成功だけでは本当の意味で幸せになれない、それは人生の本質ではない、と人類が悟り始めた兆候だと思われる。そして、この悟りは、見えない心の波紋を通じて、これからもっと多くの人々の意識の上に上ってくるように思う。




 No.91 もりけんさん&りんごちゃん2004 2004/01/30

不思議研究所所長の森田健さんは、宇宙の不思議のご研究や占術の勉強の為に、時々中国へ行かれていて、その時に私と主人にも素敵なお葉書を贈って下さる。先日も新しいバージョンの「もりけんさん&りんごちゃん(森田健さんの内の男性性と女性性を、自らの男装?と女装で表現なさって制作された合成写真)」のフォトのお葉書をお送り頂いたので、私のHPでも新しく掲載させて頂いた(下記アドレス)。今回のお葉書の中では、「運命は決まっているけど、変えることもできる。2004年は運命変更元年です。」と書いて下さっていたのが、ことのほか特に印象的であった。
もりけんさんのことは、いつも船井幸雄先生がご本やご講演の中でもご紹介なさっておられるが、最近ではスピリチュアル系の人気雑誌のアネモネでも、もりけんさんの時空とシンクロニシティのご研究のことが大きく記事になり、ファン層も広がっておられる。先日発刊されたアネモネでは●自分に正直に生きること=時空を信頼し、ゆだねること●時空に「問い」を発すると瞬時に「答え」がシンクロで現われる●五感を澄ませ自然と一体となり、幸せのサインをキャッチしよう・・との記事が掲載されていて、非常に深く共感を感じつつ読ませて頂いた。
その中でも特に、自然との一体感のお話で、剣豪・宮元武蔵にまつわる話は私も大好きなので、少しアネモネから引用させて頂きたいと思う。
『宮元武蔵はまだ若かった頃、柳生石宗斎と対決、ガチガチに緊張し、すべての攻撃をかわされて、一太刀も交えることなく敗れました。そのとき石宗斎は「今日は鳥の声がきれいだったな。お前にはその声が聞こえたか」と言ったそうです。武蔵はその瞬間に、無為自然でいることで外界からの信号をキャッチする大切さを悟って、それが運命の変更につながったのではないかと私は思います。(アネモネ記事より抜粋)』
もりけんさんの運命と不思議の長年のご研究の中で、このような自然との一体感について書いていらっしゃることは、人々にまた新しい観点からの気づきを提示しておられるように感じる。私自身も、昨年の自分のテーマの中で、8つの贈りものの1つの「自然な心とニュートラルな意識」でお伝えしたかったこととも非常に接点があることを感じ、又とても嬉しく思ったのである。私にとっても、もりけんさんは、いろんな意味で人生についての深遠な考察の最初のきっかけを与えて下さった方である。ご自身の数奇な運命を乗り越えられて、世界中の不思議の調査研究に飛び回られ、ご著書や「不思議の友」(無料配布)で次々と新しい研究と発見と気づきを発表なさっている森田健さん。この4月には新刊「運命を変える未来からの情報」も発売ご予定、2004年も更なるご活躍を心よりお祈りしています!!
☆もりけんさん&りんごちゃんPhoto
http://homepage3.nifty.com/narufan/morikenringo2.htm




 No.90 春へのステップ 2004/01/29
2004年になり、私もまた新しい流れの中で“今”を感じながらの日々。
先日催された幸塾の前日には、労働教育関係の雑誌の取材で、東京から素敵な年上の女性がいらして下さっていた。彼女は昨年の講演会で初めてお会いしたのであるが、初対面から何か自分にも共通する情熱を感じていたところ、ライフナンバーも同じ8であった。そして取材の日、ラフに自由にやりとりしながら、お互いの人生の様々なお話をさせて頂いて、本当に楽しいひとときを過ごさせて頂いた。その次の日は、幸塾の全国大会でもご一緒して、講演を聴きながら又いろいろと交流をさせて頂いた。こんな風に、人生でもお仕事でもご一緒できる出逢いは、私にとって本当に嬉しいものであって、これからも大切にお付き合いさせて頂きたいと思った次第であった。
又、春以降に本格的に講演のことでも動きたいと思っていたところ、そのことでも幾つかシンクロニシティが起こって、とても素敵な女性の方々との幸せな出逢いを頂いていた。
そして、いつも心温まるご支援を下さる野生人さんとおじさんから本のことでも本当に信じられないほど有難い励ましを頂いていたのであるが、私はどうしてもどこか愚図なところがあり、昨年は目の前のことですぐ手一杯になってしまって、なかなかじっくりと本のことに取り組むことが出来ずにいたので、年末にはそのことをとても反省していた。そして「来年はすぐに本のことに取り組もう!」と思っていたところ、今年になって突然、あるお方がHPをご覧になって下さり、ご自身で出版社にどんどんお話を持ちかけて下さるという思いがけない出来事が起こった。この出逢いとシンクロニシティのお蔭で、あらためてしっかり本のことに取り組む決意をすることができたのである。今まで、心のどこかに何かおこがましいような気持ちもあって、なんとなく少しためらいが残っていたのであるが、ここまできて本当に実感として真っ直ぐ流れを信頼して取り組めること自体に、深い幸せを感じる。そして、今までずっと感謝してもしきれないほど温かいご支援を下さっている魂のご縁の方々に、これから本の中でも、心からの感謝御礼を捧げたいと夢見ている。2月3月は、暖かい春の予感に胸躍らせて、自由に真摯にクリエイティブに、原稿に取り組みたいと思う。



 No.89 鶴太郎さん 2004/01/23

17日に京都の国際会館で開催された幸塾全国大会で、ゲストスピーカーとして講演された片岡鶴太郎さん。以前から私も、鶴太郎さんの絵には心惹かれるものがあって、千趣会で鶴太郎さんの苺の絵が胸元に描かれたオリジナルエプロンを多大な努力の末にGETしたり(笑)していたこともあって、今回はお話を聴かせて頂けることをとても楽しみにしていたのである。

お話の最初はどちらかというと面白可笑しいような内容だったので「あっ、やっぱり、芸の道の方なんだぁーー」というような印象を受けたのであるが、お話がどんどん進むにつれて、ご自身の人生に対する潔いまでの決意と実感のこもったお話に場内が静かに聴き入っていた感があった。
そのお話の中で特に印象深かったものが幾つかあって、その1つは、鶴太郎さんがTVのお仕事にも慣れてこられて皆さんとよく飲み歩いていた頃、ふとある時、ブラウン管に映る太り始めていい加減な態度の自分の姿に気づいて愕然とし、「あぁ、俺は、なんてブザマな姿を、皆さんの前に平気でさらしているのだろう・・」と思われたところから、ボクシングジムに通い始められたお話。
ボクシングジムでは、最初はとにかくまず「縄跳び」をするそうなのだが、とにかく、縄跳びなんて小学生以来ということで、縄は足にもつれるわ、身体は重いわ、で、全く全然跳べなくて、最悪に情けなくって悲惨な状態(^^ゞであったらしい。そして、鶴太郎さんが仕方なくコーチの方に、「あのぉ、縄跳び・・って、どうしたら、跳べるんでしょうか?」とお聞きされても、「縄跳びだけは、“こうしたら跳べる”ってないんですよ〜とにかく毎日跳んでいってください」と言われるので、その後はただただ毎日毎日縄跳びを跳び続けておられたのだそうである。そして、1ケ月を過ぎた頃、ふと縄跳びを跳びながら鏡に映る自分の姿を見て、「あ・・俺、今、跳んでるよぉ!」と驚かれたのだそうであった。その時、もうプロの方と比べても何の遜色もなくピシッピシッと素早く跳んでいた自分の姿に新鮮な驚きを感じて感動されたことが、本当にじーんと伝わってきたのである。1ケ月程前は足がもつれて全く跳べなかった鶴太郎さんが、1ケ月後には、心と身体が一致してしっかり跳べるようになったお話に、本当に私まで胸が熱くなった。そして、このお話は、鶴太郎さんの意識と決意と自己変容の実感のこもった物語であると思った。
それから、39才まで絵筆など全く持ったことのない男であった鶴太郎さんが、初めて「自然の色合いを描いてみたい・・」と思って、安い絵筆と紙を買われたお話。そして、「絵を描こう!」と決意されて1週間目に、TVでご一緒されているタモリさんから「あっ、つるちゃん、あの人ね、墨絵の先生なんだよ。」と“偶然”に紹介された時に「来た・・!」と思われたこと。この「来た!」はやはりシンクロニシティのことに違いないと思うのであるが、ニューエイジ的というよりも、ご自身の直感的&本能的にこの感覚を掴んでおられるところが素晴らしい!と思った。それから、大好きなお花や魚などの姿の自然の色合いを心から愛して描いておられるお話にも、鶴太郎さんの繊細な感受性と純粋さと愛情豊かなお気持ちが伝わってきたのであった。
そして、毎日のお風呂で、身体のあちこちに「足さん、腸さん、腎臓さん、肝臓さん・・・・ありがとうございます。感謝しています。」と声をかけて心から感謝して大切になさるという“儀式”をしてから、「もうこれで死んでも思い残すことはない」という心境でお酒を飲まれるのだそうである。お酒を飲むと早々に酔っぱらって眠ってしまわれるのだそうだが、次の朝、目覚めると、また新しい命を頂いて目覚めていることに感謝して、起き上がられるのだそうであった。こんなお話からも、鶴太郎さんが毎日本当に真剣に真摯に生きておられることを強く感じたのであった。
この日、奈良幸塾の河童堂のおじきさまのブースをお手伝いさせて頂いていたので、鶴太郎さんの苺のエプロンをしながら講演とブースの間を行ったり来たりしていたのであるが、ご自身の人生の実感のこもった深く心に響くお話を聴けたことが、とても印象深く嬉しく思ったのであった。
鶴太郎さん、素敵なお話を本当にありがとうございました。ますますのご活躍を心よりお祈りいたします!




 No.88 満月の徒然夜話Y 2004/01/08

今宵は2004年初めての満月。昨年の秋からかなり「めも」をお休みしてしまったが、今日は本当に久々の徒然夜話。今年は様々な変化をできるだけその都度、簡単にでも書き記したいと思う。

○かぎろひを待つ間に

THDの近藤社長が「元気アップニュース1月号」で、“かぎろひ”(厳冬のよく晴れた夜明け、日の出1時間ほど前に現れる最初の陽光)について書いておられたことを拝読して、お正月の3日の早朝に大宇陀の「かぎろひの丘 万葉公園」に主人と出かけてきた。自宅を午前5時半に出て、大宇陀のかぎろひの丘に着いたのが6時過ぎ。ここへは初めて訪れたことと、到着時はまだ真っ暗でシーンとしていたので少し怖いような気もしたが、すぐにだんだんと辺りが仄明るくなってくると、わらぶき屋根の休憩所や繊細な幹の樹々や大きな石がはっきり見えてきて、ほっと安心。
小高い「かぎろひの丘」は、一面芝生で歩き心地も良く、私たちの後からも、愛犬を連れたご夫婦やお子様連れのご家族の方々が日の出を見に来られていた。ここへ到着してから日の出までが50分ほどあったので、空の色が刻々と変化していく様子を存分に楽しむことが出来た。しかし、やはりどうしてもその間に身体が少し冷えてくるので、つい「温かいうどんが食べたいね・・(笑)」なんて話になったりしていたのだが、ようやく太陽が昇り始めると、さきほどまでの寒さは一気に感じなくなって、心も身体も何にも喩えがたい暖かさに満たされていった。主人がデジカメでずっと写真を撮っていたのであるが、私も思わず太陽に手を合わせて祈っていた。ハッキリとではないが仄かに見えた“かぎろひ”の繊細な美しさと、日の出の光の暖かさと喜びをゆっくりと味わえたことがとても嬉しいひとときであった。そして、車のところまで降りていって帰る頃には、太陽はもうすでにかなり昇って燦々と輝いていたが、ふと、「未だ薄暗い中でかぎろひを待つ間も、太陽はずっと私たちの向こうで暖かい光を放って輝いていたんだ・・」と思った。そんなに遠くに出かけたわけでもないのに、ちょっとした冒険に出かけたような気分になった朝であった。
Photo page http://homepage3.nifty.com/narufan/photopage11.htm

○父母との話

今年のお正月早々から、主人と主人の母の間でちょっとした意見の相違が起こって、そのことから、主人、主人の母、主人の父、私の4人がそれぞれ考えたりお互いに話し合ったりして、最後には又これまでよりも一層お互いへの理解が深まる結果となった。これは今に始まったことではなくて、主人の父母が横浜から奈良へと、永住を決めて家を購入されたのが5年ほど前で、その時からずっと本当にいろんなことを話し合ってきた。主人の父と母と主人と私の4人で、何時間もあーだこーだとみんな真剣に意見を言い合ったりしている雰囲気は、一般的な家族の風景や嫁姑の世界とはかなり違った変わった雰囲気になっているのだが、でもそんな雰囲気を父母がとても喜んで下さって、「ここへ来てから、夫婦関係もとても良くなって前よりもずっと色んな話ができるようになったよ。」と言って下さったことが私も主人も一番嬉しいことであった。やはり、年上の人生の先輩である父母にむかって意見をするのが気が引けて悩むこともあるのだが、それでも、いろんなことを正直に話し合う中で沢山の気づきと恵みが生まれてくることをひしひしと実感した。両親であり、大切な親友でもある父母とこれからも仲良くお付き合いしていきたいと思う。

○インナーチャイルドのメッセージ

今、一番気になっているテーマのひとつが、インナーチャイルドの癒し。(昨年のイベントに出演頂いた吉本有里さんもこのテーマをおっしゃっていた。)
インナーチャイルドとは、人の心の奥底に住んでいる「小さな子ども」の部分であり、「潜在意識」の部分とも重なることも多い。人間が心身共に解放された状態へと向かうプロセスでは、このようなインナーチャイルド、心の中の小さな子どもの声に耳を傾ける必要が必ず出てくるように思う。そして心の中に住むインナーチャイルドは、長い間無視されてきたり、抑圧されていたり、否定されやすかったりする。それは、人が大人になる過程で、長期的に心の声を押し殺しているケースがとても多いからであろう。その結果、インナーチャイルドはひとりでしくしく泣いていたり、すねていたり、怒っていたり、押し黙っていたりする。しかし、一旦インナーチャイルドの声に耳を傾け始めると、この心の中に住む子どもは、差しこんできた愛の光を敏感に感じてだんだん元気になってくる。インナーチャイルドは、“生きる喜び”や“心からの喜び”に密接に繋がっている存在なのである。
現在、教育の現場でも沢山の問題が起こっていることを聞くが、大人も子供も、このインナーチャイルドの世界においては皆等しく通じ合うことが出来るように思う。又、自分自身のインナーチャイルドの癒しを通して気づいたことを、ワークやセッションにも発展させながら、これから多くの方々と“生きる喜び”を共有していけたらいいなと思う。




 No.87 秋の贈りもの 2003/10/14
先週末の夕方、用事を終えて主人の実家に向かう途中で、飛鳥の辺りで夕陽を眺めようと思い、大好きな場所に行った。そこはとても小さな公園で、いつもほとんど人がいない。春にはここで桜のフラワーエッセンスを作っていたところである。少しここでほっとしようとして歩いていくと、木々のところで誰かがガサガサと音を立てておられたのだが、気にせず主人とふたり木のベンチに座っていた。すると、向こうからその音の主がやってきて、突然「この栗、半分あげようか」とニコニコと話しかけてこられた。見ると、とっても大きな立派な栗で「えぇーーそんな、いいんですかぁ!?」とビックリしていると、「でも虫も結構いると思うけどね」とおっしゃって笑っておられた。その方はここの畑の持ち主さんで、さっきまで栗を拾っておられたようであった。そして「もっといるんなら、好きに拾ったらいいよ」とおっしゃるので余計にビックリ\(◎o◎)/してしまったのであるが、イガつきのものを主人のお母さんにお土産♪と思って、ひとつ拾わせてもらった。その間に、その方は「ちょっと袋を持ってくるよ」と言って、下の車のところに戻られて、袋に沢山の栗を詰めてくださった。さっきここに来たばかりで急なことだったので、主人も私も「なぜか突然こんなに美味しそうな栗を沢山もらえるなんて!」と不思議な感慨?に浸っていたのである。そして、優しい栗林の持ち主さんは、控えめな笑顔で手を振ってお家に帰っていかれたのであった。思いがけない出会いと秋の贈りものに、心が温かくなった1日であった。
そして、この公園のすぐ側の桜の木に、ほんの少しであったが桜の花が咲いていたので、これもまたびっくりした。(温暖化のためか。。)又、秋になると、さすがにクローバーなども少なくなってくるが、先日お誕生日を迎えられた方にお届けするものがあって、そのときに四つ葉のクローバーをカードに挟んで入れたいな♪と思い立った。少しばかりのクローバーの中から、小さな四つ葉を見つけたとき、わたしの心の中にも幸せが広がっていくようであった。だんだん日が短くなってくる秋の夕暮れ、人から自然からの温かい贈りものは、ことのほか嬉しいものである。



 No.86 純粋な瞳、魂の輝き 2003/09/17
7月8月と何かと忙しくなり、毎年恒例の高野山にもなかなか伺えないでいたが、ようやく先日の13日〜14日に主人とふたり、高野山の宿坊にて一泊してきた。
 今回、上池院さんというとても静かな宿坊に泊まった。奥の院にも近く、昨年宿泊した成福院さんの向かいの筋を奥まったところで、色とりどりの鯉が泳いでいる美しい小さな池や沙羅双樹の樹がある庭園があった。ここの庭園は、造り過ぎていず、素朴さのなかに永遠の時の流れを感じさせるような趣があって、特に朝日を浴びながらお庭を歩いていると、心身がすぅーっと心地良く、とても清々しい気持ちになった。
 こちらの宿坊は、事務所もすごく素敵で、渋い金色の壁の和風のお部屋のなかに落ち着いたソファーがあり、窓辺には爽やかな風に吹かれて白いレースのカーテンが揺れていて、何か絶妙なバランスでしっくりまとまっていた。そのお部屋では、修行僧の方が事務をなさる机とか、パソコンも置かれていたりして、現代的な要素も自然に溶け込んでいるようであった。
 又、いつもながら、精進料理もとても美味しく頂き(泊まるお寺によって、いろいろと趣向を凝らしておられるのがとっても楽しみ♪)、静かなひとときを過ごさせて頂いた。そして、宿泊者のために数冊本が置いてあったので主人が何気なく手にとってみると、ここで思いがけず、星野富弘さんという方の植物画とメッセージの本と出逢った。この星野さんという方は、事故の為に身体が動かなくなられて、その後口で筆を取って、花々を描いておられるのであった。1980年代の初版の本であったが、ずっと重版で150刷以上になっている本であった。星野さんは元々は体育の先生で、絵を描くなどは無縁でおられたようだが、身体が動かなくなって悲観にくれていた時に、お見舞いに頂いた蘭の花が長い間あまりに美しく咲いているので、それを少しでも残しておきたいと思われて、口で筆を取り、よだれを垂らしながら描いたものが、ご自分でも信じられないほどの出来栄えだったという。その本の植物の絵でも、たとえば、朝顔など、こんなに柔らかな質感と優しさが伝わってくる絵は、私も今まで見たことがなかった。メッセージのほうは、ご自身の人生への思いを本当に正直に綴られていて、慟哭から慈悲の高みへと登られていくさまを見る思いであった。そして、ここで、このような“花”の本に出逢えたのも、わたしにとっても何かひとつのメッセージであったように思う。

 ここ最近、人々とお会いするたびに、又いろんなことを感じていた。お会いしてすぐ、なんとなく心持ち相手の表情が少し元気がなかったり、淋しそうに見えたりすることもあるのだが、お話しているうちにだんだんお互いの心が通い合うと、相手の方の両の瞳が美しく澄みきってきて、こちらまでとても心地良く穏やかで幸せな気持ちになってくるのである。この純粋な輝き、優しさ、美しさ、懐かしさ、他にたとえようのない感慨深い気持ち・・・これは一体何だろうと思って少し考えてみると、それは、自然の風景のなかを歩いている時の感動や幸せな気持ちと、すごく似ていることに
気づいたのであった。人のお顔を見て、自然とのつながりを感じたこと。それはとても嬉しいこと
であった。

 そして8月末に東京へ伺う以前から、熊野在住のこころのまりもさんの素敵な絵をご紹介させて頂こうと思いながら遅くなってしまっていたのであるが、今週中にまたPhoto Pageでご紹介させて頂きたいと思う。魂のエネルギーが溢れるようなパワフルな美しい色彩、素朴な力強さと温かさ、童心に帰ってニコニコほのぼのするような可愛らしさ、まりもさんの絵からは、そんな印象を受ける。まりもさんの絵、ぜひご覧になって頂きたいと思う。また先日、中国から森田健さんが送って下さったお葉書が届いて、いつもながらの常識を覆すインパクト!と、もりけんさん独特の年齢不詳の優美な笑顔を拝見して、またまた励まされていたのであった。

 人間の無限の可能性と魂の輝きを感じる時、私達の心次第で、どのような未来も創ることができるのだと、いつも深く気づかされるのである。自然とつながっている人々の笑顔。その純粋な瞳の輝きをとても大切にしたいと思う。そして、自分自身の思いを余すところなく体現しながら、日々心豊かに幸せに生きていこう。



 No.85 東京ミーティング&Enjoying幸塾 2003/08/28

8/21〜25まで東京に滞在して、プロジェクトInfinityのミーティングと、21世紀幸塾本部事務局さんでのEnjoying幸塾の会、そしてワークショップランドさん主宰の香道のワークショップと、新鮮な体験の日々を過ごさせて頂いた。
21日の午前中に奈良を出て、名古屋経由で東京に向かい、初日は品川駅から5分の高輪プリンスホテルに宿泊した。高輪・新高輪プリンスホテルは、自然の樹々や草花や池や小道が続く日本庭園でつながっていて、風格のあるホテルの建物と自然の緑のバランスが美しく調和していて、とても過ごしやすい環境であった。ここからすぐ近くに、ユニセフハウスがあったので、次の日に出かけたのであるが、この辺り一帯がそういった落ち着いた好環境に囲まれていて、またぜひ主人ともゆっくり滞在したいと思ったのであった。
21日の夕方に、プロジェクトのメンバーに入って下さっているほーちゃんと初めてお会いして、今後の展望とイベントのことなどお話していたのだが、今までいろいろとメールやお電話でお話しているとはいえ、最初はやはり初対面なので少しぎくしゃくしながらも、ほーちゃんのこれまでの経緯や取り組んでこられたことなどをお聞きしているうちに、本当に真摯に精神世界とビジネスについて深く探求なさってこられたことがひしひしと伝わってきた。それは単に言葉の上だけのことではなく、対面してお話していると、その人の波動やお人柄がそこはかとなく感じられるものなので、言葉からも言葉にできないものからも、真剣に生きてこられたことがとても伝わってきたのであった。そして、ほーちゃんの多彩な魅力と素敵なお人柄は、そのままネットワークの豊かさにも現われておられるように思った。今年の素晴らしいご縁のつながりを強く感じた日であった。
そして次の日は、お昼頃にユニセフハウスに出かけて、沢山のユニセフのカードやハガキなどを購入し、ぐるりと展示も拝見して、ここでもとても楽しい時間を過ごすことが出来た。ユニセフのオリジナルのカードはとても素敵なデザインのものが多いのであるが、これは世界中からデザインを募集していて、選ばれたものがカードになっているという。このカードやグッズを購入することによって自動的に世界中の子供達の医療等に対する支援となるところが、非常に分かりやすく素晴らしい。支援する仕組みに芸術的でクリエイティブなことがちゃんと結びついているので、人の心を動かしていく魅力があるのだと思う。
ユニセフハウスからホテルに帰って、その後、21世紀幸塾事務局のなおこさんのところへ少し打ち合わせに行き、久々にお話をする。彼女の女性らしい細やかなお心遣いと、気風のいい華やかな美人で姉御肌のお人柄もとても魅力的であった。その後、夜7時からまた品川でミーティングがあるので、この日長くはお話しできなかったが、あまりにも甘美なお味のする薔薇ジュースを頂いたりして、とてもリラックスさせて頂いたのであった。
また品川駅に戻り、プロジェクトInfinityのメンバーの皆さんと駅前のパシフィックホテルのロビーに7時に待ち合わせをしていて、初対面同士のご挨拶をした後に、天の川のように煌く天井の照明のあるティールームでミーティングを始めた。この時も、いくらネットを通していろいろ交流してきたとはいえ、本当に初対面とは思えない何とも和やかな雰囲気でお話しすることが出来て、まるで昔からの知り合いが再会したかのようであった。今後のプロジェクトの方向性やしくみや今年の大きなイベントのことなどをお話しているうちに、食事を取るのも忘れて、話がどんどん盛り上がっていたのである。そして11時前になってティールームの営業時間が終了になり、その日のミーティングも一応終了したのであったが、メンバーの皆さんと夢と目標を語り合い共有できた記念すべきひとときであった。今回ご参加出来なかったメンバーの方々とも、きっと何か共通した意識の場で繋がっているように思う。これからも、大阪や東京、そして名古屋や北海道や九州でも、メンバーの方々とお会いして実際に顔を合わせる機会を増やしていきたいと思った。
この日から、22・23・24日と、メンバーのようこちゃんやじゅんこちゃんと東京ビュックというホテルに宿泊することにしていて、一緒に帰路についたのであったが、電車のなかでイキイキと輝いている彼女たちの笑顔を見ていると、また何とも言いがたい喜びと嬉しさを感じた。天真爛漫な心優しい笑顔のようこちゃん、フレッシュな弾けるような笑顔のじゅんこちゃん、明るく可愛らしい妹のようなおふたりが、こうして今回、関西から東京のミーティングと幸塾に参加して下さって、どれほど私も心強かったことかと思う。今日初めてお会いしたルカさんもクリスタルのような美しい透明感のある純粋な素敵な女性であった。これからいろんなことをご一緒にチャレンジしていきながら、メンバーの皆さんの笑顔がますます輝いていかれることを心から願った。
そして翌日は私がお話しさせて頂くEnjoying幸塾の会であったが、昨夜あまりにハイになっていたせいか(笑)、なかなか寝付きにくくて、当日寝不足で最初頭が少しぼんやりとしていたのであるが、なおこさんやようこちゃんがとても優しくお気遣いをして下さったお蔭で、次第にクリアな感覚が戻ってきて、お話しているうちにだんだんと波に乗って楽しくなってきた。そしてなおこさんとの対談をしながら、参加者の皆さんから質問を頂くコーナーでは、自分にとって、ものすごく新鮮な新しい発見があった!質問なさる方がこちらを見てお話して下さる時、今までに感じたことのないワクワク感を強く感じ、自分でも不思議な気持ちで「わたし、質問されるの大好きなんだ〜!(笑)」と思っていたのである。質問を頂き、こちらもまた自分の考えをお伝えする。双方向のやりとりの醍醐味と、又その中に凄いシンクロニシティーが潜んでいたりして、この臨場感の楽しさは言葉に出来ないほど新鮮でエキサイティングであった。又、ご質問でお話し頂けなかった方々も、その後のワークの時間では、ご自分の夢について1対1で語り合って頂き、又その夢を実現するために手放したい思い込みについて相手と語り合い、アファメーションで完結するという時間を楽しんで頂けたことと思う。2〜4時という予定の時間を大幅に超過してしまったのであるが、最後に拍手で終了した時の皆さんの輝いたお顔がとっても素晴らしかった。その後は、有志でお食事に出かけて東京幸塾での交流のひとときを堪能させて頂いたのであった。
そして次の日は、清澄庭園涼亭という美しい日本庭園の中の建物でワークショップランドさん主宰の西浦流お香のワークショップに、ようこちゃんやじゅんこちゃんと一緒に参加させて頂いたのであるが、普段味わえないような悠々とした時の流れとともに香道の世界を垣間見させて頂くことが出来た。まだお若いけれど本格的に道を極めておられる雰囲気が漂う西浦先生が、香道について分かりやすくユーモアも交えてお話し下さり、お香の「香りを聴く」ことは禅の思想にも通じるような内面の探求に繋がっていることも知って、とても勉強になった。ワークショップランドさんのスタッフの皆さんもとってもフレンドリーで素敵な方々で、また新しいご縁に感謝!であった。この夜は、プロジェクトのメンバーの方々とお食事をして、その後、ワークショップランドさんのたけちゃんという方も合流してくださってのカラオケ大会で超盛り上がりであった。みなさんのお歌から、それぞれの個性が豊かに感じられて、最終日の交流のひとときを深くかみしめていたのであった。
翌日25日は、少しばかり前夜の疲れが出ていた(^^ゞが、用事のあられたじゅんこちゃんを見送った後、ようこちゃんとご一緒にいろんなお話をしながら関西への帰路についた。今回の旅をご一緒したお蔭で、こんな風にいろんなお話ができたことは、本当に嬉しいことであった。人生を共有するひとときは、又あらためてご縁の不思議を強く感じる時でもある。名古屋でようこちゃんに手を振って見送ってから近鉄特急に乗り、駅まで迎えにきてくれていた主人に、早速いろんなお土産話をしていたのであった。過ぎてみれば、あっという間の5日間であったが、いろんな方々と2003年の“今”を共有した実感に満ちた5日間。もう一度、あらためて皆さまに心より感謝したいと思う。
素敵な時間を本当にありがとうございました・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆




 No.84 再会 2003/07/09

先日の日曜日、京都雅幸塾の熊谷さんとご一緒に、以前に船井総研様でお世話になった先生が月1回催されている勉強会に参加してきた。先生とはずっと時々お葉書やプレゼントでの交流はさせて頂いていたのだが、お会いするのは約3年ぶりであった。しかし、お顔を見たとたん一瞬にしてそのブランクも無くなったような気がして、何とも言えず嬉しい再会であった。
4時間あまりのビジネス&人生モード全開の勉強会の間、参加者の皆さんで意見を交わしたり、前で話をさせて下さったり、また先生との本気・本音の真剣なやりとりをさせて頂いて、私の中で何かまた新たに目覚めて動き出しているものを感じることができた。そしてここでも、参加者全体の分かち合いや交流が自然に生まれていて、そこにもまた今後の可能性を感じたのであった。これから月1回、勉強会に参加させて頂きながら、自分の歩んでいる道を確かめていきたいと思っている。又、先生から思いがけず「菩薩のような顔になってきたね。これからは大日如来を目指して下さいよ!」なんて(笑)励ましのお言葉を有難く頂いていたのだが、現場主義で日々ビジネスに奔走なさっておられる先生の奥深い人間味と人生観を又ひとつ感じたのであった。本当は子どもっぽいところやワガママなところも沢山あるわたしなのだが(きっと先生もそれもご存知でおっしゃって下さっていると思うが・・)、それでも様々な出会いのお蔭で、少しずつ内なる女性性や母性も育まれてきたのかなと思うと、なんとなく感慨深くなった。

そして少し話が飛んでしまうが、先日雨の降っている日に近くの家の前を通りかかると、猫の親子が皆で昼寝をしているところに出くわした。みんなで眠っている姿がとても可愛らしかったのでじっと見ていたら、子猫が二匹目を覚まして私を見ているので、そのままお互いにじっと1分間ほど見つめあっていた。そして子猫の少し眠そうな目を見つめて「可愛いな」と思っていたら、なんとなく急に涙が出てきたのであった。そのとき、人間はとても豊かな社会を創ってきた反面、どこか心の不自由があるのではないか、この子猫達のように無垢で自由な時間を失っているのではないかと感じた。
今後わたしはどのような活動や仕事をしても、いつもそれとともに自由な心の時間を生きたいと願う。私にとっては、「仕事や活動・ビジネスや成功」と「なんでもないこと・何者でもない自由」とは、人生のなかでどちらも同じくらいに重要なものなのである。その両面を大切にしながら、人の自由で自然な存在のかたちを探求していきたいと思う。




 No.83 本当の望み 2003/06/22

人間は、本当のところ、何を望んでいるのだろうか。
わたしの場合、今までの人生でずっと感じてきたこともあって、とてもデリケートな話題であるが、思いつくままに少し書いてみたいと思う。
今、ワクワク系ビジネスの大御所の方々の本のなかでも、願望実現についてや、ライフワークの実現について素晴らしいヒントやアイディアや取り組み方を指南されている。そういったことの中で特にピンとくるものや素敵なアイディアは、今後も積極的にいろいろと取り入れていきたいと思う。しかし、心からの望み・・・たとえば『自分の本当の美しさを表現すること』についてとなると、なかなか自分にとっては本当に参考となるものはまだ少ないように思うのが実感である。
これは女性だけに限ったものではないと思うが、わたしも今生、ひとりの女性として生まれてきて、「美」というものについて様々に感じたり考えてきた。はたして「美」とは一体なんだろう?人間に関する「美」ということになると、容姿の美しさや心・精神の美しさ・・・というイメージがまず浮かぶのであるが、ずっと長い間突き詰めて考えていると、なんだかもっと奥深いものがあるような気がしてくるのである。
私は10代20代の頃、男性・女性の友人ともそれなりにいろいろお付き合いしていたのだが、その頃は自分に自信が持てなくて、心の奥で何かいつも困惑していたような心境であった。そして結婚後はかなり長い間、自宅で隠居生活に入っていたのであったが、ある時、弟から言われた言葉にハッとしたことがあった。弟が何か悩みを相談しにきたのであったが、そのときにふと「お姉ちゃんは世間にまみれていないから・・・」と言ったのである。その頃の私は、祖母が入院している病院へのお見舞いや主人の悩み相談の相手だけをしていて、あまり世間一般・社会との関わりを積極的に持たなかったのである。そして、主人はいつも私の好きな服や布を買ってくれたので、自宅で読書や縫い物をして、表面的には心静かに暮らしていたのであった。しかし弟の一言を聞いた時に、私は自分のことを醜いと思ったのであった。 “贅沢ではないけれど大好きな美しい服や布に囲まれて、自分だけが幸せに暮らしている。その間に、弟は世間の中で戦っていて、しがらみや苦しいことにも直面している。わたしはひとり、それに気づかずに幸せに暮らしていた・・” そんな気がしたのであった。
しかし、その時の私の幸せというのも、本当は表面的なものであったと思う。それはいつも空虚感とも隣り合わせで、時々、こみ上げてくる感情もあったが、それをどう思ったらよいのかさえ分からないでいたのである。それから、やっと運命の流れに乗ることができて、いろんな人々との出会いを頂くなかで、いつも幸せと美についてその都度何かを感じてきたように思う。そして30代からの人間関係や男性・女性との友人関係では、以前の私には信じられないほど素敵な深い出会いを頂いてきたように思う。そして最近は特に、お会いした人々の発する微細な雰囲気と、そして目の奥からまるでその人の魂が呼びかけてくるような美しさが、いつまでも印象に残っていることが多いのである。

人間の美は、つきつめると、やはり “魂の表現” であるように思う。それはとても深いところで、自然の美しさとつながっているし、生命の不思議な輝きなのだと思う。よく小さな子供たちのことを「可愛らしい!」と思うときには、それは「愛に満ちた存在」の美しさに思わず感嘆しているのであるが、でもそれは小さな子どもたちだけではなくて、本当は人間は永遠に、宇宙の愛に育まれながら美しく成長していく存在なのではないかと思う。

今生の人生の生き方・チャレンジは人それぞれであると思うが、わたしは、自分も含めた人々の魂の美しさと表現について、これからも探求していきたいと思っている。私の名前を付けてくれたのは、祖母と両親であるが、成美か春菜にしようかと迷っていたそうである。今の自分からすると、春菜というのは優しすぎてなんとなくしっくりこないのだが(笑)、成美という名前は、成人式を過ぎた頃から「成」も「美」もどちらもとても好きな文字になってきたのであった。

そして、父・母・夫・妻・教師・サラリーマン・・・・などの今までの社会の役割を超えたところで、人々の魂の自己表現がそのままライフワークや仕事や在り方として新しく誕生する日まで、もう少し時間がかかるかもしれないが、そのプロセスを大いに楽しんでいきたいなと思う。私たちは人生の日々をこの地球上で暮らしてはいるが、やがて<宇宙に咲く一輪の花>として、愛と生命の波動を巡らせていく存在なのであるから。




 No.82 大阪ワクワク幸塾★その後 2003/06/18

6/10の大阪ワクワク幸塾。私にとっては一般的な場で初めてお話をさせて頂いた貴重な体験であった。
3月頃から、大阪ワクワク幸塾代表の岡本一英さん(通称おかもっち)に幸塾のお話を頂いていたのだが、なんとなく自分の中でまだハッキリとしていないものがあって、「また、ぜひ、必ず・・(笑)」と延び延びになっていた。しかし、ようやく何かその時期がきているような感覚があって、この6月に素晴らしい体験をさせて頂いて、岡本さんや皆さんにほんとうに心より感謝!!であった。そして遠方からも応援して下さる皆さんにも心より感謝のエネルギーをお返ししたいと思う。6月に入って少し体調を崩したり風邪気味でもあったのだが、またそれで代替医療全般に精通なさっておられるカイロの先生と出会いも頂いて、いま何かが同時進行していることを強く実感していたのである。
今回の大阪ワクワク幸塾の場で一番感じたことは、“お集まり下さった皆さんおひとりおひとりの
エネルギーが、今どんどん活性化の方向へ向かっていること”であった。今ちょうど半分にさしかかっているところだが、やはり2003年は激動の1年となりそうである。
また幸塾の後で、ライフチャートのご依頼も多数頂いていて、その中でやりとりさせて頂いていることからも、どんどん本気度が増していらっしゃるのがよく分かるのである。でも、本気度がアップしていても、しかめっ面でがむしゃらというのではなくって、自由に伸びやかにご自身の真の可能性を追求していこうとされる姿に、私も心を打たれることがとても多い。そして単にお仕事というだけでなく、人生レベルでお付き合いさせて頂いているのが、私にとっても日々本当に学ぶことが多いのである。また、ライフチャートのご感想のページで、素敵なメッセージをアップさせて頂きたいと思う。
ここ一週間、いろんな方々からメールやBBSでのカキコミやお電話やFAXを頂いて、大阪ワクワク幸塾のご縁から素敵な交流をさせて頂いていたが、先日の日曜日には主人の両親と食事をした際にも幸塾のことで盛り上がったりしていた。(主人の父からも「なるちゃん、また時間があるときにでも、数秘術のことちょっと観てくれないかな〜」と言われて嬉しかったり驚いたりしていたのであった!)
そして昨日、船井総研様とのご縁を下さった恩師の先生から、心温まる一枚のお葉書が届いた。先生は最近独立なさって大阪・梅田に新会社を設立なさったのだが、先生ご自身のこれからの素晴らしい夢と、また私への励ましのお言葉を書いて下さっていて、このお葉書を見ているだけで、何とも言えない喜びと感動がまた心に湧き上がってきた。
人生のプロセスのなかで私が最も大切にしたいのは、こんな言葉に出来ないような喜びと感動。私たちは一人一人がそれぞれの個性を開花する道を歩きつつ、又さまざまなご縁で一つの大きな生命として繋がっているのだな〜と思う。生命の素晴らしいご縁を実感させてくれた大阪ワクワク幸塾。又その後、7月8月から新しい活動を本格的に展開していきたいと思う。




 No.81 皆さん、ありがとう!! 2003/05/26

簡単ではあるが5/25の集いのご報告をしたいと思う。
今回は、奈良県桜井市のレストランでディナー付き交流会というかたちでの集まりになった。今回はいつも集いにご参加下さっている素敵な女性2名が都合で来られなかったので予定では11名の参加者であったが、当日おひとりキャンセルで10名の集まりとなった。しかし、北海道からトウコさん、名古屋からToshi小島さんが、はるばる大和まほろばの奈良へといらして下さったので、いつもとは又違った雰囲気のとっても賑やかで楽しい会になった。5時過ぎから食事をしながらお話して、自己紹介の時間をおひとりずつたっぷりと取って、それぞれの活動やお仕事のことなどを自然に自由に語り合い、いろんなお話が尽きなかった。そんなこんなであっという間の3時間!又その後も8時過ぎから、参加者全員で八木のカラオケハウス「宴」へとGO!o(^o^)o これがまた想像を絶する大迫力感動のカラオケ大会(笑)で、「この部屋はいったい何!?ここはどこ!?」という雰囲気で盛り上がっていたのである。素敵なご縁でつながった方々とご一緒に歌を歌い交流して過ごすのは本当に楽しく幸せなひとときであった。帰りには、思い思いに握手とハグで締めくくった一日。最後に稚拙な言葉になるが、ご参加者のおひとりおひとりに一言メッセージを書かせて頂きたいと思う。

★陽子さん・・・「当日ガイアシンフォニーの会場から奈良まで来てくれて、本当にありがとう!!いつもニッコリ天真爛漫な陽子ちゃんの笑顔を見たらとってもホッとしますー♪」 ★おかもっち・・・「華のあるおかもっちは今や集いになくてはならない存在!福山雅治よかったね〜〜歌わないカッコ良さより楽しく歌ってるおかもっちがいいよぉ〜♪」 ★Toshi小島さん・・・「ディジュを抱えて来て下さって、ほんとうに皆楽しませて頂きました〜〜Toshiさんのお歌をもっとゆっくり聴きたかったです!またぜひ歌いましょう〜〜CD感謝です!!暖かいハグをありがとう〜〜♪」 ★トウコさん・・・「北海道からトウコさんがいらして下さって本当に嬉しかったです!!23日はふたりで沢山お話して、25日は皆で交流できましたね!トウコさん、これからぜひInfinityのエッセンスをご一緒に創りましょうね〜〜♪」 ★黒井さん・・・ 「黒井さん、第1回の集いに引き続きご参加とっても嬉しかったです♪そして久々にご一緒に歌えましたね〜〜久々にお聴きした黒井さんの歌、最高でした。透明感が増して突き抜けていましたよ!!」 ★黒井容子さん・・・「ご主人様やお子様とご一緒に容子さんが参加して下さって、すごく嬉しかったです〜〜和太鼓のお話も素敵でした!容子さんはやっぱり女優さんですね!又、中島みゆき歌ってくださいね♪」 ★藤村さん・・・「主人のお誘いで、鍼灸の藤村先生がご参加下さって、今回とっても勉強になりました〜ありがとうございます♪そしてずっと学び続けておられる謙虚な姿勢に感動でした!!これからもどうぞよろしくお願いいたしますーー♪」 ★Maiさん・・・「Toshiさんのお誘いで、京都からMaiさんが急遽ご参加下さって、とっても嬉しかったです〜〜Maiさんの優しいお人柄にすっかりファンになった私!またぜひ京都に伺いますねーー♪」 ★誠さん・・・「朝から大変な総会の後でそのまま集いになだれ込んでくれて(笑)、本当にどうもありがとう!!!しかし、集いのこのアットホームな雰囲気はホントになんなんでしょうね〜〜〜みんなまるで大家族みたいにテーブルを囲んでワイワイ話をしているのって不思議な感じです・・でもきっと魂のご縁なんでしょうね。そしていつも天然ボケの私に代わって会費を集めてくれる役もしてくれてありがとう〜〜〜(^^ゞ とっても感謝しています♪」
みなさまへ愛と感謝をこめて。ありがとうございます・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆




 No.80 天照大神と春の山の辺 2003/05/08

先日の日曜日の夕方、主人と一緒に車で山の辺の道の檜原(ひばら)神社に出かけた。ゴールデンウィーク中だったので普段より人は多かったが、久々に少し休日らしさを味わった。
コープ(生協)もやはり食品業界なので基本的にゴールデンウィークとかお盆休みは無いのだが、最近は何かと忙しくて主人も夜中まで仕事をしたりしていたので、この休日で少し気分転換になったようであった。
この日は、珍しく主人が自分から「最近よく天照大神の名前が出てくるね。元伊勢といわれている山の辺の檜原神社に行こうか〜」と行ったので、「おぉ〜、それは良い案!」とばかりに賛成して出かけることになった。普段出かけるときは、主人が私に「どこに行く?」と尋ねることがほとんどなのであるが、この日はホントに珍しいことであった(笑)。
3時くらいから出かけたのだが、大変にお天気が良くて、夕方になってもとても日差しが強かった。遅い昼食を取ろうとして、梅干の天ぷらがうどんやにゅうめんの中に入っているので有名な店に入り、かやくごはんとにゅうめんと小鉢の定食を頂いた。これでおなかも一杯になって、「さぁ、歩こう〜♪」と檜原神社に向かった。
元伊勢と呼ばれる檜原神社のあたりは、山の辺の道の中でも比較的広々とした雰囲気で、どことなく伊勢神宮との繋がりを彷彿させるものがある。伸び伸びと開けていて、それでいて温かく包まれているような安らぎがただよう中、かつて天照大神が祭られた場所でゆっくり手を合わせて祈った。そして向かって左横を見ると、「豊なんとかの姫神」(忘れてしまいました・・(^^ゞ)というお名前があって、その「豊」という文字を見て「きっとアバンダンス(豊かさ)の女神様だね〜!」と思い、またゆっくりと祈った。三輪山をご神体にして鳥居が並び、天照大神さまと豊かさの女神さまが仲良く並んでおられる辺りからは、穏やかで平和な温かさと、大らかに天と地を見守って下さっているような包容力を感じたのであった。
それから檜原神社のすぐ近くのお土産物店に寄ると、店主?のおばあさまや若奥さんがにこやかに働いておられて、手づくり無添加の山椒の佃煮や金柑の甘煮や草餅などを元気に売られていた。初夏の風が吹きすぎるひなびた風情のテーブルで、手づくりの優しい味の草餅を頂きながら少し休憩して、また山の辺の道へと歩き出した。
山の辺の道に点在する古い神社から神社への道のり、透明な光がさす緑の中を歩いていると、時折涼しい風が吹いてくる。修行なさる方が使われる小さなお滝場もあって、初老の男性が綺麗にお掃除をしておられた。水のあるところはスーーっとひんやりした清々しい空気が流れている。これから夏になると一層、このひんやりした空気と風が本当に心地良いのである。植物と鉱物と空気が醸し出してくれる爽涼感。訪れるたびに、いつもとてもありがたく思うのであった。
その後、狭井神社近くの知るひとぞ知る素敵な公園で少し寝転んだり、無人販売の甘夏みかんをお土産に買ったりしてから帰った。白い花びらに薄い紫と緋色の模様が入ったシャガの花(小ぶりのアヤメのような花)が沢山咲いていて、とても美しかった。大らかで素朴な、心癒される山の辺の休日であった。




 No.79 心と言葉と魂と 2003/04/25

先日Myworkのページをアップして、そのなかで「幸せ無限大」という言葉を書かせて頂いた。
この「幸せ」という言葉には、今までいろんな想い出があって、とても大切にしたい言葉である。
以前フラワーエッセンスの講義と試験を受けるために東京に短期滞在していた時に、一緒に講義を受けた女性といろいろお話していて、その女性から「あなたは、幸せになるために生まれてきたようなひとだわ。」と言われたときのことがとても印象に残っている。その時に最も感動したのは、こういった言葉を人に捧げることのできる彼女の魂の美しさであった。
その時、私は「あなたも!あなたも同じよ!!」と心底伝えたかったのだが、彼女は自分のことになると遠慮がちな微笑を見せるばかりで、もう少しお互いの話ができたら・・と思ったのであった。
幸せは、いつも、このままでありのままで幸せなのではあるが、「幸せになる」というプロセスも又、とても美しいと思う。小さな種が芽を出して、葉を広げ茎が伸びて、やがて美しい花が咲くように、人生の花を咲かせていくプロセスは、かけがえなく愛しく美しいものであると思う。
そして、「自然」という言葉も、今までの私の人生のプロセスでもよく出てくる大好きな言葉。
忙しくてバランスを崩しそうになった時、自然のなかを歩くだけで癒されるのは、ただただ、そこに在るという喜びに優しく包まれるから。木も草も花もそのままの美しさで、訪れる人とともに在る。
そして人と人も、魂の美しさのままに共に在る時、かつてないほどの喜びと幸せを分かち合える
のではないかと思う。




 No.78 満月の徒然夜話X 2003/04/17

2003年の前半、特に3月と5月に大きな変化が見られることを、フォトンベルト研究家でメディアプロデューサー渡邊延朗氏がおっしゃっておられたが、地球のエネルギーが高まるときには、光と影、ポジティブ・ネガティブ両面が一気に出てくるように思う。そんなことを感じたり考えたりしながら3月を過ごして4月に入ったが、最近の新しい気づきを書いてみたい。

★新時代のフラワーエッセンス

私は、数年前にフラワーエッセンスというものに出会い、心惹かれるままに数百種類のお花のエッセンスとの出会いを楽しみ、実際に自分で使用して体験してきた。そして元々凝り性なせいか、フラワーエッセンス関係にはお金もかれこれ数百万投資したと思う。(ちゃんと計算していないが・・)これは『心と身体を癒す 世界のフラワーエッセンス』の著者のネイチャーエッセンス研究会の小川氏もおっしゃっておられることだが、まずとにかく体験してみることでフラワーエッセンスのメッセージを感じる能力を高めることができるのだと思う。私にとってこの数年間は、ある意味ではフラワーエッセンスとの蜜月期間、恋愛期間であったように思う。
フラワーエッセンス界の老舗であるバッチフラワーエッセンスの国際プラクティシヨナー資格のほうも、レベル3パート1を終了した。この先に進めば国際プラクティショナー資格を頂けることになり、現にもうすでにプラクティショナーとしてお仕事なさっておられる方々もいらっしゃるのだが、私はここで少し立ち止まってしまった。というのは、バッチフラワーエッセンスの国際プラクティショナーになると、他社の製品・・・たとえばパシフィックフラワーエッセンスやフィンドホーンフラワーエッセンスといったものをクライアントの方々にご紹介できにくくなってしまうのである。これは私にとっては非常に不本意でつらい選択であった。元々セラピストやプラクティショナーになりたかったわけではなく、実際に人生やビジネスにフラワーエッセンスも大いに活用したい!との希望を持って学んでいたので、その後も独学と実際の体験によって様々な学びと気づきを頂いてきたのであった。そして現在では、世界に存在する数多くのフラワーエッセンスをいかに21世紀的に希望を持って人々が活用していけるか・・・ということに私自身とても意欲が高まっている。
今までの気づきと体験と自分の直感を通して、数多くのフラワーエッセンスのブランドを大まかに2つに分類しているので少しご紹介したいと思う。
ひとつは、バッチフラワーレメディーに代表されるように、お花のエネルギーが心のトラウマやネガティブな性質をサポートしながら、その人本来の良さが自然に存在する状態に復刻していくという基本的なフラワーエッセンス。これは自分でレメディーを選んで心や感情を見つめながら使用していくこともできるし、信頼できる人のサポートやカウンセリングを受けながら癒していくこともできる。
もうひとつは、人間の思いこみや限界やブロックにお花のエネルギーが働きかけることによって、人生の出会いや愛と喜び・幸せの体験を飛躍的に増やしてくれるようなもの・・こういったフラワーエッセンスは比較的新しく創られたものが多く、ニューエイジ・21世紀的な要素が強い。
私はフラワーエッセンスのブランドを大まかに上記の2つに分けて捉えているのだが、先日ふと、これを月のリズムやエニアグラムと組み合わせて使ったらどうだろうか・・・と閃いた。例えば、満月から新月へと月が欠けていく浄化の時期には、ネガティブな心のトラウマを癒す前者のブランドのエッセンスを、新月から満月へと月が満ちてエネルギーが高まっていく時には、出会いや喜びをポジティブに高める後者のブランドのエッセンスを使っていくという手法が考えられる。又、エニアグラムとの組み合わせでは、タイプ別にマイナス面に向かう方向とプラス面に向かう方向があるので、その方向に合致するエッセンスを選ぶことで、より的確なサポートが可能になりそうだ。これらのことも、今後のテーマのひとつとしてじっくり取り組んでいきたいと思っている。
先日購入した江本勝さんの新刊本「水は答えを知っているA」にも、ニューエイジ派の代表のようなフィンドホーンのフラワーエッセンスの美しい結晶写真が掲載されていた。フラワーエッセンスは海外では医薬部外品として認定されていて臨床例も沢山出ているとはいえ、基本はやはり直感と体感のエネルギーの世界なのであるが、この結晶写真を拝見して、お花のエネルギーが実際にこのような美しい形をしていることにあらためて感動した。今後、スピリチュアルな導きと出会いを楽しみながら、新しい日本のフラワーエッセンスが誕生するといいなと思う。きっと驚くほど美しく繊細な結晶が見られるのではないだろうか。これからの展開がとても楽しみである。

★健やかな自尊心

最近よく読んでいる「うまくいっている人の考え方」(ジェリー・ミンチントン著 弓場隆訳 Discover出版)という本は、短いセンテンスでアファメーションとしても活用できるので、眠る前などに少しずつ読むのにおすすめの本である。人間関係や職業の選択、自信、幸せ、成功と深く結びついている「自尊心」をどう高めるかという内容が、とてもシンプルな言葉で語られている。よく自分を尊ぶことが出来ない人は他人も尊ぶことが出来ないと言われるが、単なる自己満足ではなく自分を真に大切にするのは、かなり難しいことでもある。人体のチャクラでいうと、自尊心は主におへその上の第3チャクラを中心としてハートの第4チャクラにかけての領域で、色でいうと鮮やかな黄色が主調となる。昨年から今年にかけて、特にこの「自尊心」のことが誰にとっても重要なテーマとなっているように思われたので、私も何かあると黄色のありがとうハンカチをプレゼントに使ったりしている。それと今年はなぜか、黄色いたんぽぽがいつもより沢山咲いているように感じるのだが、たんぽぽの鮮やかな黄色のエネルギーは、まるで私たちが自分や周りの人々を尊ぶ健やかな心を取り戻すのを応援してくれているようである。

★春の花々それぞれの美しさ

桜がかなり散ってしまったが、万葉の森の奥では、1本の美しい立ち姿の枝垂桜が今満開である。久しぶりの朝の散歩の帰り道で、道路の信号を待つ間にふと道端を見ると、小さな可憐な白と紫のすみれがひっそりと咲いていた。いろんな場所で出会うそれぞれの花の美しさ、いつもただ驚嘆するばかりで見飽きることはない。人もまたそれぞれの本質の美しさを表現できたら、世界は本当に美しくなるだろうと思う。




 No.77 桜・春風・緑の野草たち 2003/04/09

今年も桜の季節がきた。
2週間ほど前、主人と一緒に車で飛鳥の手前の野原にでかけて、桜のつぼみを眺め、つくしを取ったり野草と戯れて、2時間ほど春のひとときを楽しんだ。小さな野草たちもすくすくと育っていて、たんぽぽの黄色い花、はこべも小さな白い花を沢山咲かせてくれていた。
そして、先週末から桜も満開。今年は格別に桜の風情が愛しく感じる。土曜日は京都で、日曜日は近くの川沿いの桜並木と、飛鳥・万葉の森で美しい桜を眺めた。
月曜日も晴天だったので、お昼に飛鳥の手前のひっそりとした野原に出かけて、1本だけ立っている小ぶりな桜の木の元で、初めて『桜』のフラワーエッセンスを手作りしてみた。太陽の光が、まるで夢のように儚く美しい花びらを透かしてきらきらと降りそそいで、せつないくらいに甘い幸せに包まれた。フラワーエッセンスに少しお花を頂いて静かに桜の木を見上げていると、「豊饒」という言葉が浮かんできて、花びらがまるで無数の天使の微笑のように見えた。桜のお花のメッセージは、心の幸せの豊かさ(アバンダンス)を伝えてくれているのかもしれない・・と思ったのであった。

そして昨日はあいにく雨が降ったので、気になって夕方に少し散歩に行くと、春風に桜が散りはじめていて、淡い花びらが雪のように舞い、川の水面や道々の家の庭や花壇に降り積もっていた。夕陽が赤く沈みかけて、まだ少し肌寒い春風に舞う淡い花びらを眺めていると、あまりの美しさと幸せに少し気が遠くなりそうであった。そして風に吹かれて花吹雪の中を歩きながら、今こうして生きている幸せを心に抱きしめた。

桜の祝福を受けて、いま春も真っ盛り。そしてこれから夏に向かって、すべての生命が輝く季節!




 No.76 ビジネス★エスパー時代 2003/04/04

ここ最近、カリスマ実践マーケッターの神田昌典さんという方の「なぜ春はこない?」という新刊本が話題になっている。以前から、「60分間企業ダントツ化プロジェクト」などの著書は読んでいたのだが、今回の新刊本はアストロロジャー(占星術)の來夢さんという方が監修されていて、人生サイクルとビジネスを融合した異色なものである。
略して「なぜ春」。私はこの本を、3/27にたまたま入った書店でなんとなく手にとって購入した。そうすると、自宅に帰ってメールチェックしたら、この新刊本とサイトオープンと出版記念パーティーのお知らせが来ていた。これが、シンクロの1つめ。(大変自分勝手なシンクロと思われるかもしれないが、私にとっては大切な気づきの気配がしたのである・・)
その後でプロジェクトInfinityMLのメンバーに入って下さっている方が、この「なぜ春」のシーズンズというサイトで生年月日で春夏秋冬を診断できるサービスのことをメールに書かれていたのを目にした。シンクロの2つめ。
そして、私も大ファンのコンサルタントの方に「なぜ春」のことをお伝えしたら、ちょうど読んでおられたとのこと。1月に神田さんともお会いされて、いろいろお話されたそうである。これをお聞きした時、「やはりビジネスの世界でも、今年の大がかりな変化がもう始まっている・・」と感じた。それがシンクロの3つめで、その後もまだ続いている。
私がこの一連のシンクロから感じたことは、“ビジネスとスピリチュアリティ・システムと感情・男性性と女性性のように、一見相反するものがお互いに近づいて融合しはじめている”ということであった。
「なぜ春」の中で神田さんが提唱されている春夏秋冬理論は、ある意味で、数秘術やマヤ暦のように、21世紀型の象徴視点を持つことを助けてくれるツールの一つではないかと思う。
象徴視点は(以前にも書いていたが)8つめのチャクラと言われていて、頭頂の第7チャクラのそのまた上にあり、直感に満ちた微細なエネルギーとつながるポイントである。そして、この象徴視点を持つと、第3の目と言われる眉間のチャクラの『洞察力』も、より一層包括的・宇宙的な方向に高まっていくことだろう。
又、4/19には不思議研究所の森田健さんのビジネス講演会が東京で催される。残念ながら私は20年ぶりの同窓会があって参加できないのだが、もりけんさんの講演会では“今までの経験則ではなく、未来則によるビジネス”の凄いお話がいっぱい出てくると思う。
ビジネスも、もうすでにエスパー時代。右脳・直感・イメージ・予知・リーディング・宇宙の叡智を秘めた占術・・・私たちの内部の無限の可能性を揺り起こしてくれるものが、いま急速に広まりつつ
ある。

世界は大変革のとき。これから2012年までの10年間に、人々は信じられないほど様々な体験をしながら、次の進化へのステップを歩んでいくのだろう。今まで見たこともないような美しい花々が咲き始めるかもしれない。そしてようやく遊び疲れた頃には『おかえりなさい・・』。懐かしい声と共に、魂のふるさとの温かい抱擁が待っている。




 No.75 自由と奉仕 2003/03/25

戦争が始まり、又もや同じことが繰り返されようとしている。しかし、今、ほんとうのところ何が起こっているのだろうか。皆心の中でこの問いかけをされていると思うが、私も悩みながら答えを出し、自分なりの生き方をしたいと思っている。

数年前に読んだプレアデスシリーズの「人類と惑星の物語」という本に、宇宙の中で繰り広げられた戦いの歴史が詳しく書かれているのだが、その内容の真偽は別として、気の遠くなるような人類と惑星の永い戦いの歴史に、非常な倦怠感と哀しみを覚えた。そのときは正直言って「こんなに愚かな悲しい歴史を繰り返すために、我々は生きているのか」と絶望感を覚えた。でもその後に、この倦怠感と哀しみこそが「もう2度と、同じことを繰り返したくない」と私を決意させてくれたのである。
今年の1月の幸塾全国大会でもフォトンエネルギーのお話があったが、今この地球で起こっていることは、単に地球のみのことではなく、宇宙全体の変化の中で起こっていることのようである。
そしてここでまた人類の真価も問われる。「人類は何を望むのか」今、私達ひとりひとりが、それを自らの心へ問いかけているのだ。
私は、30代以降に様々な人々との出会いによって、また気やエネルギーも実感できるようになって、それ以前とは現実感もかなり変化してきたように思う。スピリチュアルなことも含めて包括した現実感という感じである。こういう感覚は、バランスが取れている時には特に心地良く、平和・幸せ・今ここで生きているという温かい感じがある。しかし、このバランスを見失うと、起こっていることへの恐れ・不幸せ感・不満といった感情に囚われやすくなる。自分でもバランスを見失っているときは「あ・・今、ずれている」と感じるのだが、その中で又学ぶこともある。自分のことも、人類のサンプルのひとつとして考えると、今はきっといろんなことを体験しながら、意識の変化・・・それはまるで螺旋状の階段を上っていくような変化の道を歩んでいるのだと確信するのである。
そしてこれからの生き方として、自由と奉仕ということを想う。これは極端な話だが、もしすべてが再生可能・蘇生可能であれば、地球がどうしようもなく汚染されても又再生できるとしたらどうだろうか。しかし、これもあながち夢物語ではなくて、右脳を開発した子供達はイメージで親の病気を治してしまうというし、潜在能力の可能性は無限であると思う。「光の12日間」という本の中では、意識の目覚めた人達が枯れた樹木を癒して蘇らせながら地球を蘇生し、また自由に光とエネルギーの世界に遊ぶ様子が描かれているが、フォトンエネルギーが日々刻々と浸透している現在、意識のレベルが上がると、まさにそのような時代へ入っていける可能性は大きいと思う。
そういった視点をプラスして観ると、いま地球上で「戦争」を選択している人がいるが、私は何を選択するのか・・ということである。そして小さな事からでも、自分も周りも蘇生化するような方向で生きることは、今の地球に対してできる最大の奉仕であると思う。
これから、人が生きるうえで本当に大切なこと≪愛と幸せ・生命の輝き・意識の進化・・≫に多くのエネルギーが流れていく時代になればいいなと思う。その美しいエネルギーの流れの中で、多くの親愛なる人々とともに生きていきたいと思う。




 No.74 満月前後の徒然夜話 2003/03/24

3/18の満月に徒然夜話を書きそびれてしまったのだが、この満月前後の一週間、ここ最近を少し振り返って書いてみたい。

○エコ・オフィス&アバンダンス

3/15(土)の集いは、京都・木津のトータルヘルスデザイン様にお集まり頂いた14名の方々と、心ゆくまで幸せなひとときを過ごさせて頂いた。今回、THD様のご好意でエコ・オフィスとヴィーナスランドの見学・体験もさせて頂き、近藤社長様からの美と健康の最新情報のお話・天緑農法で実った玄米(食べるだけで、唾液が赤ちゃんのような弱アルカリ性になります)のおにぎりを食しての実験(みるみるうちにリトマス紙の色が変わって皆さんビックリ!!)、その後にはアバンダンスワークでの交流のひととき・・・と、あまりに心地良い時があっという間に過ぎてしまい、予定より1時間ほど超過してしまうほどであった。(THDのスタッフ様に感謝!!)
そしてこの日初めてのオリジナルワークであった「アバンダンスワーク」の内容は・・・

●参加者の皆様の自己紹介タイム
●フラワーエッセンスの簡単なご紹介
●「繁栄のための40日間プログラム」のご紹介(ヒア・アンド・ナウさん翻訳)
●「人生の豊かさ」についての瞑想タイム(熊野在住の福井さんの笛のCDを聴きながら・・)
●アバンダンスエッセンスにふれてみよう
●“豊かさ”を一枚の絵にしてみよう(参加者皆さんが少しずつ描いて1枚の絵が完成!)
●1対1のワーク「豊かさの流れを止めているもの」
●感想&カエルカード&シェアタイム(皆で描いた絵を見ながら・・)

このワークの間ずっと、ご参加下さった皆さんそれぞれが、ご自分の本質・心の声に耳を澄まされているようで、お話されている時や分かち合いをしている時の表情の美しさがことのほか印象的であった。エコ・オフィスの素晴らしい場の中で、癒されリラックスして豊かな交流の時間を持てたこと自体に、THD様とご参加頂いた皆様に心より感謝したい。最後の皆で描いた絵を見ての感想タイムでは、「いろんな絵がかぶさっているのはお互いを信頼しているから。」というおかもっちさんのコメントに深い感銘を受けた。又、遠隔でご参加頂いた皆様に心より感謝であった☆☆
その後、近藤社長様にお礼のメッセージをお送りした後、「これからもますます、このプロジェクトが発展し、華やかに成長されますよう心よりお祈りいたします。」との励ましのお言葉を頂き感無量であった( ; _ ; )/~~~ 感謝合掌。

○シンクロニシティの呼びかけ

最近、ひとつのテーマが一時に複数の方から来ることがよくあって、「あれっ・・・これはシンクロニシティ?」と思うことがよくある。そんなとき、頂いたメッセージをなるべく素直に受け取るようにしている。以前は「これは自分にはまだ早い・・」とか思ったりして、せっかく頂いたお話を断ったりもしていたのだが、それは内心に失敗への怖れもあったように思う。そして今、「流れに身を任せる」「ありのままの自分で、心に希望を持って生きていく」少しずつそんなふうに思えるようになって、シンクロニシティを楽しみながら一歩ずつ歩いていきたいと思う。

○感動の幸塾

3/19に京都雅幸塾の「ぎおん・おいしんぼさん」の集まりで沢山の方々と出会った。この日、船井会長がお顔を見せて下さって非常に場が湧き立ったのである。そのとき思いがけずに会長秘書の堀田様が、私の名前も覚えておられて呼んで下さって本当に嬉しかった。まるで天使のように可憐で美しく賢く謙虚な女性である。そして吉本有里さんというシンガーソングライターの女性の方が、愛に満ちた心に響く優しい歌を歌って下さった。「忘れないで・・すべては癒されてつながっていく・・・すべては許されて花咲いていく・・」この詩を聞いて涙が2、3粒流れ、その後でとても清々しい気持ちになった。帰りの特急では奈良のおじきさんこと河童堂さんとご一緒して、いろんなお話をしながら頷くことしきりであった。「もっと謙虚になりたい」とおっしゃったおじきさんの笑顔には柔らかな光がキラキラと舞っていた。翌日は3/20は大阪ワクワク幸塾の集まりに参加して、笑顔教室の野坂先生の真摯なお話にまた新たな感動を頂いた。帰りに、おかもっちさん、陽子さんともっと話していたかったのだが、またゆっくり時間を取ってお話したいね!と約束して帰った。2日続けての感動の幸塾、ありがとう!!

○新しい春

3月は様々なことが起こり、世の中はますます混沌とした情勢にあるが、その中でもすくすくと新しい春が育ち始めている。古い荷物は手放して、何も持たずに真新しいドアを開けると、そこには・・・。そのイメージこそ、私の、あなたの、本当の心の願い。心のドアを開けて、幸せの種まきをする春はもうすぐ・・・(*^_^*)




 No.73 愉快な≪まるまる祭り≫ 2003/03/10

3/8(土)、9(日)と奈良のあやめ池遊園地にて「まるまる祭り」というお祭りが催されて、コープも出展していたので、私も9日のお昼からお手伝いに参加してきた。
この日、あやめ池遊園地は入場無料となり、入り口から沢山のブースや屋台で賑わっていた。コープのブースでは、無農薬のバナナなどの果物、無添加・安心のフランクフルトやアップルキャロットのジュース、その横では組合員さん手作りの天然酵母パンやクッキーを販売していて、私も試食のクッキーやパンを片手に「こんにちは〜いらっしゃいませ〜〜安心な国産小麦で作った美味しい天然酵母のパンとクッキーはいかがですかぁ〜♪」と、久しぶりに楽しく呼びかけをした。
今回の催しはフリーマーケットも沢山出ていて、遊びにきた人が自由にのんびりした買い物をしている雰囲気だったので、自分もその場を楽しみながら、お客さんとの出会い〜一期一会〜を楽しむ・・・そんなHappyな時間を過ごせて新鮮な気持ちであった。
「まるまる祭り」では音楽やダンスの催しの企画も沢山あって、「せいかつサーカス」さんという素敵なバンド(じつはコープの職員の方がドラムを担当されている)も出演されていたので初めて生演奏を聴いたのだが、これがまた凄〜く良かった!そしてバンドのメンバーの前では、ファンキーな大道芸人の方やヒッピー系のファッションをした方々がものすごく楽しそうに踊っておられて、「No!War!戦争反対〜」とメッセージもあったりして、寒波の中をなんだか不思議な雰囲気でとても盛り上がっていたのである。
そんな感じで、私もいつもとは又違った気分でこのお祭りの雰囲気を楽しんでいたのであるが、またクッキーの籠を片手に「こんにちは〜♪」と売っていたら、いつのまにか、さっき見ていた大道芸人の人(極彩色のピエロのような服&リオのカーニバルのような狼の被り物を頭の後ろにくっつけられていた背の高い人)が急にこちらを見て近づいてこられた。そしてニコニコして手に持っているカレーをスプーンですくって私の口に入れようとされたので、一瞬思わずそれを食べそうになった(笑)のであるが、なんとなく恥かしくなってやっぱり食べられなかった。その時又ひとりヒッピー系の人が近づいてこられて何も言わずいきなりクッキーを買おうとされたので、この一瞬の出来事に内心ビビッていた私(^^ゞであったが、なにか無性に面白くて「こういうのも楽しいなぁ〜!」と思った。その後も、ヒッピー系のファッションの人が何回か近づいてこられて、何も言わずニニニッと笑ってクッキーを買って下さってすごく嬉しかったのだが、なんとなく“言葉を介さずに感覚的につながっているような感じ”がしたのであった。
この日出会った素敵な大道芸人の方(ある人の情報によると、この方はプロの大道芸人さんでお子様も何人かおられるそうである)やヒッピー系の方々との一瞬の出会いのお蔭で、とても心に響いてきたことがあった。それは“楽しんで生きることは、無条件の愛を知らず知らずのうちに流して与えていること”。差し出して下さったカレーをその場で食べることはできなかったけど、楽しさと喜びのリズムを惜しみなく分け与えてもらったような気がしたのであった。そしてこの日は、コープのスタッフの方々や理事さん方がとっても頑張ってくださって、そんな中で一緒に過ごした時間が何より温かかった。
帰りには主人と一緒に、この「まるまる祭り」の実行委員長の女性プロデューサーの方ともご挨拶させて頂いて、又何か励まされるような気持ちであった。皆が集う場を新たに創っていくことは大変なチャレンジがいる反面、思いがけない素敵なハプニングと感慨深い出来事が起こって、それぞれの人々の心にその波紋が広がっていく。これからもそんな素敵な場で、人生の素晴らしさを皆で分かち合えたらいいな・・と思った1日であった。




 No.72 GIFTの時間 ≪後編≫ 2003/02/28

2/12〜14まで千葉の「くりもと地球村」さんにて、大地と空と清々しい空気の中で貴重な時間を過ごさせて頂いた。温かいお世話をして下さったくりもと地球村代表の佐藤さんと研修生の皆さんにあらためて感謝☆☆☆

★2/12〜2/14★

2/12の夕方に、東京八重洲口から「くりもと」行きのバスに乗り、くりもと地球村さんに向かった。昼間に時間がもう少しあれば、もう一度芝ビルに伺おうと思っていたのだが、バタバタとしているうちに夕方なってしまい、幸塾の直姐さまにと買っていた大きなプリンを2個持ったまま、バスに乗ってしまった。どうしても美味しそうなケーキ店が見当たらなくって有機デリカのお店で買ったプリンだったのだが、仕方がないのでバスの中でひとりで2個とも食べたのであるが、私はやっぱり根っからの「プー」な性格のためか(笑)よくこういったことをしてしまう。「う〜ん、今度芝ビルに伺う時は豪勢なケーキを買っていこう〜♪」なんて思いつつ、でもその有機デリカ特製のプリンも思った以上に結構美味しかった。「バスの中で、ひとりで2個もプリンを食べてニヤニヤしている変なひと」それはまさに私のことであったが、行動したり旅行したりすると、いつもこういう妙なことをしてしまいやすいので、我ながら笑ってしまう(^^ゞ

でも何とかとりあえず、「これでようやく『くりもと地球村さん』に向かっているんだわ・・」とほっと一安心して1時間半ほどボーっとしながらバスに揺られ、ようやくバス停に到着。バスを降りると、3年前に見た懐かしい光景が広がっていて、とっても感慨深い。私が持っているPHSが圏外になっていて入らないので、公衆電話から佐藤さんの御宅にお電話をした。「5分ほどで行きますよ〜」と優しいお声に安堵感でいっぱいになる。ハードボイルドな車でお迎えに来て下さった佐藤さんと「ほんとうに3年ぶりですねぇ〜〜」と久々のご挨拶。佐藤さんは相変らず本当に素敵な方で、そのまんまで映画俳優みたいなのである。これは私ばかりではなく、3年前に一緒に伺った主人も同意見であって、きっと男性からも女性からも憧れられるタイプなのだと思う。40代後半でいらっしゃるのだが、大地に根ざした逞しさと同時に、少年のような純粋さも併せもっておられる。佐藤さんといると、なんとなく昔にTVで見ていた「大草原の小さな家」という外国のドラマの中の温かく優しいお父さん役の人を思い出してしまうのだが、佐藤さんのほうがもっとずっとお若い感じである。
少し佐藤さんとお話しているうちに、すぐに「くりもと地球村」の目印の佐藤さん宅(素敵なログハウス)と宿泊所の木内庵が見えてきて、その横に、今建設中のオーガニックピース館が薄闇の中に美しく白く浮かび上がっているのも見えた。「わぁ〜〜あれが、オーガニックピース館なんですね!!」すでにHPのほうでご紹介されていた写真を見ていたのであるが、そのデザインとフォルムの美しさにとても心惹かれたのであった。大工さんとご一緒に佐藤さんや研修生の皆さんでセルフビルドされているオーガニックピース館は4月末に完成予定ということであったが、建設途中の姿も拝見できたのが今回とても嬉しかった。
宿泊施設の木内庵の女性専用の2階のお部屋に案内して頂き、荷物を降ろして1階に下りていくと、研修生の方々とご挨拶。皆さん、毎日の畑の作業やかたらいBOXの箱詰め作業が終わると、オーガニックピース館の建設の作業に邁進されていて、暗くなるまで頑張っておられる。そして、夜7時過ぎ頃から夕食を皆で和気あいあいと作られての食事タイム。HPにも載っておられたとっても穏やかな優しい笑顔の中山さん、大きな瞳が印象的な学校の先生を辞められて「くりもと地球村」さんでご活躍されている清水さん、まだ学生さんかと思いきや今、31才で今後に本格的に研修生として学ばれる関さん、そして、「あれっ?3年前にお見かけしましたよね!?」と思いがけなく再会できた地球大学にも関わっておられるオサムさんらとご一緒に、採れたての自然農の野菜の手作りの夕食を頂いた。それぞれの人が1品位ずつ作って、いろいろと創意工夫された野菜料理が並ぶ本当に温かい手作りの食卓。私も参加させて頂いて、皆さんと挨拶や交流しながら、12日の夜は瞬く間に過ぎていった。明日の朝が早いのでもう寝ないと・・と11時過ぎに部屋に戻り、シャワーを浴びて就寝。思った以上に冷え込んだのか、鼻水が出てきて困ったが、うとうとと夢を見ながら眠った。
次の朝は早くから「コケッコッコー!!」と元気の良い鶏の声で目が覚めた。時計を見ると5時過ぎであったので少しぼんやりしていると、研修生の皆さんが起き出されているようであった。毎朝7時から佐藤さんの御宅でミーティングとのこと。その後、8時頃から皆さんで朝食。ここで合流させて頂いて、皆さんと一緒に朝食を取った。美味しい玄米とお味噌汁とおかず、天然酵母のパン(くりもと地球村さんでとれた小麦「麦彦」を使って近くの方が焼かれたパン)を頂いて、腹ごしらえも準備OK!その後に、宅急便で送る「かたらいBOX」の箱詰め作業の体験。中山さんにいろいろ教えて頂きながら、元気な関さんとお話しつつ、真剣に作業に取り組む。ひとつひとつの作業の段取りがあり、とても手間をかけられて丁寧に丁寧に箱詰めされていく。自分も少し箱詰めを体験させて頂きながら、また今度かたらいBOXが届いた時には、きっと一層感慨深くなるように思った。
その後に、まだ風は冷たいけれども温かい日差しが心地良い畑に出て、車の荷台に乗せて頂いて向こうの畑まで移動。白ネギ、ホウレンソウの収穫作業を分担して手伝わせて頂いた。白ネギの周りには柔らかなハコベが密生していて、ホウレンソウもまるで大きなタンポポの葉っぱ!のよう。大地の野生のパワーをいっぱい受けて育った野菜達は、野草とも仲良く共存していて、見ているだけでも元気で嬉しくなってくる。白ネギの抜き方、ホウレンソウの取り方を中山さんに丁寧に指導して頂きながら、3人で収穫作業に励む。私が少しノロいので、その分を関さんがとても親切にサポートして下さった。そして、またゴトゴトと荷台に乗って、今度は小芋の畑へ。掘り起こし方を教えて頂いて、親芋と小芋を分けて大きなカゴに入れていく。親芋の周りに小芋が鈴なりであった。
その作業が終わると、お昼ご飯になり、また木内庵に戻って、お昼ご飯を皆で美味しく頂いた。前夜に中山さんが小芋を蒸しておられたのが沢山あって、そのまま食べてもとても甘くて美味しい。外へ出て働いたせいか、とてもお腹がすいたので、ご飯も沢山頂いた。
お昼ご飯の後で又、箱詰め作業などをし、その後の休憩のあとで、今度は人参の収穫作業にチャレンジ。人参も何回もに分けて大きくなったものから収穫するということであった。畝の横にシャベルを深く入れて少し掘り起こした後で軍手をはめて手でかきだしていくのだが、私が非力?なせいか、シャベルで深く掘り起こせないので、代わりにその作業を関さんがやって下さって、その後で土を手でかきだした。掘り出した人参は、おおよその大きさで出荷用と自家消費用に分けて大きなカゴに入れていく。慣れてくると思わずポンポンと入れてしまいやすいのだが、関さんが「人参は割れやすいので優しくカゴに入れてくださいね。」とニコニコしておっしゃって、その時に「そうなんだ〜〜野菜も優しく大切にお届けされたいよね・・・」と痛感した。農作物への愛情と優しさを持って作業することの大切さを教えて頂いたのであった。
そして、13日の夕食は、ささやかでも何か温かいものを作らせて頂きたいと思い、少し離れたスーパーに車で連れて行って頂いて、鮭入りのかす汁の用意と梅ワインなどを購入して、研修生の皆さんより一足お先に木内庵にて料理を作り始めた。そこへ又、今日の作業が終わった方からお一人ずつ帰ってこられて、いろいろと手伝って下さったり、又ダイナミックな野菜料理を作り始めたりされて、テーブルには沢山のお料理が並んだ。そして佐藤さんも席につかれ、皆でぐるりと大きなテーブルを囲んで座って食事が始まった。佐藤さんからくりもと地球村さんの新しい取り組みやいろんなお話を聞かせて頂きながら、私のほうの近況やプロジェクトInfinityのこともいろいろご報告して、これからお互いに交流しながら素敵なこと、楽しいことをやっていこうということを話し合えて本当に嬉しかった。佐藤さんが空海・高野山に心惹かれておられるということも初めて知ったり(私も以前から高野山大好きなので凄く嬉しかった!)、またキャロル・アドリエンヌさんの「人生の意味」の本のことでも、佐藤さんや清水さんが今読んでおられる最中ということだったり、その他、フォトンベルトのお話も飛び出したりして、沢山のシンクロニシティーにも富んだ豊かな交流の時間を過ごさせて頂いた。佐藤さんの存在感と温かさ、研修生の皆さんのそれぞれの豊かな個性の素晴らしさ、ほんとうに「ここに来てよかった、ありがとう。」とずっと心の中で思い続けていたのであった。
翌朝はとてもお天気がよく、帰りの荷物をまとめてから、佐藤さんや皆さんの写真を撮らせて頂いたり、畑やオーガニックピース館やゼロドームの写真も撮り歩いた。佐藤さんちの可愛い犬たちとも少し遊ばせてもらって(残念ながら写真に撮り忘れてしまった〜!)、ヤギや鶏達とも別れを惜しんだ。そして「温泉に入っていくといいよ〜」のお言葉に甘えて、車で5分くらいのところに新しく出来た紅小町温泉に送リ迎えして頂き、燦々と降りそそぐ日差しの中で露天風呂まで楽しませて頂いた。温泉から帰ると、また皆さんとご一緒にお昼ご飯で、美味しいお料理を名残惜しく頂いた。間際になってバタバタしてしまう私の性格ゆえに、またまたこの時も食事の後の自分のお茶碗の洗い物まで面倒を見て頂いて、本当に涙が出そうであった。2時のバスの時間に間に合うように佐藤さんの車に乗り込むと、研修生の皆さんが大きく手を振って下さった。名残惜しく、でも又来ます〜〜と心の中で思いつつずっと手を振り返しながらバス停へと向かった。送ってくださった佐藤さんとこれからのことをお話しながらバス停に着いて感謝の握手!!少し待っていると東京八重洲口行きのバスが来て、荷物を降ろして席に着き、くりもと地球村さんを後にした。
バスに揺られて東京駅に着き、今度はまた名古屋行きの新幹線に乗った。新幹線の中ではスーザンの本の残りの数ページを読み終わったのであるが、読後、今回の実際の旅とスピリチュアルな心の旅が二重らせんとなって交差しながら続いているような気がして、また目を閉じた。そして名古屋を経由して八木駅に到着し、奈良の自宅に戻った。

今回のくりもと地球村さんでの出会いと体験と交流は、本当にGIFT以外の何物でもないように思う。そして、2/7から2/14の間に頂いた数えきれないGIFTに、再び心より感謝したい。
以前から「受けとる」ことが少し苦手に思っていた私が、体験・行動することによって様々な方から頂いたGIFTを前にして感じたことが少しでも伝わっていたら、本当に嬉しく思う。そしてこの長文のめもをお読みくださった皆様にも心からの感謝を贈りたい。




 No.71 GIFTの時間 ≪中編≫ 2003/02/24

2/10・11は、東京での展覧会やセミナーにも参加して、また新たなご縁を頂いたり、素敵なコミュニケーションの時間を過ごさせて頂いた。お会いした皆様に心より感謝☆☆

★2/10〜2/11★

2/10のお昼過ぎに八木駅を出発し、名古屋を経由して東京に向かった。昨年の秋のサトルエネルギー学会講演会の時に主人と泊まったマンション形式のオーナーズホテルがとても快適だったので、今回もそのホテルに宿泊することにした。禁煙のお部屋でインターネットも対応していて、シングルルームでもお部屋の広さもかなり広々としてゆったりできる。内装もシンプルでクリーンなところがとても落ちつくのである。
旅行時の宿泊は、時にはプリンスホテルだとかリッツカールトンみたいにリッチなホテルでゆっくり優雅に過ごすのも素敵だが、観光ではなくて行動拠点として利用する場合には、シンプルでクリーンなホテルはとても使い勝手が良い。そして私のようなおっちょこちょいの性格だと、いつも旅行のときに妙な忘れ物をするので、近くにコンビニや雑貨のショップがあったりするのが最も好ましく思う。又、長期滞在のときなどには外食が続くと野菜料理に飢えたりしてしまうので、ヘルシーな有機野菜のデリカのお店が近くにあると、もっと嬉しくなってしまう。この東京ビュックというホテルは料金が何故だかものすごく安い上に、上記のような条件も満たしていて、私にぴったり(笑)なホテルなのである。ただし、基本的に平日はやっていない。オーナーになると別かもしれないが、単に泊まるだけなら、土日と祝日前後のみである。
以前に東京で宿泊した際に、シングルルームで1泊¥15000位のホテルでも、お部屋が狭かったり煙草の匂いが気になったりして困ったこともあったが、このホテルはその半額以下の価格でこの広さと安心感は、本当に超良心的だと思う。フロントの方もとっても親切であった。

10日は移動の時間が大半で、夕方に東京駅に着いて、東京がご実家の知人と待ち合わせて少しお話しているうちにすぐ時間が経ってしまい、その後にとりあえずホテルに落ち着いた。新幹線での移動の間は、ずっと「天国を旅するスーザンからのメッセージ」の本を読んでいて、ホテルに帰ってからも又この本の続きを読んだ。今回の旅行の前に、知人に本をプレゼントしようと思って自宅近くの書店に入って、そこで前々から気になっていたこの本も見つけたので、旅行中に読もうと購入した。この本は、不思議研究所の森田健さんがおすすめされていた本で、解説も書かれている。思ったとおり、読み進めるうちにどんどん惹かれていく内容で、ふと気づくと、知らないうちに意識が違う次元にいるような感覚になっているのである。そしてこの本を見つけた時から、「この一冊を読み進めながら旅をしよう」と思っていたので、ゆっくりと少しずつ読みながら、変化していく意識とともに、3次元の旅と並行しての時空の旅をも楽しんでいるような気分であった。

翌日11日は、まずお昼前にホテルを出て、東京体育館での楽さん主宰のセミナーに参加。楽ちゃんは、昨年「楽モテワールド」という素晴らしいイベントを成功させてご活躍しておられるチャーミングな女性で、昨年のサトルエネルギーで初めてお会いしたのだが、すぐ打ち解けてお話が出来た。そして今回のセミナーで初めてMr.R.S氏という講師の方のお話を聴いた。Mr.R.S氏は海外の大富豪の方々とも親交を持たれる多彩な経歴をお持ちの紳士で、占星術にも大変お詳しく、そちらのほうでもご指導をなさっておられるとのことであった。セミナーの最後には、お得意のハーモニカまで披露され拍手喝采。セミナー終了後に名刺交換もさせて頂き、又新しい素敵なご縁を頂いた。
その後、今度は都営三田線の芝公園駅に下車して芝ビルへ。芝ビルに到着した時にはもう3時を越えていたが、11階の『光と水と風展』の展覧会会場では、着物作家&アーティストのふにゃ〜さんや、幸塾副会長で写真家の濁屋善さん(京都や東京に素敵なお店も多数経営しておられる藤田氏)のお顔が見え、沢山の方々に囲まれてお話しておられた。「わぁ、楽しそう〜♪」と思うやいなや、奈良のおじきさんこと河童堂の山口さんが笑顔でお声をかけて下さって、まるで我が家に帰ってきたような和やかさにほっと一息。おじきさんはどこにおられても、本当に根っからの和み系のお方〜(^^)だと再確認!お会いしたとたんにニコニコと嬉しくなってしまう。ここで又、いろんな方々とお話や名刺交換させて頂き、数秘術のお話まで飛び出して、温かい交流を楽しませて頂いた。又、濁屋善さんから、とっても素敵な写真のお葉書のセットまで頂いて大感激!!深いお優しい瞳のダンディーな方で、以前に森田健さんのオフ会(幸塾合同オフ)で初めてお見かけした時から素敵な方!と憧れていたのであるが、今年になって1/25と今回少しお話させて頂いて、本当に嬉しかった。帰りには、7階のTHDさんに寄らせて頂き(ちょうどAさんがおられない日だったので残念であったが)、5階の幸塾の直姐さまともお会いできた。直姐さまが10日11日の展覧会を心からサポートなさっている姿に胸打たれ、又東京に伺った際にはぜひランチをご一緒しようねと約束♪なんとなく東京にも親戚が出来たようなほっこり幸せな気持ちであった。
その後、展覧会を後にして、今度は銀座1丁目に向かい、BBSにもご登場下さっているヒアさんと、ご友人のKさんという通訳・翻訳をなさっておられる女性と3人で、銀座のアフタヌーンティーのカフェレストランでお会いした。そこで、ヒアさんともKさんとも初めてお会いしたと思えないほど、いろんなお話に花が咲き、本当に心弾む楽しい時間を過ごさせて頂いた。ヒアさんが親しくなさっておられる『人生の意味』の著者のキャロル・アドリエンヌさんの昨年秋のワークショップで、Kさんが通訳をなさったそうで、そういったお話も沢山聞かせて頂けて嬉しかった。(そのワークショップは私もとても参加したかったのであるが、残念ながら行けなかったのであった)又、HPの企画制作についてもご質問を受けて、いろいろ情報交換をさせて頂いた。
お店の雰囲気もさすがアフタヌーンティーという感じで、おしゃれでありながら気さくで居心地が良く、又お料理も繊細で美味しかった。有機野菜のサラダやマグロのレアステーキや天然酵母のフランスパンと一緒に、私はヒーリングという名前の珍しいカクテルを頂いた。ベリーの甘酸っぱい味がとっても美味で、少し夢見心地であった♪夜6時にお店で待ち合わせしてから10時近くまでお話し、この出会いとご縁に深く感謝して、その後ホテルへと帰った。ホテルに戻ってシャワーを浴び、又少しだけスーザンの本を読んでいるとウトウトとして、今日一日の数多くの素敵な出会いを振り返りながら眠りについた。今日一日に頂いたGIFTがあまりに多くて感激も冷めやらなかったのであるが、目を閉じると様々なシーンが浮かび、ご縁を頂いた方々が微笑んで下さっているようであった。
翌日は、お昼の間に寄りたかったお店に回って、夕方に東京八重洲口から「くりもと」行きのバスに乗った。3年ぶりに訪れた「くりもと地球村」さんでのご報告は、次の後編で・・・(^^)




 No.70 GIFTの時間 ≪前編≫ 2003/02/19

2/7から2/14までの1週間を振り返ってみると、この間ずっとかけがえのない素敵なGIFTを頂き続けたように思う。心境の変化のままに書いていくと、とりとめなくなってしまいそうなのだが、読んで頂けたらとても嬉しい。

★2/7★

2/7は、郡山の整体のM先生のことろへお仕事に伺ったのだが、私も先生も≪次回までの宿題≫をお互いにやり残していて(笑)、その上、ついお話がプロジェクトのことやM先生が新しい施術院を開設なさるという話題で盛り上がってしまって、その日はいくらHPの制作画面に向かっても一向にはかどらない。そして私は少し風邪気味みたく体調がもうひとつ。でも、なんとか「ちゃんとやらなくては!」とばかりに意欲を出そうとして、先生にページの作り方をご説明しようと努力を続けていたのであった。
しかしそこで、M先生が数秒間じっと私の顔を見つめてから突然「今日はHPやめよう」とおっしゃったのである。そして「今、必要なことをしよう!」と提案をされた。その時、正直言って理由のない安堵感とともに、まだ少し心の中で葛藤を感じていたのであるが、このまま続けてもあまりに能率が上がらないので、やっとあきらめてM先生の言葉に従うことにした。
それで、まず新しい施術院の場所をM先生とふたりで見に行くことにした。今現在の施術院の場所から近いところなのだが、その新しい場所を見たとたんに「あっ、これはいい場所ですね!!」と、私までとてもワクワクしてきて嬉しくなってしまった。
M先生の治療は、整体とエネルギー療法をMixされた独自のもので、私が2年前に仙骨のあたりの痛みで大変困っていた時に助けて頂いたのがご縁の始まりであった。今の施術院には、関西圏の遠いところからもクライアントの方々が来られていて、又、月の半分くらいは東京で施術をなさっておられる。白血病などの重病の方も通われていて、数回の施術で快方に向かわれているとのことであった。元々はどちらかというと、そういった深い施術とサポートを必要とするケースに向いておられるのであるが、数秘術の周期的に見ても、M先生が今年から又新たな変化の時期にきていらっしゃることもあり、私も、今後はぜひM先生がより一般的に広くご活躍なさることを願っていたのである。
そういったことからも、今回の施術院の移転のお話は、とても良い変化だと思い、ご一緒にその場所を見に行った後で、新しい展開についていろいろとお話をさせて頂いた。
その後には、私が少し体調を崩し気味だということで、久々にM先生に施術とヒーリングをして頂いた。言葉でうまく説明できにくいのだが、何か身体にからまっていた紐のようなものがほどけていって、どんどんスッキリしていくようであった。「すごく気疲れしてたんやね」というM先生の言葉で、ふっと心が緩んだようで、先日からの父母との家の建てかえに関していろいろと気を使って疲れていたことが出てきて、涙も流れてきた。そしてM先生のヒーリングと話を聞いて頂いたことで、そのあと又とっても元気になって、お互いに笑いながらいろんな話をさせて頂いた。
この日、お仕事を今までどおりにちゃんとすることを止めて、引き換えに頂いたGIFTは、『相手を信頼すること。いつも「今」必要なことをすること。お互いにシェアしながらワクワクとする中でこそ素敵なお仕事も出来ること。』そんな大切なことを実感して、心も晴れ晴れと嬉しくなった。そして新しい施術院の夢を語りながら、優しくニコニコと微笑んで美味しいそば茶を入れて下さったM先生の側では、きっと天使も微笑んで見守って下さっていたのだろうと思う。




 No.69 2/2初めての集い 2003/02/06

先日の2/2(日)は、Myworkのページでお知らせさせて頂いた≪月1回の集い≫の第1回目であった。
このような集まりを企画するのは初めてだったので、前日から何かしらとバタバタしてしまって不手際などもあったが、お越しいただいた皆様に心より感謝であった。当日は寝不足もあって体調が少し悪くなり、主人の車で移動している時に気分が悪くなったり(元々車酔いしやすくて・・(T-T))もしたが、お集まり下さった皆さんのお顔を見て、とても元気が出てきたのであった。
今回お知らせがかなり間際になってしまったのだが、私も含めて12人の人々が大阪・上本町の應典院さんの研修室Aに集まった。お隣の研修室Bのお部屋のほうでは、演劇のサークルの方々が練習に励んでおられたようで、給湯室で準備をしていた時にいろいろと親切にして頂いた。
今回の集いのテーマは『扉を開く』ということで、まず僭越ながら私が少しごあいさつさせて頂き、次に、コーチングのプロフェッショナルコーチの加藤弘樹さんに45分ほどお話をして頂いた。じつは加藤@コーチとは、まだ1回しかお会いしたことがなく、その後はメールでいろいろとやりとりをさせて頂いていたのだが、今回の素晴らしいお話を聞かせて頂いて、あらためて飾らない自然体のお人柄と深い洞察力を感じさせて頂いた。これまでのご自身の経緯を交えながら、“今までしがみついていたことを手放して生きること”について、とても勇気づけられるお話があった。その後の質問の時間にも、熱心なやりとりがあって、本当に充実した時間を過ごさせて頂いた。
その後に休憩をはさんで、皆さんの個性が際立った≪自己紹介≫の時間と、≪水瓶座時代のパートナーシップワーク≫と称した1対1のワークを行なった。これは今回考えたシンプルなワークであるが、番号を書いた紙を皆さんに選んで頂いた後で組み合わせを発表し、それぞれのパートナーと椅子を向かい合わせにして座って頂いた。そして、片方の人が<2000年以降、ここ3年を振り返りながら、今の自分の心境を話す>ということを5分間(時間の関係で、最初10分予定していたのが5分になってしまった・・)、その間に、もう一方の人はお話を聞いていて気づいた言葉を書き留めておいて、その後の3分でそれをシェアする・・・というワークであった。
これが大変に盛り上がり、「あのぉ〜もう5分経ちましたのでぇ〜〜(^^ゞ」とお呼びするのがつらいほど、熱心に語り合っておられた姿が本当に印象的で、とても感動した。
このワークの後で、おひとりおひとりにご感想を話して頂きながら、その場で【カエルカード】を引いてメッセージを読み上げて頂いた。すると、皆さん全員が、ワークの時に語られていたことと完全にシンクロしたカードを引いた結果になり、あらためて『おそるべし!!カエルカード〜〜〜☆★』と震撼したのである。それぞれの方が又ひとつ自分に正直に生きていけるような、励まされるメッセージであった。
そしてもう一度、この日遠いところからもお集まり頂いた皆様に、あらためて心より感謝したい。又、来月からのご参加を希望して下さっている方々も数名おられるので、毎回いろんなかたちで楽しんでやっていけたらいいなと思う。今回ご参加頂いた皆さんとお会いできて、当日もとても嬉しかったのだが、その後もお手紙やメールもやりとりして、本当に心嬉しいご縁を頂いたと思う。
来週は、ハーモニウムのメーリングリストでご一緒している京都の着物作家&アーティストのふにゃ〜さんの初めての東京展覧会もあり、キャロル・アドリエンヌさんのニューズレターを翻訳されておられるヒアさんとご友人の作家の女性の方と3人でお会いしたり、又、セミナーなどもあるので、2/10、11は東京に宿泊して、その後に2/12、13と千葉のくりもと地球村さんにお邪魔して、14日に奈良に帰る予定である。この旅では、これからもっと自分らしく自由にしなやかに動いていけるように、心の枷を取り外していけたらいいな・・♪と思う。
時々、他の人から「行動的ですね!」なんて言われることもあると、こちらのほうがビックリしてしまうのである(^^ゞが、動物占いでも隠れキャラが「こじか」だったりするせいか、じつはとてもドキドキビクビクしながら行動していることもよくあるのである。でも、そういったところも含めて自分らしく楽しんで歩んでいけたらと思う。ここ最近、生活が不規則になって体調も不安定だったので、すこし気持ちと体調を整えて、新たな旅に出発したい。




 No.68 第5回 幸塾全国大会 2003/01/30

少し時間が経ってしまったが、1/25の京都での幸塾全国大会のご報告をしたい。

わたしが初めて幸塾全国大会に参加したのは2年前のこと。このときは森田健さんがゲストスピーチをなさるということで、非常に盛り上がった会になった。幸塾と不思議研の合同オフ会も催されて、それはもう会場は凄い熱気であった。不思議研ならではの女装・仮装も盛り沢山なのだが、その中に信じられないほどの純粋な光が輝いていて、それを参加者で分かち合った会。ハグ、ハグ、ハグの連続で、次の日もずっとそういった雰囲気に包まれたまま、もりけんさんや不思議研HPの常連の方々とご一緒に京都で楽しいひとときをを過ごした。(又、不思議研さんのことはもっとゆっくりと書かせて頂きたいと思う。)
この時にBBSにもご登場下さっているふにゃ〜さん達とも初めて出会い、初対面から何かつながりを感じた。それは童心といったものかもしれない。それから、ハーモニウムというメーリングリストをご紹介下さって、京都の方々と沢山のご縁を頂いた。このハーモニウムには、芸術家の方々や若手政治家の方々や企業の経営者の方々もかなりおられて、又、エコロジー・自然環境関連や癒し・ヒーリングなどの多彩なご活動をなさっておられる方々も多い。
今回の幸塾の大会でも、まず参議院議員の福山哲郎氏がご挨拶なさったり、懇親会でも、同じく参議院議員の松井こうじ氏がご挨拶なさった。お二方ともハーモニウムに入っておられるので、なんとなく親しみを感じながらお話を聞かせて頂いた。
そしてゲストスピーチのトップバッターは、「歯は臓器、歯があるのが当たり前の社会をつくりたい 〜歯は生命の中枢であり神へのゲートだった〜 」のテーマで、KOS九州口腔健康科学センターの村津和正先生。小宇宙である人体の中で歯が及ぼす大きな影響についての素晴らしいご講演であった。
2時からは、メディアプロデューサーでフォトンベルトのご研究をなさっておられる渡邊延朗氏の「2012年12月23日、地球がフォトンベルトにリセットされる」のご講演が始まり、次々と明かされていく宇宙的な次元の事実に、会場は騒然。この内容についてはまたもう一度書かせて頂こうと思うが、渡邊氏のHPに詳しく解説されておられるので下記にご紹介させて頂きたいと思う。会場で販売されていた「リセット」のご本を早速購入して今読んでいるのだが、以前から愛読していたプレアデスのシリーズの本とも非常に関連があるようで興味は尽きない。
ラストは、「兵法に学ぶ」とのテーマでアサヒビール名誉顧問の中條高徳氏のご講演。70代とは思えない大変お元気なお姿とよく通られるお声がとても印象的であった。
その後には、幸塾最高顧問の船井会長の「素晴らしい未来がいよいよ始まった」のご講演。このご講演の中でも、天緑農法のご紹介があった。この天緑農法で出来た作物を食べると、酸性だった唾液が一瞬で健康な弱アルカリ性になるという事実があり、今大変に注目されている。(一昨年・昨年とお付き合いさせて頂いたTHD様がこの最新情報を提供されておられる)船井会長のお話からはいつも沢山の希望を感じさせて頂いているが、こういった素晴らしい情報をスピーディーに知ることが出来て、ほんとうに幸せに思うのである。船井会長にあらためて心より感謝したい。
そして今回は、ブースも沢山出ていたので、わたしは奈良のおじきさんこと河童堂さんでお手伝いをさせて頂いた。ありがとうグッズを販売するのは楽しくて、「ありがとうございます〜♪」とシールやチラシを手渡すと、笑顔で受けとってくださる方々が多く、とっても感激していたのである!(その時、主人も私も、「ありがとう名刺入れ」を購入させて頂いたのだが、“これは何だかよくわからないけど、とにかくいい!”という印象を受けたので、ご興味あられる方はリンク集の河童堂さんをご訪問下さい。)ありがとうハンカチというのもあって、新しいデザインのものがすごく綺麗な色合いだったので、それも数枚購入。今回お手伝いさせて頂いて、新しい発見もいろいろとあって、本当に良い経験になった。
その後、7時から懇親会が始まり、そこでは思いがけない方と再会したり、素敵な出会いをまた沢山頂いて、本当に嬉しかった。この幸塾の集いで、また少し視野が広がったような気がしたのである。今回のご報告は大変簡略であったが、またの機会にいろんな話を書いていきたいと思う。

☆渡邊氏のフォトンベルトのご研究のサイト  http://photonbelt.net




 No.67 満月の徒然夜話W 2003/01/18

今夜は2003年はじめての満月の夜。
ここ最近、少しずつ何かが動き出している兆しと手応え・・・みたいなものを感じることが多いのであるが、多分これは私だけの事象だけではなくて、いろんな人々の心の中の希望の種が芽を出して育ち始めているのではないかと思う。今日の徒然夜話は、そんな想いを抱きながら、最近心惹かれていることや考えていることを思いつくままに書いてみたい。

○幸せのかたち

幸せとは、いったい何だろうか・・・と考えると、これは到底言葉には出来ない感覚なのだと思う。
しかし、日々生きていて幸せを感じる。そして、本当にそれは人それぞれのことがあって、無限のかたちがあるのであろう。
私が今までさせて頂いたお仕事で、究極的に何をしたかったのかというと、やはりこの“幸せ”を創りたかったのである。生きているだけで幸せは無限にあるのだが、そのうえで、「創造」という幸せに取り組ませて頂いた。
最初に、自然食品のチラシや情報誌の中で、幸せのイメージと言葉をかたちに出来た時、私自身が一番その喜びに満たされた。一度、あるデザイン事務所の社長さんが私の作ったチラシを見られて、「とても楽しんで作っている」とおっしゃって下さったことがあったのだが、やはり自分で楽しんで作ったものほど、売上にも反映していき、それがとても新鮮に感じていたのであった。
その後、チラシや情報誌の平面のお仕事から、もっと人と直接関わるようになって、より多くの気づきとともに、もっと幸せについて考えるようになった。しかし、考えれば考えるほど、それは又何かを“手放す”ことでもあったように思う。そして「今日は良いお天気で幸せ」「太陽の暖かさと緑の美しさが幸せ」「今日あなたと会えてとても幸せ」というようなシンプルなことに近づいていっているような気がする。そしてこれから、どんなかたちの幸せと出会うだろうか・・・。
<幸せのかたちは無数にあれど、そのすべてが類稀なる美しきかたち>

○キャロル・アドリエンヌさんのお誕生日に祈る

「人生の意味」の著者のキャロル・アドリエンヌさんと親しくなさっているヒア・アンド・ナウさんが、1/22のキャロルさんのお誕生日に感謝の祈りを捧げるという素敵な企画を立てられた。1/22の22時に感謝をこめて祈るのだが、キャロルさんへのお誕生日メッセージを書くと、ヒアさんがそれを訳して下さり、キャロルさんに贈って下さる!のである。(1/23まで)私もぜひキャロルさんにお祝いの言葉とメッセージを贈りたいと思うので、今、何と書こうかな〜と考え中(^^)である。(*この件について、もっと詳しくは、BBSにもカキコミ下さっているsumikoさんのHP「宙の鏡」さんのサイトでお知らせされています♪)

○きりたんぽ鍋

いきなり少し話が飛んでしまうが、今夜の夕食のメニューは、昨年にBBSで新月姉妹のネロリさんが教えてくださった「きりたんぽ鍋」!!
昨日買い物に出かけた際に、たまたま「きりたんぽ」が売られているのを発見!これは、関西ではなかなか売られていないものなので、「これを逃してはいけないわっっ!(笑)」とばかりに早速GETしてしまった。その時、“きりたんぽ鍋祭り”をやっていたみたいで、セリやマイタケも同時に安く売っていたので、きりたんぽセットとして、それらも購入した。
私はセリなどの香味野菜が普段から大好きなので、野草を取りに行くほかにもコープや百貨店やスーパーで見かけるとすぐ購入してしまうのであるが、これから春にかけては、ウドやタラノメなんかも売られていて、見つけるたびにやたらと買い込んでしまうのであった(笑)。ちなみに、ウドは生で食べても美味しいが、お味噌汁に入れても大変に美味しく、そして皮ごとゴマ油で炒めてキンピラにすると、もう最高なのである〜♪
話が又やたらと飛んでしまった(^^ゞが、ネロリさんオススメの「きりたんぽ鍋」は、ものすごく美味しかった!!身体が本当にとてもホカホカ温まるので、寒い夜には超おすすめである。具の内容は、鶏肉とゴボウのささがきとマイタケとシラタキとセリとお豆腐ときりたんぽ。ちょっとエリンギも残っていたので、それも入れたら又とても合っていて美味であった。味付けは、醤油とトリガラスープと酒とだし汁とみりんと昆布。このお味は、普段きりたんぽがなくても、お餅とか、餅巾着とか入れても美味しいのではないかと思う。ぜひ一度お試しあれ♪

○2/2 初めての集い

来週くらいには【プロジェクトInfinity】のお知らせをぜひアップしたいと思う。そして、来月から、このプロジェクトの活動を開始するとともに、月1回の集いを催す予定である。
今までのわたしは、何かを主催するとか、会を催すとかは、考えたことも無かったのである。しかし、昨年にプロジェクトのことを思いついて、その後、コーチングの勉強会に参加した時に、「月1回集まる日をつくる」というメッセージに気づかせて頂いた。そして、その時にご縁を頂いたコーチングのプロフェッショナルコーチの方のご好意で、2/2にお話を聞かせて頂ける運びとなった。また詳細が決まり次第、MyworkのページやBBSでお知らせさせて頂こうと思う。
私にとっては初めての試みであるが、自由なスタイルで毎回いろんなことをやってみたいと思う。2/1は新月なのだが、その翌日から、また新しいことがスタートする。出会う人起こることすべてを楽しんでいきたい。




 No.66 一緒に過ごす時間 2003/01/16

先日の祝日は、私を育ててくれた父方の祖母の13回忌だったので、また実家に帰ってきた。
その前日に実家の母から電話があって、なにやら父と少々意見の食い違いがあったようで、いろいろと話を聞いた。もめごとというほどのことではないのだが、父が数年前から自宅の建てかえを考えていて、その件で、母との意見が食い違ったようである。これは元を正すと、日頃からのコミュニケーション不足のためなのであるが、今回、母がいつになく自分の意見を父にはっきりと言ったことから、少々衝突が起こってしまったのである。しかし、これはある意味では、父にとっても母にとっても良かったのではないかと思う。このことがきっかけで、これから少しずつコミュニケーションが深まれば、尚良いな〜と、間を取り持つ子供の立場としてはそう思うのである(笑)。
そして、家の建てかえのことで衝突した内容とは、実家の場合、父も一人っ子、母も一人っ子で結婚したので、それぞれの家のご先祖様の供養のことなど、なにかといろいろ考えなくてはならないことが出てきて、そのことについて意見が食い違っていたのであった。
父は、自宅の建てかえについて、とにかく「人を招いて楽しんで頂ける家」を造りたいとのことで、見栄っ張りの父らしくカラオケ完備の30畳の広間とゲストルームも造りたいとの希望を持っているのであるが、母はこれには反対のようである。(母は歌やカラオケは大好きなのだが、自宅で歌うのは嫌なのだそうである・・)まあカラオケ等のことは趣味の問題だと思うが、それ以外の大きな問題としては、今の実家には一階にも二階にもそれぞれの仏壇間があるのだが、建てかえをした際にこの仏壇間のことをどうするのかということがある。
先日の祝日の時点では、父も母もお互いに意見を譲らずに平行線のままだった(^_^;)のであるが、一昨日に父が私に電話してきて、そこで又、新たな展開があった。父は、母に「今まで私にいろいろ相談してくれなかった」と言われて考えたのか、とにかくまず一緒に住宅展示会に行こう!ということで、その日に私たちについてきてほしいと言うのである。それで、父と母と私と主人の4人で、1/19に大阪の展示会2つに行くことになった。
父には昨年のエコ・リフォームセミナーでお知らせ頂いた夢ハウスさんの資料と本も渡していたのだが、父の好みのデザインとしては大手の展示場を先に見たいとのことであった。そして父と母のふたりだけでは意見が合わずに気まずいので、私たちが同伴して間を取り持つお役目を仰せつかった(^^ゞようである。これは、主人の父母もそのようで、とにかく4人で会うのを楽しみにして下さる。世代が上のせいか、父と母ふたりだけでは、お互いに何か言いにくいこととかが沢山あるようで、でもそこに私と主人が加わると、和気あいあいと仲間的な雰囲気になってすごく話が弾むので、いろいろと話しやすいそうなのである。でも私にとっては、「えっ、そんなことで喜んでもらえるとは・・」といった感じであるが、最近では父母ともまるで親友のような付き合いをしていて、これは本当にありがたいことであった。
そして、とにかくその日皆で展示会に行ってみて、一緒に話を聞いたり体験してみて、その後のことは又そこで考えたらいいのではないかと思う。その日一緒に体験すること、話をすること、一緒に過ごす時間・・・それが最も大切なことだと思う。

そして、最後に話に少し尾ひれがつくのであるが、母はめずらしく父と出かける時に限ってなぜか妙なファッションをしがちで、それで余計に父が腹を立てたりしてしまうので、今回出かける時の母の身支度について昨日あらかじめ注意をしていたら、母がその日に新しいコートを着ていきたいので一緒に見に行ってほしいと言うので、近くの百貨店にふたりで見に行った。
(母は普段ほとんど自分ひとりで洋服を選んだことがなく、いつも友達から勧められてとか知人のお店とかで購入しているのである。)
あれやこれやと10着くらい試着して、店員さんとも賑やかにおしゃべりをした後、母は淡いマロン色のアンゴラとウール混紡のコートを購入した。その後で、私の服も見たり、喫茶でケーキセットでお茶を飲んで話していたら、あっという間に5時過ぎになって、母はいつもの如くあわてて帰っていった。夜にまた母から電話があり、今日は一緒に買い物が出来てとても楽しかったと言っていたが、私も久しぶりに母娘でショッピングを楽しめてとても幸せな気持ちであった。
後は、お出かけの日の前日にちゃんと髪の毛のセットに行っておくことだけである。これもヘンな話なのだが、母は人並みはずれてものすごく不器用なので、自分の髪の毛のブローさえもひとりで出来ない。まるで小さな子どものような手つきで髪を梳かしているので、セットに行かない時は、なんだか非常にボサボサしたヘアースタイルになりがちである。私はどちらかというとかなり器用なほうだと思うので、母の手つきを見ているとしばし呆然(・o・)としてしまうのだが、やはり天然に不器用なものは仕方がないので、とにかく何かある時にはセットに行っておくにこしたことはない。父は男性の中でもかなりファッションや身だしなみにうるさいタイプなので、母がTPOを決定的に外したスタイルで出かけたりすると、私のほうがヒヤヒヤするのであった(笑)。
しかし、これでなにはともあれ、後は当日一緒に楽しく出かけてのお楽しみ・・・♪
人生のひとときを一緒に過ごす時間。嬉しい時、楽しい時、悲しい時、泣いたり、怒ったり、笑ったりして、私たちはこの3次元を鮮やかに生きながら魂の交流をしているのだと思う。




 No.65 希望とともに 2003/01/09

12月からHP企画制作指導の仕事を再開し、明日また、整体の先生のところにお伺いする予定である。
クライアントの方とお会いしていろいろ話し合っているうちに、イメージが少しずつハッキリと浮かんでくるのであるが、このプロセスは非常に奥深く面白い。昨年のうちに、かなりお互いの見解とイメージが固まったので、昨日・今日とで作りこみに入ってほぼトップページが出来上がったのだが、そのページを見ていると、とても感慨深い。
クライアントの方がこれからこの新しいHPとともに新たなステージに上がられるように思うと、こちらまで心がワクワクと喜びがこみ上げてくる。ただ無性に嬉しくなる。こんな風に何かを創っていくプロセスを共有できるというのは、本当に素敵なことだと思う。
今までの模索の果てに、今のようなお仕事のスタイルになったが、これからもずっとお仕事の質とスタイルを自分なりに進化させ続けていきたいと思う。

しかしパソコンでのデスクワークが続くと、やはり気分転換も必要なので、そう感じたらすぐに近くの川沿いの道や万葉の森に出かける。昨日・今日とお天気も良く、太陽の光がとても眩しく暖かかった。暖かい太陽の光を背中に受けて、背伸びをしたり、ぐるぐる腕を回したりしながら(笑)、散歩をしてきた。川沿いの道の両脇の家々のお庭は、四季を通じて色とりどりの花々やハーブがいっぱいである。畑もなさっているお家は、野菜もお花も気持ち良さそうに陽に当っている。帰りには、わざわざこの畑の真ん中の道を通って帰るのだが、電線のない空を仰ぎ見ていると、何とも爽快〜☆
そして、陽の光を浴びているお花や野菜達を歩きながら眺めていたら、昨年より考えていたプロジェクトのイメージがまたまたふくらんできた。都会でも自然の癒しを体感できるような場所があれば、本当に素敵だと思う。私のイメージの中では、右脳開発などの最新のことと、自然の癒しのこととは、つながったものなのであるが、それがもし実際に動き出したら、どれほど楽しい面白い交流が始まるだろう!?と思う。
(又、来週くらいには、HPでもプロジェクトのご紹介をさせて頂きます♪)

そして昨日BBSにカキコミ下さったFさんというお方が、希望という言葉を書いて下さり、又、主人が今日カエルカードで「希望」のカードを引いたと言っていたのであるが、その言葉が、今とても心に響いている。人はいつもどんな時も、希望を持つことができる。きっと心の中の希望が、その人を新しい道へと運んでいくのだろう。そして日々、HPにいらして下さる皆様から素晴らしいメッセージを頂いていることに心より感謝したい☆・。・゜★・。・。☆




 No.64 飛躍と激動の2003年スタート!! 2003/01/07

皆様、あけましておめでとうございます♪
(1/3の新つぶでもご挨拶していましたが・・・(^^ゞ)

2003年開幕。昨年から、「2003年はすごい年になる。大変な1年になるだろう」とのお声をあちこちで聞いていたが、今年は何かが動き出すという予感がある。昨年は、出会いの年、また浄化の年でもあったが、一雨やんだ後の爽やかな気持ちを運んでくれるような新しい出会いが、様々な場所で起こっていたことと思う。その出会いの深い意味はまだ分らなくても、何かがつながってきている・・・何かが動き出し始めている・・・との感覚を敏感に感じとっておられる方々も多いのではないだろうか。今は、その微細な“つながっている感覚”を大切にしながら、自分の本質と活動の芽を大切に育んでいく時なのではないかと思う。自らの内なる本質は、人々と地球への最大の贈物。他者に依存することなく、自由な感覚を持ってつながり、共鳴していけるように、心を風通しよくしていたいなと思う。

そして今日は七草がゆの日。
朝のうちに、万葉の森へ七草(と言っても、セリとハコベくらいなのだが)を取りにいこうと思っていたのであるが、いろいろと用事をしているうちに夕方になってようやく万葉の森へ。
ここには、大好きな木が沢山あって、こぶしの木にも久しぶりにご挨拶。梅の老木は小さな固い芽をつけていて、又2月には可愛い花が咲くことだろう。万葉の森は、人の手で造られた森ではあるが、整えられすぎていない自然の雰囲気がとても神秘的で美しい。散歩していると、心が静かに広がっていくような気がする。散歩しながら、セリとハコベとヨモギも少し頂いて、帰り道の前の家の犬(奈良に越してきた時から、この犬がとても好きで、他人の家の犬なのに勝手に可愛がっているのであるが、でも飼い主さんとも時々ご挨拶しているので〜〜(^^ゞ また万葉の森のフォトの中にこの犬君の写真もアップします〜♪)と少し遊んで帰ってきた。(犬君が今年も元気でありますように!!)

それでは、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
2003年、人生を思いっきり楽しみましょう〜〜〜〜〜〜〜〜(o^^o)




 No.63 満月の徒然夜話V 2002/12/20

11月の「満月の徒然夜話」を書いてから、もう1ケ月。
この間、いろいろなところに出かけて、さまざまなことを感じて過ごした。それがあまりに、めまぐるしかったのと、なんとなく言葉よりも行動、その都度感じること、学ぶこと、そして幸せを実感することのほうを優先してしまって、めもを書くに至らなかったのだが、今夜は、前の満月からこの満月までのことを少し振り返ってみたい。

○船井総研エコ・リフォームセミナー

11/26には、かねてからとても楽しみにしていた船井総研大阪本社でのエコ・リフォームセミナーに参加した。このセミナーは、船井会長、リフォーム会社オクタの会長兼社長の奥田氏、そして船井総研No.1コンサルタントの五十棲氏の豪華講師陣で、会場はほぼ満員御礼に近かったのであるが、参加者のほとんどがリフォーム会社・リフォーム店の経営者や幹部の方々で、女性の姿は私以外にはあと一人お見かけしたぐらいであった。
船井会長から、まずこれからの本物ビジネス・本物商品についてのお話があり、多くの方々がメモを取っていらっしゃったのが印象的であった。船井会長がご紹介なさった商品はいつも身近に愛用させて頂いているものであったのだが、経営者の方々がメモを取っておられるお姿をみて、こういった商品がこれから市場に広がっていくことを思うと、とってもワクワクする。
そして、船井会長の後にお話された奥田社長は、情熱溢れる素敵な青年社長で、エコ・リフォームに使命を抱いて真摯に取り組まれている姿には胸を打たれるものがあった。これからの21世紀は、こういった高い志と素晴らしいエネルギーを持たれた方が活躍される時代であるとひしひしと感じたのである。
その後に休憩をはさんで、船井会長がご紹介された「夢ハウス」「夢リフォーム」の会社の方が新潟より飛んでこられてご説明をされたのだが、今、凄い勢いで伸びておられる会社で、来年まで予約がいっぱいとのことであった。以前からF−Aceなどでも少し拝見していたが、木造りの本物住宅、しかも価格も他よりも安い・・という、家造りの夢がどんどんふくらんでいくような企業という印象を受けた。実は、実家の父が、数年以内に家の建てかえを考えているので、父にはぜひこの情報を教えたいと思い、資料も請求させて頂いた。
昨年にお付き合いさせて頂いた企業様が土地関係のことにも非常に特化されていたので、私も「住」の分野に少しずつ興味が出てきていて、その日、とてもタイムリーな情報を頂いたと思う。
その後、船井総研トップの五十棲氏のご講演は、クールに飄々と話される中に、本当に重要なポイントが沢山散りばめられていて大変に勉強させられた。10月にドイツにエコ・リフォームの視察ツアーに行ってこられた五十棲氏。これからどのようなエコビジネス・本物ビジネスを展開されていかれるのかが、とても楽しみである。
そして、ご講演終了後には、大ファンの船井会長にご挨拶に行き、名刺交換と本をプレゼントさせて頂いたのであるが、船井会長のにこやかなお顔と素敵なお声に舞い上がってしまった私であった(^^)。(以前から、船井会長のご講演を聴かせて頂くたびに、なんて魅力的なお声〜と、密かにお声のファンでもあるのだった♪)

○エコ・コンシェルジュへ

11/28日は、南港トレードセンター前のATCで催されている第2回エコ・コンシェルジュセミナーに参加した。前回、谷農園のおぐらさんのご紹介で参加して、NPO関連の方々ともお近づきになったので、今回行くと「木村さ〜ん」とお声をかけて頂いた。このエコ・コンシェルジュ、セミナーの趣旨は素晴らしいと思うのだが、内容がちょっとワントーンな気がするので、もう少し起伏があったほうが面白いと思う。しかし、ATCという大きな建物はまだまだ本来のキャパシティの3割くらいしか稼動していないのではないか・・と思われる。それがなんとももったいないような気がするのである。やはり何か仕掛けが必要なのではないかと思う。そんな時思い出すのが、小林正観さんがおっしゃっておられた「いかに人に喜ばれることをするか」というポイントが大切なのではないかと思う。
帰りには、久々に普通電車に乗り、近鉄線の途中の駅で下車して、知人のケーキ店にお邪魔した。お母様と息子さんがおふたりでがんばっておられるお店で、マロンセレナーデというオリジナルのお菓子が大変に美味しい。ずっと伺いたいと思いつつ中々忙しくて行けなかったので、本当にお久しぶりであった。お父様が昔に亡くなられていて、息子さんが大学を卒業後に跡を継がれているのだが、こちらのお母様と息子さんはとても仲が良くて、お休みの日には、いつも京都や奈良や高野山などに出かけられている。お母様もとても美人で素敵な方なのだが、息子さんも本当に心根の優しい人で、身長は190cm近く、仏教美術や考古学が趣味、そしてお茶・お華などは凄い腕前!なのである。私の弟とちょうど同じくらいの年なので、なんだか本当の弟のような気もしているのである。(私の弟は、本当は3人産まれていたのだが、そのうちの2人は未熟児で亡くなっているのであった。)
そして以前に一度、私の年下の女性の友人とお付き合いなさるかな・・という感じになったのだが、残念にもなんとなく話が立ち消えてしまった。このお母様と息子さん、すごく美形親子なので、おふたりでおられるとすご〜く似合っておられる!というのも原因なのかしれない(笑)。

○お仕事再開!!

12/10から、ご依頼を受けてHP企画制作指導のお仕事を再開した。ちょうど、そろそろ・・と考え始めていたところにオファーがきて、「あれっ・・シンクロ☆」って感じであった。
1年半前に大変お世話になった郡山の整体・オステオパシー&エネルギー療法をなさっている先生のもとへ久しぶりに伺った。以前、先生に仙骨の調整とエネルギー療法をして頂いたときのことも、この「めも」に書かせて頂いたことがあったが、ここ最近は、東京での治療のニーズが多くて、月の半分くらいは東京方面に行かれていて、あと半分は郡山で治療されているとのこと。京都あたりからも治療に来られていて、白血病を患っておられるクライアントの方もかなり快方に向かわれているというお話であった。本当に大変なお仕事だと思うのだが、とてもマイペースにこなされている。又、HPを制作するソフトのご指導をさせて頂いている時なども、「足元冷えない?」と聞いて、サッとカマクラのような暖房機(実はスマーティーの半分の部分)を持ってきて下さるのである。さすがにヒーラーの方なので、とても繊細なお心遣いなのである。又、来年の2月頃には先生のHPがアップされる予定なので、ぜひご紹介させて頂きたいと思う。

○梅田のワク研様のコーチング勉強会

12/12日、大阪・梅田のワクワク開発研究所様のコーチング勉強会に参加した。これは3回続きの勉強会であったのだが、最後の1回のみ受講させて頂いたのである。以前から、コーチングという名前だけは知っていたのだが、まだ未体験であった。今回参加してみて、コーチングの概要・感覚はなんとなく自分なりに掴めたように思う。コンサルティングともカウンセリングとも接点はあるのだが、コーチング独自の手法があるようである。米国ではかなりポピュラーなものだが、日本でも、これから企業の研修などにも非常に取り入れやすいものであると思う。ただ、ひとつだけ気になったことは、手法を意識しすぎると、左脳的なアプローチになりすぎるのではないか?ということであった。スピリチュアルな本質と結びついた直感というのは、とても自然なナチュラルなものだと思うので、そのあたりにコーチングの発展形が隠されているような気がするのである。

○人生・出会い・幸せのひととき♪

12/15〜16日、主人が大変お世話になっているK氏のところへ二人で伺って宿泊させて頂いた。K氏のお家には初めて伺わせて頂いたのであるが、自ら手料理を作って下さり、お布団までひいて下さる温かいおもてなしに感激しっぱなしの2日間であった。
3年程前に、16才ほど年上のK氏と初めてお会いしたときから、とても心惹かれるものを感じたのであるが、何ともいえない独特の雰囲気が滲み出ていらっしゃる方なのである。いつもはご挨拶くらいでそんなに長時間ご一緒することもなかったのだが、今回お家に泊めて頂いて、お料理を楽しみながら作っておられるお姿や、手作りの紅玉の色鮮やかな美味しいリンゴジャムや、普段は離れて暮らされているパートナーの方のお話をなさるときの楽しそうなお顔や、お風呂上りの梳いていない髪が可愛らしいところ・・などなど、本当に多彩な表情が魅力的な方なのである。
もちろんお仕事になると、バイタリティー・企画力・統率力すべてに抜きんでた凄い方なのであるが、今回の訪問で素のお人柄に親しませて頂き、本当にほっと寛いで過ごさせて頂いた。滞在中ふと「今、幸せだな〜〜」と思っていたのである。
そして、このHPも時折ご覧になって下さっているようで、嬉しい限りであった。もしかして、この文も読んで下さっていたらちょっと恥かしいのであるが(^^ゞ、大好きな憧れのK氏と又お会いできるのを楽しみにして、来年もがんばっていきたいと思う。
しかし・・・主人と一緒に行っていたはずなのに、K氏のお話にばかりなってしまっている(笑)が、じつは主人もK氏が大好きで、いつかちゃんとご恩を返したいと思っているようである。そのためには、まず足元から取り組んでいくことが大切に思う。来年はどんどん行動していこう!
16日の帰りには、近くにお住まいのN氏ともお会いして本当にお久しぶりにお食事をしてお互いの近況を語り合った。その時に、カエルカードを出して引いて頂いたら、「Infinity(無限)」というカードであった。丁度そのとき、私の新たなプロジェクトのお話もしていて、【プロジェクト∞】の読み方をまだ決めてないの〜と言っていたので、そこでN氏が「プロジェクトInfinity(インフィニィティ)っていいんじゃない?」とおっしゃったので、「わぁ〜それそれ♪」と急遽決定!した。N氏とカエルカードに感謝〜〜☆★である。

○NPOがんばりましょう(^^)/

12/19日、谷農園さんのおふたりが夕方からNPO「みなゆうきクラブ」のことでお話にこられた。
喫茶店でいろいろとお話が盛り上がってしまったのであるが、とにかくひとつひとつ形にしていこう!とのことで、来年からはいろいろとパワーアップされることと思う。私も、「みなゆうきクラブ」さんのことはとっても楽しみにしているので、自分なりの関わり方だが出来るだけご協力させて頂きたいと思っている。何か始めると、大変なことは沢山あるのだが、そうした中で人と人が関わっていくこと自体にすごい学びがあると思う。パートナーシップを大切に育てていく中で、芽が出て花が咲き実りの時を迎え・・その時多くの笑顔に囲まれて分かち合う幸せ以上のものはない、と思うのである♪

○〜 Be Happy for yourself and the world 〜

12/20日、満月。昼過ぎにやっとクリスマスプレゼントの梱包が終る。ちゃんと12/24に届くかしらんと少し心配なのであるが、こうして初めてのプレゼントをお蔭さまで無事発送できて、ほっと一息(^^)であった。
夕方からは、イラストレーターさんの友人と桜井の素敵なカフェでひとしきりお話して、プレゼントとお土産の交換会♪彼女からは、葉祥明さんのイラストの入った森修焼のマグカップを頂いたのだが、彼女の優しいお気持ちに感激するとともに、マグカップの箱に書かれていた葉祥明さんのメッセージにハッと心打たれてしまった。
『 幸せになりなさい  自分のためにも世界のためにも 』
英語と日本語のどちらの言葉も、ハートに、心に、しみいるような響きを感じたのであった。
私からのお土産とプレゼントもお渡しして、その後、いろんなお話に花が咲いた。コ−チングのこと、フラワーエッセンスのこと、プロジェクトのこと、そして友人・知人のお話、それから・・ふたりともどちらかというと50代以上の渋い紳士が好み♪というのも共通しているので(笑)、お互いの様々な出会いのお話などをしていると本当に賑やかで楽しくて、あ〜っという間に時間も矢のように過ぎ去ってしまうのである。時には笑いころげたり、時には涙ぐんだり、時にはビシバシと意見を言い合ったりさせて頂いている。6つ年上のまるで姉のような彼女とのご縁に感謝した満月の今宵であった。
<あなたと世界のために、幸せになりなさい>そんなふうに後押ししてくれる月からのメッセージがどうぞ皆様の心にもお届けされますように・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆




 No.62 満月の徒然夜話U 2002/11/20

万葉の空にかかる今夜の美しい満月。前回の満月徒然夜話を書いてからあまり経っていないような気がするのだが、もう1ケ月も前のことである。ここ数日もいろいろ思うことがあったので、支離滅裂になりそうだが思うままに書いてみよう・・

○魂の出会い

今日、BBSでカキコミくださったネロリさんという方と、この数日お互いのことで長いメールのやりとりをさせて頂いていた。ネロリさんとご縁を頂いたのは、昨年の夏。私がHPを企画制作させて頂いた企業様のBBSにカキコミ下さっていたネロリさんは、いつも私のミニエッセイを愛読して下さっていて、その後、私が最後にBBSに書いたメルアドを頼りにコンタクトを取って下さったのである。そして、「木村成美」でHPはないかと検索までして下さっていたお話を聞いて、本当に心から嬉しくありがたく思った。それから、HPを開設するまでもずっと長いメールをやりとりして励まして下さり、なるふぁんBBSが開設した後には日々カキコして応援して下さる彼女のお心を想う時、なにか魂の出会いというようなご縁を感じる。そして、今日からしばらく海外へ渡航され少しBBSをお休みされる彼女の又新たな人生の道に、魂の友人として心よりエールを贈りたい。

○四つ葉づいてる!?

先日、主人へのお祝いに何かプレゼントしたい!と主人のお母さんが強くおっしゃって下さるので、「それでは、事務所に置くソファーセットを♪」なんて甘えてしまった私達(^^)。それじゃあ早速行こう!と、先週の日曜日に主人の両親と一緒にソファーを見に行った。少し前に家具店さんに行った時にはあまりピンと来るものがなかったのだが、今回行った家具店プラスホームセンターみたいな広いお店には、ちょうど手頃なものがあったので、ラッキー!とばかりに楽しくお買い物が済んで、お母さんもニコニコしておられたv(^^)v そして、車の中ではお父さんがひとり舞台でどんどんお話をして下さり、お母さんの顰蹙を買っていたのだが(^^ゞ、それでもお父さんはめげずに
「なるちゃん!あのね、僕の仲間の4人組(62才〜72才までの方々なのだそうである)がいるんだけどね、何かいいグループ名ってない?」と尋ねられたので、
「お父さん、その4人組って、これから人数は増えないんですかぁ〜?」などと聞き返すと、
「そうそう、4人組なのよ。この4人組でね、釣りとか温泉旅行とか行くでしょ。そしたらよくそこで出会った同い年くらいのグループの人達に『そちらは何の会ですか〜?』なんて聞かれるんでね、なんかシャレた名前がないかなと思ってね、なるちゃんに聞いてみたんだよ。」とおっしゃるので(お父さんは、やたらといろんなことをよく私に聞かれるのである・・(^^)・・)、
「お父さん、ちょっと安易ですけど、≪四つ葉の会≫なんていかがでしょうか?」とお答えしたら、
「おぉ、それいいね〜〜〜!!」と大層喜ばれて、早速その4人組の皆様に提案するとのことで、よかったよかった♪であった。
そして、ちょうどコープで扱っているメインの牛乳が「よつば牛乳」というので、なんだかその回し者みたいになってしまったが(笑)、ちなみに私は四つ葉のクローバーが大好きで、四つ葉を見つけるのも趣味なのである。それから、お祝いなどにメールで送れるアニメーションeカードというものがあってよく愛用しているのであるが、昨夜ふと見つけて友人に送ったカードが<四つ葉のカード>であった。なんだか四つ葉づいている今日この頃である。そしてついでに言うと、幸せの四つ葉のクローバーを見つけるコツは・・・「四つ葉がある♪」って信じて探していると、四つ葉はあなたの手元にふと出現する(^^)!のである。お試しあれ。

○素敵なカードをあなたに・・

前述の友人に送った四つ葉のアニメーションeカードは、音楽もまるで桃源郷の甘い風に吹かれているような心地良さで、私もとっても気に入って、友人にも喜んで頂けて良かった。まだご存知でない方は、無料のサービスなので一度ご覧になられたらよいと思う。可愛いカードやユニークなカードを、お誕生日のお祝いや、「おめでとう!」「ありがとう!」「おひさしぶりです♪」などいろんなご挨拶に使えて重宝な心和むツールである。これは、不思議研HPで知り合った某P氏が最初に送ってくれて、その存在を知った。それ以降、時々愛用している。これからクリスマスやお正月に、お気に入りの素敵なカードを大切な人に贈ってみてはいかが(^^)

アニメーションeカード http://www.ynot.co.jp/


○そして、企画書のこと!

先日から書いていた新たなヴィジョンの企画書のことなのだが、なにかもうひとつ体裁のイメージがハッキリしなくて困っていたのだが、今日、少し瞑想していると、急にちょっと愉快な案が浮かんできて、ひとりで感動していた(笑)のである。今の自分の気持ちにフィットする雰囲気に仕上がりそうで、とても嬉しくなった。なんとか26日までには何部か作りたいと思う。ひとつひとつ手作りして、いろんな方々にお渡しするのがワクワク楽しくなるようなものにしたいと思っている。

それでは、皆さま♪ 満月の今夜、月の波動に優しく包まれておやすみください・。・゜★・。・。☆・゜・。・゜。・。・゜★・。・。☆




 No.61 動物占いと象徴視点 2002/11/19

巷では一時ほどの動物占いブームは去っているような気もするが、やはり根強い動物占いマニアの方々が沢山おられることと思う。
私が動物占いのことを知ったのは結構遅かったのだが、一度知ってからやたらとその関連の本もゲットして自分なりに研鑚し、又、周りの方々の事例・実例の収集にも密かに励み(皆様ありがとうございます〜〜(ToT)/~~~)、その深みにハマってしまった。そして、これが又、私の他のマニアックな趣味ともリンクしているので、こうなってくるとまたまた大変に面白くなり、どんどんハマってしまうという循環になっていく・・・(笑)。ここで、今までの成果?の気づきのひとつをぜひご紹介させて頂きたいと思うので、少しでもご興味あられる皆様に読んで頂けるととても嬉しい。

アメリカの直感医療者で著名な講演者であるキャロライン・メイス博士は、著書の「7つのチャクラ」「チャクラで生きる」という本の中で、人体のチャクラ(*)とエネルギーシステム、そしてチャクラと人生との深遠な関係についての考察をされているのだが、「チャクラで生きる」の本の中には、人体にある7つのチャクラ以外の、もうひとつのチャクラ、8つめのチャクラについての素晴らしい考察をされておられて、大変に興味深い。そして、この8つめのチャクラこそが21世紀のみずがめ座時代のキーとなる象徴視点と深く結びついたチャクラなのである。
この8つめのチャクラは、人体の頭頂部にある第7チャクラのそのまた上部に位置して、“高次の意識との掛け橋となるチャクラ”と言われている。キャロライン・メイス博士によると、この8つめのチャクラは、人間の潜在的な大元の性格を表す12の<元型>と深くつながっているようである。この<元型>とは、たとえば「内なる子供」「救済者」「戦士」といったような象徴的な言葉で言い表されているのだが、これはもしかすると、陰陽五行説に基いた動物占いの12のキャラクターともリンクしているのではないか!?と私は密かに考えているのであった。今のところ、この真偽は定かではないが、多分に可能性はあるように思う。ある意味、自らの動物占いのキャラを知るということは、自分の性格についての自己理解を深め、認識を深めていくということである。そしてキャロライン・メイス博士の<元型>も動物キャラも、自らの資質を学びながら、より成長へ進化へと向かっていくための貴重なツールなのだと思う。

ここで、これからの21世紀を生きる上で、ますますクローズアップされ浸透してくるであろう『みずがめ座時代の象徴視点』について、もう少し補足したいと思う。
占星学では、歴史的な時代をそれぞれ司る星座があり、およそ紀元前2000年からキリストの生誕までを牡羊座の時代、その後西暦2000年までを魚座の時代、そして2001年から西暦4000年前後までを水瓶座の時代として、それぞれの時代の特徴を挙げている。牡羊座の時代は、同属意識が発達した<集団の力>の時代であり、対応するチャクラでいうと第1・2・3チャクラの時代であった。それが魚座の時代に入り、個人意識が開花して第4・5・6・7チャクラがその人の意識の進化に合わせて開花していく時代が訪れたのである。そして、21世紀になり、ホリスティックな新世界観をもつ「みずがめ座時代」の象徴視点の兆しがあちこちに表出し始めている。
この象徴視点についてわかりやすく言うと、“自分に起こっていることを「個人的なものとして受けとめる」だけではなく、それが象徴する真の意味を捉えて学んでいく視点”を持つことなのである。もちろん個人的な出来事のみならず、世の中で起こっていることも、同様の視点を持って観ることができる。又、みずがめ座は電気を司ると言われていて、電気とは気=エネルギーであり、人間もひとつの“気系”として存在し、他の生命体とも気的につながりをもつ存在であるという認識がこの時代の底流として流れている。
そして、インターネットという存在も、みずがめ座の地球規模での情報網を表しているかのようで、それは次代の「インナーネット」への前段階の形となっているように思われるのである。(このインナーネットという言葉は、先日のサトルエネルギー学会で独立個人を提唱されるエハン・デラヴィ氏がおっしゃっておられたのだが、私達の心(インナー)のネットが本当は存在しているのだ!とあらためて気づかされたのであった。)そして「心」という実は万能のシステムがその本当の姿を現す前の段階で、人類が地球規模でつながっている感覚を私達は今インターネットで体験しているように思う。

そして象徴視点についての考察は果てしなく続く・・・のであるが、今回はそのサワリを少し思いつくままに書いてみた。“象徴視点を身につけることは、生きていく上で強い味方になる”とキャロライン・メイス博士は書かれているのだが、まさに社会的にも個人の意識の内でも変化の真っ只中である昨今、こういった<とらわれのない意識で物事を受けとめ学ぶ力>を持つことで、限りなく人生は豊かになっていくことだろう。そして私達はこれから、「集団の力」「個人の力」「象徴視点の力」を統合していくプロセスを経ていくものと思われるが、さなぎが美しい蝶へと変容するように、人類が自由にしなやかに進化していくことを心より願う。

*チャクラについて・・・人間の身体の脊髄の基底から頭頂まで縦一直線に並んでいる気の中心点。(ここでは主にキャロイン・メイス博士の著書より引用)

☆第1チャクラ   脊髄の底部     <物質世界についての学び>
☆第2チャクラ   下腹部        <仕事・人間関係・セクシュアリティについての学び>
☆第3チャクラ   太陽神経叢     <自我・人格・自己敬愛についての学び>
☆第4チャクラ   胸の中心部     <愛・許し・慈しみについての学び>
☆第5チャクラ   喉           <意志・自己表現についての学び>
☆第6チャクラ   眉間・額の中心  <洞察・直感・叡智についての学び>
☆第7チャクラ   頭頂部        <霊性についての学び>




 No.60 青い炎 「小林正観さん講演会」 2002/11/05

11/1の金曜日・夜6:30から“奈良のおじき”こと河童堂さんの主催で小林正観さんのご講演会があり、主人とふたりで参加させて頂いたので少しご報告をしたい。
以前から、小林正観さんのことはいろんな方々からお話を聞かせて頂いたり、本やテープをプレゼントして頂いたりして、一度は講演会に参加したいと思っていたのであったが、なかなか機会に恵まれず(というか、なんとなくGO!という合図を感じとれないままに・・)まだ未体験でいたのである。しかし先日、河童堂さんのHPで11月の講演会のお知らせされていたのを見たときから、とても気になっていて、どうしようかな〜?と思っていたところ、主人が親しくさせて頂いているTさんという女性が参加されるとのことをお聞きして、今回は「行く!」って感じがして、又主人もそのような気持ちであったので、二人で参加することにした。(主人も残業を休みに回してなんとか参加できた!)
私は何かに参加するときには、特に「行きたい〜〜!!」と思うものの他は、なんとはなしに「行く」って感じがするか「行かない」って感じがするかで決めることが多い。この場合、ほとんど理由はない。でも、理屈じゃなくスッとはまるような感じ・・というのは結構心地良くて疑問を感じないので、この決定方式はわりとオススメである。(私は動物占い5キャラの意思決定キャラがペガサスであるので、余計にこの傾向が強いのかもしれないが・・)
すぐ話がそれてしまうが、元に戻って「小林正観さん」である。
小林正観さんは、FOW(フナイオープンワールド)のご講演でもご存知の方々は多いかもしれないが、私は昨年のFOWでは他の講師の方々の取材で張りついていたので、この時も残念なことに正観さんのご講演を聴くことは出来なかった。しかし、とにかく小林正観さんが主宰される「うたし会」の皆様の凄さには驚かされるものがあった。うたし会関連の方々のFOWでの動員数・・・これは実際のところ、もの凄い数なのではないだろうか。ちょっとお噂を聞くところによると、一年に一度、全国からFOWに集まった皆様方は、小林正観さんのご講演の後の2次会、3次会・・・とエンドレスに果てしなく続く交流に湧き上がっておられるようであった。私も実はこの2次会・・・のお誘いも頂いていたのだが、何分仕事で来ているので、自分の仕事の集まり・交流に参加せずに、こっそりそちらに行くことはやはり出来ないのである(笑)。しかし、この時も何気に小林正観さんの存在感とそのネットワークを垣間見させて頂いたのであった。
そして今回、初めて小林正観さんのご講演に参加して、2時間強のお話を聴かせて頂き、本当に「今日、参加して良かった!ありがとうございます〜〜〜!!」という気持ちであった。今の自分にとって、大変必要な情報と励ましを頂いた、という感じが強くしたのである。そして主人も又、同じような心境だったようだ。そして、≪小林正観さんという方は凄いコンサルタントさんなんだ〜!≫という発見と気づきがあった。正観さんご自身も、「私は精神世界や超常現象をいろいろ研究してきましたが、それよりもっと面白いものが日常の中にごろごろあって、私は日常生活の研究者なのです」とおっしゃっておられたのが非常に印象的で、それには私も強い共感を覚えたのである。そして今回ご一緒に参加したTさんから、小林正観さんの「正しい人から楽しい人へ」という著書を頂いていたのだが、今回のご講演会場では「お金と仕事の宇宙構造」という新刊本を新たに購入させて頂いた。この本は、先日から河童堂さんがオススメされていて、今回のご講演内容とも非常にリンクした大変に面白い本である。(ちょっと「幸せな小金持ち」の本と共通する部分もあって・・)
今回のご講演内容とこの本の内容を少しかいつまんでご紹介させて頂くと、「お金を世のため人のため、世の中を楽しくさせるために使いましょう。そして『喜ばれる存在』になりましょう。」というメッセージがいたるところに散りばめられていて、お金というエネルギーも、他のエネルギーと一緒で溜め込んでいては腐ってしまう・・どんどん流していきましょう!というお話に、沢山の事例・実例がこれでもかっっ!!というほどの説得力を持って裏づけをされていくのであった。ここでその驚くべき事例の数々を私が勝手に披露してしまうと、これからその本を読まれる皆様の楽しみがなくなるので控えたいが、本当に「何これ!!」って感じの常識破りの実例には、誰もが納得せざるをえない説得力を感じ、又、この3次元はいろんなことを実験してみる又は実現してみる場であるという感覚がさらに強まったのであった。
しかし私の場合に限って言えば、今までの人生でのお金の感覚がほとんど幼稚園or小学生並・・というか、主婦なのに実は家計は全て主人におまかせしていて、自分のお財布には主人が生活費を分配して入れてくれていて、その他、自分がお仕事して入ってきたお金も半分以上はとりあえず主人に渡して後は大雑把に口座に入れたまま(^^ゞ・・という人なのである。だから、主婦同士で電気代とか電話代の話になったりすると、内心、うちは一体幾らぐらいかかっているのかな〜っと自分では皆目分からないので、いつもなるべく黙ってその話題が通り過ぎるのを待っていたりする(笑)。その上にめんどくさがりなので、銀行に行っていろんな手続きとか通帳の管理とかするのも嫌いなので、それもみんな主人にまかせっきりで、普通一般的なお金関係のことは実は知らないことだらけなのであった(^^ゞ。
話はついでに横道にそれまくるが、そんな私がようやく33才から働き始めたのだが、最初に勤めた会社がかなり変わっていて、企画職のパートでプロジェクトリーダーという妙な待遇でお仕事していた頃はとても少ない収入であったのだが、私の場合、幼稚園的な金銭感覚のため、それでもいつも月末には「わぁ、お小遣いをもらったぁ♪」みたいな感じで喜んでいたのであった。(私がしている仕事量に比べて、その頃頂いていたパートの賃金を知っている方々は「ひどい話や・・」なんて勝手に同情して下さる方もおられたのである。。)しかし、私にとっては、ある意味で「お金を頂きながら勉強させて頂いている」みたいな仕事だったので、今でも本当に良い経験をさせて頂いたと思っている。その後、フリーになって販促チラシを作り出して、取引先の会社と契約してお仕事するようになり、又、昨年位からは、事業全般に関わらせて頂くようなお仕事スタイルになり、契約料もようやく人並み?に沢山頂けるようになったのであった。そうなって一番感じたことは、私にとってお金とは「仕事に対する自信や責任を表すバロメーター」という気がしたのであった。お金が入ってくるに従って、それをどんどん流していく責任というか、人や世の中と関わっていく本気度を表しているような気がするのである。
ある意味で、家に閉じこもって専業主婦で内助の功をしていればすごくラクをして生きていけるのであるが、なんだか今生の人生はそういうのを選んできたのじゃないような気がして、その道を迷いながらも歩いてきたら、どんどん様々なご縁が出来てしまった・・というのが実感である。そして、今まで出会った人々や歩いてきた道を想うと、嬉しく愛おしくなってしまうのであった。
ただ、新月グループ特有の天然ボケ的な性格のためか、「喜ばれる存在」になりたい!と思ったことはほとんど皆無であるが、気まずさとか嫌な雰囲気に耐えられない性格なので、人が悩んでいたりヘンな感じになっていたりするのを見ると、それが気になって仕方がなくなり、結局ものすごくエネルギーを注いでしまい、その結果喜ばれてしまうことはあるのである。(この“なりゆきまかせな人生”のあり方は、新月グループに所属されている人なら皆さん「私も同じ〜!」と理解して頂けることと思う・・・そして私の勝手な憶測だが、「喜ばれる存在になりたい!」という発想は非常に満月グループ的な感じがして、その一生懸命さにはとても胸打たれるのであった。)
途中で妙な話にそれてしまったが、とにかく小林正観さんのお話と事例を聞いて、こんな私でも「これからもっと社会に関わって、お金のエネルギーも流していこう〜〜♪」と思ったのである。リラックスしてジョークも言いながら生きることの本気度を上げていく・・そんな感じかなと思う。そして小林正観さんのお話の間中、沢山ジョークもおっしゃっるのだが、特に50代以上の主婦の皆さんに大ウケされていた。(なんとなく動物占いのライオンのおやじギャグみたいなノリであった・・・(^^ゞ 正観さん、失礼♪)しかし、精神世界のみならず、この「一般」に通用する逞しさと強さ!!これが又非常に新鮮なのであった。
そして、2時間強のお話が終わって、本の販売とサインをされている間、主人はTさんとお話していて、私はといえば、先日Fさんから「たのみます」と送られてきた展覧会のチラシを配るために、出口の近くに立って、帰り行く人々に「ありがとうございますぅ〜♪」と言いながらチラシをせっせと配っていたのであった。そうしたら皆さんが笑顔で快く受け取って下さったので、思いがけず又とても清々しく嬉しくなった。
配り終えた後で、まだ正観さんがサインをなさっていたので、私もミーハー全開♪で購入した新刊本を片手にいそいそとサインを頂きに行った。そして順番が回ってきてサインして頂こうと本を手渡した時に、正観さんが「あなたは今日の会場の中で最年少でしょう?」と尋ねられたのだが、私は「へっ!?最年少って何のこと?」って感じで戸惑ってしまっているうちに、又、正観さんが私の顔を真正面から観られて「20代半ばから後半・・?」と聞かれたので、やっと年齢のことだと分かった私は、「30代後半(というか、30代最後の年というか・・)ですぅ〜〜」とお答えしたら、一瞬ぐっと目を大きく見開かれたのであった。でも、そんなに沢山サバを読んで頂いて(笑)気をよくした私は、るんるんと嬉しくなり、その後で名前を聞いて下さった時には名刺までお渡ししてしまったのであった。名刺には【ナチュラルビジネスクリエイター】と書いてあるので、正観さんが「これは、あのナチュラルグループと関係あるのですか?」と聞いて下さったので、「いいえ〜全く関係ありません〜〜おじきさんの友達です!」と私が答えて、ほのぼの?した大ボケな会話を少し交わさせて頂き、とてもHappyであった(^^)。<実は小林正観さんは人相・手相などの大家でもあられるそうなので、私の年齢をはずしてしまわれてこちらもとても恐縮してしまったのだが、でもきっとそれは私がプー組で新月グループであるからだと思われる・・・>
しかしその時、小林正観さんを間近でお顔を拝見して、キラキラ光る大きな透明感あふれる瞳がすごく印象的であった。その見開かれた瞳の中に、蝋燭の火の最も高温の部分のような、神秘的な青白い炎が揺らめいていたような気がしたのである。その光と炎を見たとき、なんとなく地球の人ではないような気もして、今年53才の小林正観さんのエネルギーと魅力を垣間見させて頂いたようで、とても楽しい愉悦のひとときであった。(それに私は50代位の男性の気合の入った「男の美学」みたいなのに弱いので・・笑)正観さんに心から感謝♪♪であった。
こういうわけで、やはりこの講演会は「GO!」であって、しかもとってもお得で、沢山の学びを頂いた一日であった。特にこのビックリ事例&実例満載の「お金と仕事の宇宙構造 〜長者さま養成講座〜 」は、ビジネスの方々にも主婦の方々にもオススメしたい本である。そして、年間350日ほどご講演や取材を受けられているという超人気者の小林正観さんのますますのご活躍とお幸せを心よりお祈りしたい。又お会いできる日を楽しみに、私も日々少しずつ精進していきたいと思う次第であった。




 No.59 秋の幸せ満喫♪自然農の収穫祭 2002/10/28

10/26の土曜日、コープの野菜セットでいつも大変お世話になっている三重県上野市のおぐらさんの農園にて秋の収穫祭が催された。当日少々不安定なお天気であったが、コープや大阪からいらした組合員さんとご家族で総勢100名ほどの参加者が、サツマイモ掘りを楽しみ、ホコホコした小芋や野菜いっぱいのあったかトン汁を食べたり、自然農の野菜の収穫をさせて頂いたりして、和気あいあいとした収穫祭を目一杯満喫した一日であった。
26日朝、主人と私と私の友人は朝8時から車で三重県上野市へと向かい、9時過ぎにおぐらさんの畑に到着した。朝からすでに、おぐらさんやお母様や奥様やスタッフの皆さんが忙しく準備をして下さっていたのだが(お天気が心配だったので雨天の準備までして下さっていたのであった)、私たちもすぐにお昼に頂くトン汁の準備に入った。先にコープのスタッフさんや理事さん達が来られて、後からだんだんと組合員さんのご家族やお友達が到着されるごとに、「おはようございま〜す!」「こんにちは〜♪」と皆がニコニコと挨拶して声を掛け合った。外で、しかも広々とした自然農の畑を眺めながら、大勢で調理をするのはとても楽しくて、山のようにある小芋やゴボウ(もうすでに洗って皮も大方剥いて下さっていたのであるが)も周りの人々といろいろお話しながらあれよあれよという間に切って調理していった。子供達もこんにゃくを手でちぎったりするお仕事があって、みんな一生懸命楽しくこんにゃくを小さな手でちぎってくれた。(これらの準備もおぐらさんのお母様がいろいろと指示して下さったのだが、とってもお元気で明るい笑顔に、こちらまで嬉しくなってしまった♪)
朝の準備がすむと、小倉さんからご挨拶と説明があって、早速さつまいも掘りにチャレンジ〜!大きなお芋がゴロゴロとつながって出てくるので大人も子供もつい必死?になって掘り続けてしまうのであるが、丸々と太ったさつまいもを手にして、秋の豊かな実りにジワ〜っと感じ入ったひとときであった。そして谷農園スタッフさんの説明で、さつまいもの茎も炒めて醤油とみりんで味付けるとビールにも合って美味しいとのことで、皆さんが茎や葉っぱもたくさん持って帰られた。「さつまいもって、ぜーんぶ美味しく食べられるんだ〜!!」とホントに感心してしまったのであった。その後で落花生の収穫に入るはずであったのだが、少し小雨が降りだしたので、お昼ご飯は近くの農業会館というところで食べることになり、皆荷物を車に乗せて移動した。木の香りも清々しい農業会館に着き、トン汁の仕上げにお味噌を入れ、採れたての大根葉もきざんで入れ、大鍋一杯の美味しいお汁が出来上がった。隣にもう一つベジタリアンの方用に豚肉抜きの鍋も作られていて配慮もバッチリであった。又おぐらさんのお母様のお手製の美味しい高菜漬けも用意して下さっていて、皆さんに大好評!!各々のご家庭でおにぎりやご飯やお茶を用意してくることになっていたので、それと一緒に熱々のトン汁を夢中でふーふー言いながら食べて、心もお腹も和む寛ぎの昼食であった。
お昼ご飯をお腹一杯食べたあとは、又、すこしお天気も回復してきたので、畑へと戻って、玉ねぎの苗の植付けにチャレンジ♪おぐらさんが見本を示して下さったのを見ていると、すごく早くサッサッと植え付けられていくのだが、いざ自分がやってみると中々ちゃんと苗が植わってくれなくて(笑)、「やっぱり熟練の技なんだわ〜〜」と思い知ったのである。しかし、皆めげずにゆっくりゆっくり苗を植えていくのを楽しませて頂いた。その後には「待ってました〜〜!」とばかりに、おぐらさんのご好意で「自然農の畑の野菜を好きなだけ収穫してグラム売り!!」をさせて頂いた。主婦の皆さんが目をキラキラさせて今夜のおかずの野菜を頂きに、畑のあちこちで野菜達と相談しながら?収穫の楽しみを満喫したのであった。さつまいもや落花生のほかにも、青々とした元気いっぱいのニラ、茎が赤いひの菜、お漬物にすると最高に美味しい高菜、まだ柔らかい良い香りのキクナ、お鍋の季節にうれしい長ネギや下仁田ネギ、そして立派な葉っぱがワサワサとした大根の周りには小さな愛らしいハコベが沢山生えていて秋なのに白い可愛い花まで咲いていた。私と友人も夢中になって(でもなるべく畑を荒らさないように・・と気をつけて)野菜達の収穫をめいっぱい楽しませて頂いた。グラム売りの袋にはこべまで一緒に収穫したのを計って頂き「おぉ〜安いっ!」とまたまた感動していたのだが、皆さんそれぞれに思い思いに大好きな野菜達を収穫した喜びで何とも言えず和やかな満ち足りたお顔であった。そして収穫祭の予定も無事終了して最後にまたおぐらさんからのご挨拶があり、奈良へ大阪へとまた帰路についたのであった。
帰りの車の中では、主人とコープのスタッフのTくんと私と私の友人の4人で、又もや自然農や食べ物の話で盛り上がっていたのだが、こういった自然と触れ合う催しは老若男女を問わず、みな童心に帰って、また土とふれあいながらいろんなことを学んで、本当に大変有意義な催しだと思った。そして現代人の心身を癒す催しのひとつであると思う。
そして次の日の27日日曜日も少し出かけていたのだが、帰宅後に収穫祭で頂いた新鮮な野菜を沢山食べて、久しぶりにゆっくりと過ごすことが出来た。サツマイモを蒸してホクホクとした甘さを楽しみ、夕食には、ニラの辛し和えや、キクナとサラダ菜の和風サラダや、モロッコいんげんの素揚げや、サツマイモの芋づるの甘辛炒め(これがものすごく美味しくて主人も私もビックリ!であった。なんとなくちょっと野草のようでもあり、クセがなくて少しぬめりがあって、ビールのおつまみにもバッチリ合ってやめられなくなる・・笑)などを作り、新鮮な野菜の美味しさを堪能させて頂いた。その上に、BBSでもよくお世話になっているタムタムさん(田村さん)のレンコンもたっぷり素揚げにしてポン酢で頂き、コープの殻つき小海老の空揚げとカキフライもして、収穫祭の2次会パーティーを自宅で催したみたいになってしまった(笑)。又今日のお昼にも、サツマイモの葉っぱの佃煮を作ったらこれもご飯にピッタリで、今夜の夕食にも大根を調理したり(何のお料理にしよ〜かな?)、ひの菜と高菜もお漬物にしようと思う(早くしなくは〜〜(^^ゞ)。
そうして本当に実り豊かな充実した収穫祭を過ごさせて下さった谷農園のおぐらさんご一家とスタッフの皆さんに心より感謝したい。(まだお若いけれど、志が高く責任感の強いおぐらさんの優しいお人柄で、皆さんが本当に自然に温かく交流させて頂けたと思う。感謝!!)またこれからのいろんなイベントを、皆さんとともにとても楽しみにしている私なのであった。

☆谷農園さんのHP  http://www.ict.ne.jp/~mina/




 No.58 あの人に会いに行こう! 2002/10/28

先日、Niftyのnewsで、忌野清志郎さんが自転車ひとり旅を走行中とお知らせされていたので、少し抜粋して掲載させて頂きたい。

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 ロック歌手の忌野清志郎(51)が、松尾芭蕉の「奥の細道」を自転車で単独追体験する「ツール・ド・奥の細道」に挑戦している。東京・深川(江東区)からスタートし、奥の細道の最北地である秋田県象潟(きさかた)町までの約1000キロの道のりをサイクリングで走破することを目指している。芭蕉の住まい「芭蕉庵」があったとされる東京・深川の芭蕉稲荷を今月17日にスタート。初日に早くも栃木県日光に到着するなど順調な出足。途中、地元ファンが持ってきたギターで即席ライブを行うなど各地の人々と触れ合いながら、現在、宮城県松島を通過中という。

 チャレンジの理由は2つ。昨年9月、東京・日本橋から鹿児島まで1500キロを自転車で走破したが、その時はバンドメンバーも一緒。「いつか一人旅を」と思っていた中で思いついたのが、芭蕉の「奥の細道」だった。

 もう一つの理由は、サイクリングを始めるきっかけになった、あるおじいさんに会うため。「2年前の冬、山形県立川町で雪崩事故があった。そのニュースを見ていたら、生き埋めになった人たちの中で52歳の男性だけが発生から7時間後に助かった。救助したのは、何と80歳になる父親。吹雪の中スコップを持って助けに行って、息子を掘り出したんだ。凄いでしょ」と清志郎。このニュースに触発され、「80歳になっても子供を助ける力を取り戻そう。足腰を鍛えよう!」と始めたのがサイクリング。この“スーパーおじいさん”に会いたいというのが、旅立ちの大きな動機となった。息子を助け出した“80歳の鉄人”は、ゴール地点の秋田県象潟町から85キロ手前の山形県立川町に住む建設会社員、疋田武雄さん(54)の父・虎(たけし)さんで、50年間猟師をしていたつわもの。清志郎に同行取材しているNHKスタッフ(この模様は衛星第2で12月22日夜10時放送予定)が息子の武雄さんに連絡は入れているが、清志郎は完全な初対面。「いろいろな話をうかがって、多くのことを学びたい」と楽しみにしており、ペダルをこぐ力も自然と強くなっているようだ。
(nifty news より抜粋)

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このnewsを読み、いま空を仰ぎ大地とふれあいながら自転車一人旅をなさっている清志郎さんの姿を想うと、とても清々しい気持ちになった。昔から忌野清志郎さんの個性的なスタイルと歌に惹かれていたが(ちょっと歌も練習してみたこともあった・・笑)、21世紀に入って又新たな行動を起こされていることに非常に感動したのである。そして清志郎さんが「会いたい!」と思っておられる鉄人のおじいさまと対面されて多くのことを学ばれる日を蔭ながらお祈りし応援したい。こうして人と人の出会いから、新たに希望が生まれ何かが始まっていくことは本当に素晴らしい。




 No.57 船井総研No.1五十棲さんのセミナー 2002/10/22

昨日も書いたが、11月末に船井総研大阪本社で催される五十棲剛史さんのセミナーに参加することにした。五十棲さんは私と同い年で、船井総研さんのコンサルタント300名の中で、4期連続人気&実績ともにNo.1のビジネスプロデューサーの方である。実績が小山社長をも上回っておられるというのは、ただただ凄いとしか言いようがない。
私が、五十棲さんのことを初めて知ったのは昨年の春で、検索か何かでハー・ストーリィさんのHPを知り、またそこから辿って、五十棲さんのHPに行きついた。その時は、まだリニューアル前のHPであったのだが、オープンして以来ずっと毎日書き続けておられるISOZUMI NOTEを読み、その並々ならぬコンサルティングのお仕事に対する姿勢の素晴らしさに感動を覚えたのであった。
以前に私が船井総研のM先生のご支援を頂いていたときに、大阪本社での勉強会で、ご活躍されておられるコンサルタントの方々と会わせて下さったりしていて、唐土さんという人気コンサルタントの方から著書を頂いたこともあったのだが、そんな中で「リフォーム業界に凄い人がいる!」というお噂を耳にした。(船井総研のコンサルタントの方々は、お一人お一人がひとつ或いは複数の業界に特化して支援されているのである。)それが、後で思えば五十棲さんのことで、ちょうどその頃から、No.1を突っ走り始めておられたのである。私はまだまだ仕事を始めてようやく3年目・・といった頃で、初めて船井総研さんのオフィスにお邪魔して新鮮なことばかりであったのだが、そんなお噂を聞いて憧れの気持ちを持ったことを覚えている。そうして、五十棲さんが入社当時はM先生の元におられたということを知り、余計に関心を抱いたのであった。
リニューアル後の五十棲さんのHPは、フラッシュを使って一層個性が引き立つようなページに作られていて、内容の充実度とともにいつ見ても飽きない美しさがある。
プロフィールのページには生年月日も書かれているので(以前には動物占いがチータということも書かれていた♪)、思わず私は数秘術の計算をしてしまったのであるが(五十棲様、失礼!!)、私と同じ8だったので、又もや勝手に嬉しくなってしまっていたのである。
数秘術の8という数字は、「豊かさと力」というキーワードを持ち、ビジネスにも非常に縁の深い数字である。私は8にしては、女性だからなのか、動物占いがたぬきだからなのか、33才頃まではビジネスにほとんど縁の無い人生を送っていたのだが、その後、本当はすごくプーな自分が船井総研さんの勉強会に参加したりしていると、時々「ぷぷっ」と無性に可笑しくなってしまうことがあるのである。逆に、「私のような人までがこんなところにいるのだから、やっぱり時代が変化してきてるんだろうな〜〜」なんてしみじみと感慨深くなる時がよくある。
五十棲さんのHPの「追っかけ対談」というページは、ハー・ストーリィの日野かえこ社長と五十棲さんのIT上の対談で、大変に内容が濃くて面白い。最近の対談は実に興味深いビジネスのお話が多いのだが、以前の対談では五十棲さんが大手百貨店勤務からコンサルタントに転身されたプロセスも話されていて、これを読んで私は彼の大ファンになってしまったのであった。昔は人前で話すことが苦手で話し方教室にまで申し込まれたという五十棲さんが、「不器用だけど、動物的感というか、成功の匂いだけはかぎ分けられるし、お客さんと話していても、どうしたらそこが業績アップするかがよく分かる。(HPより引用)」といった天性の才能を活かす地道な努力を続けられた末に、自分らしいスタイルを大きく開花されてご活躍されているのが本当に素晴らしい。
以前のBBSで初めてカキコミさせて頂いたときの五十棲さんのレスの言葉がとても素敵だったので、プリントしてずっと手元に持っているのだが、「できるだけ何かにとらわれることなく、自分の感性を自然な形で表現しているようにしています。仕事も同じです。無理もせず緊張なく自然な形がいいのでしょう。ありのままに自由に楽しむ、そんな感じです。(抜粋)」と書いて下さった言葉を見るたびにいつも「私もこんな風にお仕事したいな〜」と夢がふくらむのである。
そして、今年の4月、コープの創立総会が大成功に終わった3日後に五十棲さんのセミナー「伸びる会社のビジネスモデル大研究フォーラム」があり、それは充電期間中の自分へのプレゼントのような気持ちで参加したのであった。
そのセミナーには、五十棲さんのほかブライダルバンケット&レストラン業界の革命児プラン・ドゥー・シーの野田社長や学生に大人気の企業ワイキューブの安田社長のパワフル&エネルギッシュな30代の講師陣で、又セミナー受講者もハー・ストーリィの日野社長がおられたり・・と、私にとっては「会いたい人がいっぱい♪」なセミナーであった。そこで願いが叶って、五十棲さんと日野社長にご挨拶して名刺を渡すこともできたのだが、思いがけず五十棲さんが「日野さんと知り合いになっといたほうがいい」とおっしゃって日野社長を探してくださったことにすごく感激してしまった。(でもすでに私は、女子トイレでバッタリお会いしてしまった日野社長にすかさず名刺をお渡しした後であった・・(^^ゞ)でもその時、“五十棲さんは、水瓶座時代のネットワークをそのお人柄で自然に繋げていってらっしゃる方なんだ”と再認識した次第であった。
初めて聴く五十棲さんのセミナーは、お声も話し方も「あっ、生粋の京都のひと!」という感じで穏やかで落ち着いた雰囲気。そして、そのクールな落ち着きの中に、彼の真髄である自由な感性と、私にはない確立したシステム思考を持たれていて、その日はそれを学べたことが一番の収穫であった。非常に強い個性を持ちながら、右脳と左脳、男性性と女性性のバランスの美しい人、というイメージである。又、五十棲さんは生き方の表現としての服を凄くオシャレに着こなしておられるので有名なようなのだが、セミナーの前の休憩時間にドアの前に立って夕陽を受けておられた横顔と姿があんまり素敵だったので、ちょっとため息がでそうであった。(私は、男性でも女性でも自分の好きな世界で自分らしく輝いておられる方を見ると、ほんとに嬉しくなる。人が輝く場は、趣味の世界でもお仕事でもスポーツでも何でもいいのだと思う・・)そして独特のチャーミングな雰囲気も漂っていて、「笑顔」というよりも「微笑」を浮かべておられたのが非常に印象的であった。
それから夏が来て、お蔭さまでマイHPをオープンすることができて、OPENのお知らせとリンクのお願いメールを送った時に電光石火の如く素早くお返事を下さったのが、不思議研究所の森田健さんと五十棲さんであった。ものすごくご多忙な方々なのに、すぐにOK!とお返事頂いて大感激したのである。(その上、もりけんさんにはお褒めの言葉と画像まで頂いたのだった〜(T-T))ご多忙な方ほど即断即決が身についておられることをあらためて感じた次第であった。
そして昨日行くことに決めた11月末のセミナーは、船井会長とリフォーム会社オクタの奥田社長と五十棲さんの3人が講師をされるエコ・リフォームのセミナーである。一体どんなお話が出てくるのだろう〜〜と今からものすごく楽しみなのだが、それまでに自分が今温めているイメージをまとめていけたら、お話も一層楽しんで聴けるように思う。それまでは、企画書づくりとHPのまだ出来ていないコンテンツを作っていくことに力を注ぎたいと思う。
それにしても、特に30代になってから本当に沢山素敵な出会いを頂いて、感謝の限りがない。そして私のHPのBBSにいらして下さる各地の方々と、いつかぜひお顔を合わせてゆっくり語り合いたいものだと思う。ITの世界はいろんなネガティブなことも起こってはいるが、このような出会いの場を与えてくれたインターネットにも心から感謝したい。

☆五十棲さんやハー・ストーリィさんのHPは、おすすめHPリンク集でご紹介しています。




 No.56 満月の徒然夜話T 2002/10/21

今夜は満月だが、お天気がイマイチだったので美しい月の光が見れないのが少し残念である。
私は自分が新月グループ(動物占い)だからという全く安易な理由(^^ゞもあって、昨年から「新月のつぶやき」を書き始めたので、いつもやはり新月は意識しているのだが、その対極にある満月も同じように気になる日である。
身体感覚で感じたことなのだが、新月の日は月の影響が少ない分、何か自分の内側からすーっと霧のように立ち上ってくるようなものがあるように感じるのだが、一方、満月に近づくにつれて、月の波動が高まり、その波動に身体ごと包みこまれていくようで、少々胸苦しいような気がする。満月の夜には衝動的な気も高まるといわれているが、月の持つ魔力はルナティックなどと呼ばれて、未だ神秘のベールを被ったままである。しかし、女性性の象徴でもある月の魅力に惹かれ、その深淵にふれてみたいと想う人々の心も相まって、満月の夜の月の光ほど人間の感情を解放させてくれるものはないように思う。そしてそれは遥かに遠い地球と月の歴史の記憶から来ているものなのかもしれないのであるが・・・。
そして新月の日には、いつも思いつくままに「新月のつぶやき」を書いているのだが、これからは満月の日にも、このめもなどでその日にあったことや感じたことを書いていくと、後で新月の日と比較できるかも♪なんて思いついたのである。
今日は、Fさんから展覧会のことでお電話があり、その時いろいろとお話していた中に沢山のシンクロも発見出来た。その中で来年の幸塾の全国大会のお話も出て、「あ〜、もう、来年のお話も出てくる頃なんだ〜〜」なんて思っていた大ボケな私(笑)であるが、年末年始はパーティーや忘年会・新年会で沢山の方々と出会う季節でもあるので、今から楽しみなのであった。
それと、最近、動物占い5キャラのことでメールを下さる方が多いのだが、お礼のメールを頂くと、とても楽しんで喜んでくださっているようで、私までホッと心が和んで嬉しくなる。
それから、私がほぼ毎日拝見しているサイトが5〜6つあるのだが、そのうちのひとつのサイトでカキコしてレスを頂き、11月末のセミナーに参加することにしたのである。少し前に「このセミナーに行きたいな〜」って思っていて、でもまだ迷っていて決めていなかったのであるが、レスを頂いたのを見て、今日急に「そうだ、行こう♪」と決めたら、それも又ワクワク凄く楽しみになった。
その頃までには、今心の中で温めているイメージを企画書にまとめ上げたいと思っている。
私は、いつも企画書を書くときは、普通の企画書の書き方をほとんど無視して(笑)、なるべく自由に、インスピレーションの趣くままに作っていくのであるが、それがとても楽しいのである。思いをかたちにする、表現する、という楽しみに魅了される時間である。これから1ケ月間、日々の暮らしの中でインスピレーションを呼吸しながら、自分らしい企画書を作ってみたいと思う。
そういう感じで、今日は結構、『満月モード』に入っていたような気がするが、夜空に煌々と輝く銀色の美しい月の光を一身に浴びるような気持ちで、満月の一日を過ごすのも悪くないと思う。

≪月に一度ずつの新月&満月の日を、ぜひ皆さんも楽しまれて下さいね♪
 これから出来るだけ、BBSなどで「明日は新月・満月です」とお知らせしたいと思います(o^^o)≫




 No.55 女性性とビジネス 2002/10/17

多くの女性がビジネスの世界でも活躍するようになって久しいが、私も遅ればせながら、33才から仕事を始めていろんなことを実感した。
今まで「男性社会」と言われてきたように、社会の構造自体が自己主張と競争に明け暮れた時代が続いていたが、これは一概に男性だけの「男性性」ではなくて、男性も女性も含めた人間全体としての中の「男性性優位」の社会であったように思う。しかし、その「男性性」も本来のバランスからはかなりズレていて、攻撃的な面ばかりが前面に出てくるような状況であった。自分や家族を守るために、生き延びるために、他者を蹴落としてまで勝者になろうとする男性性の仮面というのは、本当の強さではなく、恐れの裏返しであるだろう。しかし、思うに、今まで女性性というものがあまりにも家庭内に閉じ込められていて、社会には出してはならないもののようになっていたので、そういった偽りの男性性のみで悪戦苦闘していたのではないかと思う。
なぜ、女性性を外に出せなかったか?・・・それは、自分の心の内部の最もデリケートで大切なもの≪それは、ひとしずくの愛であったり優しさであったり、思慕であったりするだろう≫があんまり繊細でかよわく見えるために、そんなものでは到底人生の荒波に立ち向かえず飲まれてしまうだろうという怖れの予測からではないだろうか。「人生は甘くない」・・20世紀の間は、そんな言葉を誰もが沢山聞いていたように思う。それをもっとわかりやすく訳してみると、「私はこんなに心が傷ついている。そしてきっと私も誰かを傷つけただろう。だから人生は厳しくて、傷つけ合うのが人間関係だ。そして夢見たことなんて叶わず、所詮人生とはこんなものだ。」という幻滅と限界感ではなかっただろうか。
しかし、時代は確実に変化してきている。今は特に、日々変化の真っ只中といった感がある。その中で、ひとりの人間の内に誰もが持っている女性性、特に、女性にとっては本来全く自然に備わっているように感じられる女性性というものについて少し書いてみたい。
女性性には、【受け入れる・育む・包みこむ】といった特性があり、それが最も顕著に現われた例は、育児・子育ての姿であるだろう。しかし、そういった子孫を産み育てるという仕事のほかにも、この特性を大きく開花させることができるように思う。今、男性社会が行き詰まっている中でも、男性同士はこの【受け入れる・育む・包みこむ】ということがどちらかというと苦手な人が多く、お互いに不器用にぶつかってしまうのをよく見かけてしまう。
もちろん仕事の上で、男性女性の別なく才能と人間力で関わりあっている例も沢山見受けるが、そういう場合でも、私生活に戻ると又別なのではないかと思うときがある。こういうことは、すべて自分の核心の本音の部分と関わりあっていることであって、ビジネス上とか表面的なことでは済まない問題であるだろう。
幸せに子育てをしている母親は、子供を育てたからといって決して「偉い人」になるわけでもなく、ただ子供という存在と日々全身全霊で関わっているのである。そして何よりも、子供の笑顔(寝顔の場合もあるだろうが・・)を見ることに喜びを感じておられる方々が多いのではないかと思う。
そして、こういった女性性の特性こそが、実は、今最もビジネスの中でも必要とされる要素ではないかと私は思っている。
今まで、ビジネスの世界には、「競争に勝つ・騙しても騙されるな」式の考えが長く続いていたために、全く人生と魂の尊厳からかけ離れた俗っぽさがあったように思うが、それは単に残念なことというだけではなくて、そういう生き方にどっぷり嵌っているのは、“魂にとって最も損な生き方”であるように思う。そういう人を見かけて「あっ、あなた!損していますよ!!」と言うのはちょっと気が引けるかもしれない(笑)が、3次元的な発想だけで競争の中に生きていると、これからどんどん“人生の損”をしてしまう時代に突入しているのである。べつに何も損得だけが人生ではないのだが、真実に近く生きるほどどんどん幸せになっていくので、やはり大元のところが重要なように思う。そして女性性の特性は、生活に密着した感覚と母なる大地に抱かれるような温かい安心感を伴い、3次元の生活を地に足をつけて豊かに生きることをサポートするものであると思う。
これから、こういうサポート能力に自信を持った女性達が、仕事の中に、愛と喜びと生きる美しさを盛り込んでいかれたら素敵な世の中になるのではないだろうか。そして、もちろん男性の方々も、そういった女性達のサポートをしっかりと受けとめて下さり、又時には、そういう女性達を励まし応援して頂けたら、ほんとうに素晴らしい関係が築けるように思う。これは以前、姫乃宮亜美さんもおっしゃっておられたことだが、ひとりひとりの人間の内の男性性というものが、真の勇気を持って自らの女性性を慈しんでいく中で、こういった人間関係も実現していくことであるだろう。
そして、ご縁あって本当に温かいご支援を下さった船井総研のM先生は、「したいことして儲けませんか」という著書の中で、未来の生活主義社会の到来を予測されているのである。【受容】という言葉を教えて下さったコンサルタントの大家のM先生は、生活に根ざした女性性の視点をも兼ね備えていらっしゃる方であった。M先生は、よく「女に学べ」ともおっしゃっておられたのだが、地方の企業に行かれたときも、道端で野菜を売っておられたおばさんの存在感に、ひとり心の中で賛辞を贈られるような人間通の方である。そうして私も、M先生に自分をそのまま受容して頂いたことによって、又、新たなステップを歩んでいくことが出来たのであった。
女性性について思い浮かぶままにいろいろ書いてしまったが、これからビジネスの世界でも、男性も女性ももっとオープンに語り合い、肩を抱きハグしあいながら、共に新たな世界を創っていけたら、それだけで全く素晴らしいことである。




 No.54 サトルその後 2002/10/15

10/6のサトルエネルギー学会講演会≪波動ルネッサンス2002≫に参加した後、今やたらと講座や講演会などに参加している。サトルから帰宅した週の木曜日10/10には、大阪のATCグリーンエコプラザでエコ・コンシェルジュ講座の第1回を聞きに行き、又土曜日10/12には、京都にあまちゆうとさんの講演会(ワクワク開発研究所様主催)に参加した。
波動ルネッサンスで最も感じ入ったことは、「私達ひとりひとりの意識が、ほんとうに世界を地球を変えていく!」ということであった。そして、この講演会こそが、サトルエネルギー学会のスタッフの方々や講師陣の方々のご尽力によってまざまざと形になり、皆の胸に感動を呼び起こす場を創られた実例であった。この新月の日に結集したエネルギーは、きっとその場に参加した人々の胸に灯り、又それぞれの場に持ち帰られて育っているのではないかと思われる。(↓に書かせて頂いた拙いご報告を、先日、大会副実行委員長の村田氏からサトルエネルギー学会HPにて引用したいとのお言葉を頂き、感激していたのであった。)
エコ・コンシェルジュのほうは、いつもコープの美味しい野菜セットを作って下さっているおぐらさんが教えて下さったので参加させて頂いたのだが、これに参加したことが、一般的なエコ意識というものについて考えるきっかけとなった。環境問題についての一般企業の取り組み事例等のお話を聴きながら、もっと環境問題やエコ活動を身近に楽しく親しみながら広めていく手段はないものか・・とずっと考えていたのだが、やがて“アミューズメント”というキーワードが浮かんできて、「そうだ、これからのアミューズメントは単なる娯楽やお遊びだけではない、エコや環境の学びが組みこまれた、地球を丸ごと知って体験するようなアミューズメントが面白い〜!!」などと一人内心(笑)盛り上がっていたのであった。(しかし、いかにも学びを組み込みました!みたいなものだとやっぱりちょっとイマイチな結果になるだろうし、その辺りのエンターテイメント性の洗練度合いが最も大切ではないかと思われる。)
そして、土曜日のあまちゆうとさんの講演会には、三輪に住んでおられるイラストレーターさんの友人とふたりで参加し、楽しいひとときを過ごした。講演会は夜6:30からだったので、先に京都へ行っていた友人と、烏丸御池の駅で夕方5時に落ち合い、会場のウイングス京都の近くの自然食レストランで食事をした。最初は「ちょっと軽食でも取っておいたほうがいいね」ぐらいの気持ちでいたのに、歩いていると自然食レストランの看板が目についたので入ってみたら、しっかりと夕食を頂いてしまったのである。ここは京都のおばんざい風の自然食の家庭料理を出されていて、夜の日替わり定食¥1800(おかず3品・お汁・ご飯もの・おつけもの・デザート・梅酒や杏酒またはシークワーサージュース)というのを注文してみたら、やっぱりさすがは京都のオーガニックレストラン、素材の美味しさにも味付けにもしみじみと癒される心地であった。ほんとは梅酒や杏酒を飲みたかったのであるが、その後で講演会なのにお酒を飲んでいてはマズイ・・・(笑)と思い、シークワーサー(柑橘類の一種)のジュースにしたのだが、これもビタミンCたっぷりという感じでとっても美味しかった。デザートには、ミシッと重量感のあるチョコレート味のブラウニーと林檎が出てきて、ふたりとももうお腹一杯、大満足であった。
その後、お腹一杯でニコニコして(少し苦しかったけど・・)、ウイングス京都のセミナー室に着くと、ワクワク開発研究所の岡地さんと宮内さんが受付でお出迎えして下さり、優しいお顔を見たとたんに凄く嬉しくなった。あまちゆうとさんには初めてご対面〜(o^^o)であったが、少年のような笑顔と飾らないお人柄、冗談を連発されるときの子供のような明るさ、そして深い優しさがじわじわと伝わってくるお話に頷き笑い癒されているうちに、あっという間の2時間であった。帰り際には、持っていったあまちさんのご本「ただ自然に そのまんま」(主人が又知人から頂いたのである♪)にサインとメッセージを書いて頂き、「心のままに」と書いて下さったメッセージの言葉がふわっと胸に広がって幸せな気持ちであった。そして友人とふたり京都からの帰りの電車で、お互いのことやこれからのことを沢山語り合えて、とってもいい一日であった。
そして、立て続けにこういった集まりに参加して、一つ一つの場で得た気づきや実感が、自然に融合されてきたようで、今ひとつのイメージが自分のなかで形づくられてきている。
又、明日も、大阪で行われるビジネスの学習会に参加する予定なのだが、ちょうど自分が今知りたいと思っていた「住」についてのお話が聴けるので、とても楽しみにしている。船井総研さんの勉強会ではコンサルティングのことを教えて頂いたのだが、もちろんまだまだ知らないことが遥かに多くて、でもそんなことを一つ一つ知る機会があるごとに、自分のエネルギーが活性化していくのが分かって、今はそれが一番ワクワクと楽しいのである。今回はサトルその後のご報告を書いたが、新たなイメージとヴィジョンについては、もう少しまとまってから書いてみたいと思う。




 No.53 ≪波動ルネッサンス2002≫ 新月の饗宴 2002/10/09

10月6日、東京・有楽町のよみうりホールに1000名の聴衆を集めて、サトルエネルギー学会講演会≪波動ルネッサンス2002≫が開催された。
私と主人は、10月5日のお昼に自宅を出て、最寄り駅から名古屋を経由して東京へと向かった。いつも東京へ行くときには、京都まで近鉄の特急に乗り、京都駅から新幹線に乗るのだが、今回はちょっと趣向を変えて(笑)、名古屋から新幹線に乗った。
5日、6日と、東京駅から少し離れたホテルに泊まったのだが、そこはオーナー会員制のホテルで週末に体験宿泊というのをやっていたのをインターネットで知って、ちょっと面白そうだと思い、泊まってみたら結構お部屋もゆったりとしていたので寛いで過ごせた。しかし残念ながらインターネット対応のお部屋が満室だったので他の部屋ということになり、それは少々残念であった。
そして私はなんというか妙なところで神経質なので、ホテルなどに宿泊するときも、枕がちょっと高かったりすると眠りにくいのであるが、今回もとても寛げたホテルなのに、やっぱりなんとなくそういう感じで、眠いのになかなか眠れなくってしまった。それでとうとう、目がしょぼしょぼして頭もぼや〜〜んとした状態で朝を迎えてしまったのであった。
しかし!心から楽しみにしていた講演会であったので、それでもメゲズに主人と二人で有楽町のよみうりホールまでタクシーに乗って駆けつけた。でもそんなときに限って、主人がよみうりホールと向かいの東京国際フォーラムのビルを間違えてしまい(笑)、うろうろしているうちに開会の挨拶の時間にいきなり遅れてしまったのであるが、なんとかトップバッターのご講演には間に合った。よみうりホールの入口では、協賛企業の展示ブースが所狭しと並び、スタッフの方々が入場者を待ち構えていて、沢山のパンフレットを手渡して下さっていた。入口からホールの中へと入っていく途中で、両手の上には次から次へと手渡されるパンフレットが積み重なっていくのに驚きながら前へと進んでいった。(でもその時、思わず大学の入学式のときの部活勧誘を思い出してしまった!)あんまり沢山のパンフで持つのにも困っていたが、最後に増田先生のお顔のイラスト入り手提げ紙袋を配って下さっていたので、本当に助かった。それでやっとホールの二階席にたどり着いたのだが、昨年お世話になった会社の取締役の方といきなり出くわしてまたまたびっくり!「おぉ、これはこれは・・」とご挨拶を交わした。なんだか知った人がおられると嬉しくなる。そして朝10時から各講師それぞれ50分のご講演がスタートし、夜の8時近くまで続くのであった。それでは、波動ルネッサンス2002の素晴らしい面々の講師の方々のお話を少しご紹介させて頂こうと思う。

★10:10〜11:00 日本統合医療学会(JIM)代表 東京大学医学部名誉教授 渥美和彦先生ご講演「21世紀は統合医療になる」・・・代替医療における最新の情報とともに、高い山の頂きで仙人の如く生きて厳しい修行に励まれるチベットの行者のスライドなども沢山見せて下さった。共存共生の時代である21世紀の医療は、統計学的な西洋医学と個人を中心とした代替・伝統医学が統合されて、個人の価値が尊重される患者中心の統合医療となるとの確信が、渥美先生のお話から強く伝わってきた。

★11:00〜11:50 国際生命情報科学会(ISLIS)理事長 山本幹男先生ご講演「新パラダイムをめざす−「潜在能力の科学」−・・・気功師が自分の身体から外に向かって発する“気”を「外気」というが、そういった人間の潜在的な能力を科学的に解明するために、国の予算で取り組まれてきた山本先生が、現在までの詳細なデータを持って「気」を解説して下さった。4階にいる気功師の気を受けて1階の人が反応される実験や、中国の気功師が発する気で人や象が吹っ飛んだり倒れたりするビデオの鮮明なシーンの数々に会場も沸きあがり、あっという間の50分であった。

★11:50〜12:40 筑波大学名誉教授 村上和雄先生ご講演「あなたの「思い」が遺伝子の働きを変える」・・・昨年お仕事させて頂いた企業でも村上先生のお名前や原稿はよく目にしていたのだが、村上先生の生のセミナーを今回初めて聴き、淡々とお話されながらキラリと光るユーモアが満ちあふれる魅力的なご講演に、正直言って驚くことしきりで、幾度も幾度も会場に笑いの渦が巻き起こり、やんややんやの大喝采であった。村上先生の今までのご研究生活での沢山のエピソードやシンクロニシティを話して下さったのだが、そのお話のどれもこれもが本音トーク炸裂!で、村上先生の人間まるごとの面白さに魅了されて聞き入ってしまった。(これもその時のお話のひとつだが、研究者の方々が夜にお酒を飲みながら生命の摩訶不思議さについて尽きることなく本音で語り合うことを“ナイトサイエンス”と呼ばれているらしい・・)そして感動・感謝・喜びなどが、今まで眠っていた遺伝子のスイッチをオンにするというお話を通して、未来への希望を与えてくださった村上先生であった。最後には割れんばかりの拍手が会場に響き渡った。

<ここで、お昼ご飯の休憩が50分間>
短めの休憩でお昼ご飯に外へでかけるのが大変だったので、主人がお寿司とお惣菜を近くのコンビニで買ってきてくれて、ホール外のベンチで昼食を頂いた。ホールで主人を待っている間、美しい音楽が流れていて、とても癒された。これは司会の石田様という女性が作られた「あなたはすでに輝くばかりに美しい」という曲だそうだ。石田様は、俳優の石田純一さんのお姉様だそうである。そして、司会のもうお一人は、フィンドホーンで末期ガンから蘇生され、その後フラワーエッセンスの普及に多大な尽力をされておられる寺山心一翁先生。ご講演者をご紹介される寺山先生の明るく喜びに満ちたお声がとりわけ印象的であった。そうして食後ちょっと休憩してしているうちに、あっという間に、午後からのご講演がスタート!!

★13:30〜14:20 日本貴峰道協会主宰 貴田晞照先生ご講演「超医療『ごしんじょう療法』〜気の世界から病の本質を明らかにする〜」・・・痛みを消し、アトピー・アレルギーを鎮め、万病に効果を現すごしんじょう療法について、様々な治癒の症例スライドを示され、又、気の理論も明らかにされた。小さなお子さんのアトピーが、ごしんじょう療法によってみるみるうちに治っていかれる様子には大変驚いた。又、長年の病の苦しみ(パーキンソン病や原因不明の痛みで神経を切除しても治らない等)が、ごしんじょう療法で徐々に治っていかれている方の喜びの声が印象的であった。私も、ごしんじょう療法に大変興味を持ったので、またぜひ貴田先生のご本なども読んでみたいと思う。

★14:20〜15:10 不思議研究所所長 森田健(りんごちゃん)先生ご講演「情報が世界を変える」・・・キラキラ光る美しいピンクのミニチャイナドレスの「りんごちゃんファッション」で颯爽と森田先生が現れるやいなや、会場に集った1000名の聴衆は思わず身を乗り出し視線集中!!無駄な贅肉のカケラもない美しいプロポーション(特におみ足)に聴衆の熱い視線を集めながら、もりけんさんのマシンガントークが始まった。でも意外や意外、もりけんさんの「今日は、私の講演が主目的ではない人、手を挙げてください〜」の問いかけに多くの挙手が・・・(^_^;)(たぶん、サトルエネルギー関係の方々は意外と船井系情報には詳しくないのかも、と推測される・・・)しかし、そんなことでメゲてはいられないっ!今までのご研究を凄いスピードでスライドも交えて分かりやすく話されるもりけん先生。モンロー研究所での体外離脱、前世を覚えている生まれ変わりの村、茹でたピーナッツを元に戻して芽を出させる孫さんの蘇生、驚くべき確率で的中する六爻占術・・・こんなお話を初めて聞かれた方々はさぞかし驚かれたことであっただろうと思うが、船井先生ファンや不思議研ファンにとっては、もう馴染みの深いお話の数々である。しかし何度聞いても、又新たな気づきが生まれてくるのが不思議である。そして今回は新たな「スープ」のお話が最も印象的であった。輪廻転生して、またこの世に新たに生まれ変わってくる寸前に、スープをを持ったおばあさんに皆出会うのだそうだ。そこでスープを飲んでしまうと過去生のことはすべて忘れてしまい、飲まないと前世をちゃんと覚えているのだそうである。もりけんさんが調査された「生まれ変わりの村」では、みな前世を覚えていて、挨拶がわりに「あんたは何で死んだの?」と死んだときのことを聞き合うのだそうだ。終始、大輪の花のようなチャーミングな笑顔で、このような最新不思議情報の数々を話して下さった森田健(りんごちゃん)先生。ご講演の後には、会場入口で「不思議の友」の冊子が300冊無料配布されるとあっという間に無くなり、その後又問い合わせ先を尋ねられる人々がひっきりなしであったそうである。

★15:10〜16:00 マラナサ・ジャパン代表 エハン・デラヴィ先生ご講演「ブレイン・シフト〜リアルエイジの意識的進化〜」・・・“独立個人”を提唱しておられるエハン・デラヴィ先生は、英国伝統のキルトスカートで鮮やかに登場された。もりけん先生が先ほどのご講演で「スカートはいてる同士」とおっしゃっておられたのだが、伝統の衣装を纏いながら意識の進化について力強く話されるエハン先生の魅力に、会場の意識の場もどんどん高まってくる。世界中を旅しておられるエハン先生ならではの世界観・宇宙観に、気づかされることも多い。「この意識のルネッサンスは、決してハンパなものじゃないんだ!」と熱弁されるエハン先生。ほんとうのパワーと力について、又個人や国の波動を調査計測されたというお話では、1987年のハーモニック・コンバージェンスを境にして波動の数値がぐっと上がったのだそうだ。そしてキリストやブッダなど高い波動を持つ存在の場があるだけで、地球全体に影響を及ぼすのだそうである。これからの時代は、協力し合うオンリーワンの個人同士のソサエティと、それを結ぶインナーネット(意識の回線)の大切さを熱く熱く語られた。(昨年の12月、大阪・梅田のティールームでエハンさんとふたりでいろいろお話して以来、私もエハンさんのご活動には大変注目している。エハンさんの奥様が日本人であられるので、ほんとに流暢な日本語を話されるのだが、ご講演も日本語とほんのちょっと英語をプラスしての素晴らしいお話であった。いまや日本にとっても、なくてはならないスピリチュアルリーダーのおひとりである。)

★16:20〜17:10 宮城大学教授 佐治晴夫先生ご講演「ヒトの形をデザインしたのは誰なのか〜最新宇宙論の視座から人間を考える〜」・・・金子みすずの詩の朗読やパイプオルガン演奏などで始まるユニークな宇宙論講義が人気を博されている佐治教授のご講演は、よく通られる美しい声で、淡々とそして美しいリズムを持って話されていらっしゃったのが非常に印象的であった。NASAの太陽系・外惑星探査機ボイジャーにバッハのプレリュードを搭載することをご提案されたり、又、ET捜査計画では、ETとの交信に“ゆらぎ音楽”を使うことを提唱し話題となられた佐治教授。宇宙の基本的性質と、私たち人間の形がいかに深くかかわっているかについて詩的な表現を持って解説して下さったご講演であった。

★17:10〜18:00 七田チャイルドアカデミー校長 七田眞先生ご講演「右脳教育で人間の能力はワンランクアップする」・・・今最も熱い注目を集める右脳教育・右脳開発の第一人者、七田眞先生。七田先生のお話を聴くのはこれで2度目であったが、多くの実例を上げて非常に分かりやすく話して下さるので、またもや右脳開発の未来に夢と希望をふくらませた。そして七田先生の優しい眼差しとお人柄、自然体で飾らない姿勢に共感を持たれる方々も非常に多いと思う。今まで左脳しか使ってこれなかった人間が、右脳を使うとどんなふうに変化していくか、又、右脳と左脳のバランスの大切さなど、総ての人々にとって有用な情報をお伝えされている七田先生の素晴らしさをあらためて実感させて頂いた講演であった。主人は実は七田先生のご講演は初めてだったのだが、とても良かったと言っていた。穏和な優しい物腰とエネルギッシュなパワーを併せ持たれた七田先生であった。

★18:00〜18:50 時事評論家 増田俊男先生ご講演「神に選ばれた日本人」・・・今回、主人が最も注目して期待していた増田先生のご講演。私も初めて聴くことが出来たのだが、さすがに世界的な時事評論家・増田先生の堂々たるご講演であった。目の覚めるような闊達な弁舌で今現在の世界情勢をスパッスパッと話されていく増田先生。普段はちょっと世事に疎い私(笑)も、耳を澄ませてお話に聞き入った。果てることなき世界の権力争いのお話の後で、無策で無力な日本人のあり方を話され、「いや、日本はこれでいいのだ」と強く断言されたその展開の素晴らしさ!会場はまさに「目からウロコ」状態であった。私もこの展開には全く驚かされ、そして“無策のまま、無力のまま、日本が日本のあり方を示していくことで、やがて世界は日本の凄さを理解する”とおっしゃられた増田先生のご発言に、再び会場は一気に盛り上がったのであった。増田先生のお好きな言葉は、アインシュタインが日本に立ち寄ったときに「私は神に感謝する。この気高い国、日本を与えてくれたことを。」であるそうだ。人々に勇気を与えてくださった増田先生のご講演が終わった時には、心が奮い立つような感動の拍手が起こった。

★18:50〜19:40 日本BE研究所所長 行徳哲男先生ご講演「新しい日本の夜明けの為に感奮興起しよう!」・・・この丸一日がかりの講演会オンパレードのトリを締めくくられるのは、多数の企業家の精神的支柱となってご活躍されておられる行徳哲男先生。私も主人も、失礼ながら今まで行徳先生のことはあまり存じ上げてなかったのであるが、今回、初めて行徳先生のご講演を聴き、そのお声のパワーと、人生の真実を切々と訴えられるお話に、非常に感銘を受けた次第であった。人間が本来持っている感性の大切さと、今のこの「明日何が起こるか分からない面白い時代」に思考を停止して得られる“ひらめき”を重視することを提唱されておられる行徳先生。そして最後には、行徳先生の知人で若くして病で亡くなった父親と残された幼子との交流を、涙ながらにお話された。その若くして亡くなられた父親が「どうか思いやりのある人になってほしい。思いやりのある人は、他人を幸せにする。そして、思いやりのある人は、他人が幸せにしてくれる。」と残された言葉を、行徳先生は詩を朗読するように、又自らに語りかけるように、涙をふきながら切々と語られた。

<ご講演終了後、波動ルネッサンス2002 大会副実行委員長の村田幸彦氏のご挨拶>
私は会場で手渡された講演会のパンフレットを見て、村田氏のご挨拶文の中に「本日10/6は新月です。新月の祈りは実現されやすいとも言われております。この日にこれだけの先生方のご協力が得られたのも何か意味があると思います。」と書かれていたのを読み、新月のことでとても親しみを感じて嬉しく思っていたのだが、村田氏がここ半年ずっとお仕事も投げ打って、家族も巻き込まれて、この波動ルネッサンス2002の準備に奔走されておられたというお話を聞き、私までもが胸が熱くなる思いであった。村田氏が短くご挨拶された後、舞台の真ん中で大きく万歳されたお姿に心打たれ、感動の涙が止まらなかった。

≪20:00〜22:00 よみうりホール向かいの東京フォーラム・ロイヤルキャフェテリアにて懇親会≫
この素晴らしいご講演の先生方が皆出席された先着限定150名の懇親会では、1年ぶりにお会いした森田健(りんごちゃん)先生や、いつもパワフルなエハン先生、にこやかな七田先生・・・沢山の先生方とともに参加された方々が立食パーティー形式で自由に歓談して、とても楽しい時を過ごさせて頂いた。
早速、増田先生のところにもふたりで押しかけた私達であったが、本当に気さくにお話して下さり、写真を撮らせて頂いたり、しっかり握手までして頂いて、もう大感激〜!!であった。側でお写真を撮らせて頂いたときには、増田先生の懐の大きさと温かさがじーんと伝わってくるようであった。又ずうずうしくも名刺までお渡ししてしまった私であるが(笑)、増田先生が私の名前を「いい名前だ」なんておっしゃってくださったので、超舞い上がってしまった♪のである。
その後には、森田りんごちゃん(懇親会の途中から男装に着替えられて「もりけんさん」に戻られたのだが、そのお姿も又決まっていた!)を囲んで和気あいあいと皆で写真を撮ったり、村上先生や行徳先生、寺山心一翁先生にもご挨拶させて頂き、いろんな方と名刺交換させて頂いた。昨年のFOWから約1年ぶりに、もりけんさんや不思議研HPの常連さんの方々とお会いできて、短い間であったが、とても楽しく旧交を温めたような気持ちであった。そして、最近お知り合いになったRさんという方とも、このパーティーで初めてお会いしたのだが、爽やかで明るい女性で、お会いできて楽しかった。そして帰り際にはなんと!昨年お世話になった企業でずっとご一緒に仲良くお仕事したAさんがやってこられて、私も主人も「おぉ〜〜!!」という感じで、握手握手で再会を喜び合った。お仕事もバリバリとなさるし、お人柄も気遣いに溢れてホントに優しいAさんは、私達にとってはまるで可愛い弟のように思っている(Aさんには失礼かもしれないが〜〜笑)。久々にお会い出来て、実に嬉しいひとときであった。

懇親会終了後、私達はタクシーでホテルに戻り、再度、素晴らしき一日を過ごせたことを祝って乾杯した。ひとしきり感慨に浸った後でお風呂に入ると急激な眠気に襲われ、ふたりとも前後不覚に爆睡した(あまりに眠いと枕も気にならなかった・・笑)のである。こうして疾風怒濤の一日は幕を閉じた。
とにかく何はともあれ、サトルエネルギー講演会≪波動ルネッサンス2002≫に無事参加できたことに、心から感謝している。もりけんさんが、ご講演の中で「ここに来ることも、すでに運命で決まっていたのかもしれません」とおっしゃっておられたが、私達にとって今とても必要な経験をさせて頂いたような感が強くあった。そして一日中素晴らしいご講演を聴き続けながら、ふと思ったことがある。それは「これからのオンリーワンの時代は、今お話下さっている先生方ばかりでなく、本当は私達みんなが、ひとりひとりこの舞台に立ち、自分の本質と生き方と思いを発表する時代であるのだ!」との思いであった。それと急にアボリジニの話も思い出したのであるが、スピリチュアルな意識を持つアボリジニの人々は、仲間で輪になってひとりひとりが自分の得意なことを順々に披露し、皆で喝采を贈り合うという。この講演会で、講師の方々のお一人お一人の個性の素晴らしさと、その個性が深いところでは繋がって共存共栄しうることを強く実感したために、これからそんなアボリジニのような素晴らしい分かち合いが生まれる時代がやってくるような気がしたのであった。そして、みんなで悟る水瓶座時代を生きる勇気を与えてくださった素晴らしい講師の先生方とスタッフの皆さんに、もう一度心から感謝したいと思う。
波動ルネッサンス2002、この新月の日に頂いた勇気の贈物を持ち帰り、又それぞれの場で皆さんがご活躍されることを心からお祈りして、長〜いご報告を締めくくらせて頂くことにしたい。

☆★☆★長い報告を読んで下さった皆さま、本当にどうもありがとうございました!!☆★☆★




 No.52 信頼について 2002/10/01

先日、父のことをいろいろ書いたのだが、数年前にもひとつ、とてもめずらしいことがあった。
父は豪胆な性格の反面、結構人ごみなどは苦手なようで、お正月の初詣は近くの神社ぐらいしか行かない人なのだが、数年前のお正月に急に電話がかかってきて、「明日、三輪明神へ一緒にお参りに行こう」と言うのでびっくりしたことがあった。もちろん一緒にお参りに行こうということだけでも驚いたのだが、実は、父からの電話がある少し前に、私はなぜか父と母のことを考えていたのである。その頃とても気功に興味があった私は、父と母のことを考えながらスーっと意識を送れたような気もしていたら、後でこんな電話がかかってきたので「う〜ん、やっぱり親子って何か通じているのかなぁ!?」なんて自分で感嘆していたのであった。
もちろん母も父の態度にとても驚いていたのだが、次の日にはおっかなびっくり父と一緒にこちらにやってきたので、私と主人も父の車に乗って三輪の大神神社(三輪明神)へと向かった。
お正月の参拝客で賑わっている大神神社では、いつもは偉そうにしている父が人ごみの中でなんだか所在なさげだったので早々にお参りをすませたのだが、こうして父母とお参りできたことはとても新鮮で嬉しかった。
お参りの後には、普段は大層な所で食事するのが好きな父もその日はとりあえず三輪明神付近の御食事処に一緒に入ることにして、4人でお昼ご飯を食べた。そこで最初は父や主人が普通にいろいろ話をしていたのだが、急に父が何か言いたげな顔をして沈黙したので、私も主人もどうしたのかと思い聞いてみると、父が真顔で「何か最近、むなしい・・・!!」とハッキリと言うので、またまた驚いてしまったのである。母などは、お正月早々に父のこんな言葉を聞いて驚くあまりに「えっ・・・あなた・・ちょっと何を言い出すのぉ・・・」とあたふたと取り繕おうとしていたのであった。私と主人は、父が正直にストレートに悩みを言ってくれた事はとても嬉しかったので、母を落ち着かせてからもっと話を聞こうとしていたのだが、その時は父もただそれだけ言いたかったようで、それ以上は特にどうこうということではなかった。
父は、ものすごく過激で豪胆で単純な性格の一方で、とても神経質であったり寂しがり屋であったりするのだが、ここ十年来の時代の変化の中で、父自身もよくわからない気持ちに襲われて悩んでいたことを、この言葉でひしひしと感じた。でもこれは、父にとってもある意味で素晴らしい贈物であるのだと思う。自分の中の本質に近づくたびにネガティブな感情も様々に浮かび上がってくるが、それをただ受けとり解放していくごとに、今はまだ眠れる本質の光がいつか眩く輝く時が来るのであろうと思う。

そして少し話は変わるが、昨日の夜にあまちゆうとさんの本を見ていた時に、「命への信頼」という言葉が目を引いた。本の中に、“結局ヒーリングは今のところ「命への信頼」だという気がしています”と書かれていたのだが、なんとなくそのニュアンスはよく分かるような気がする。以前に、もりけんさん(不思議研究所・森田健さん)もこういったことを“宇宙あるいは神への信頼”というようにおっしゃっておられたように記憶している。そして、あまちさんの本を見た後で、七田先生の右脳革命の本を見ていたら、ここでも同じく宇宙や人間の無限の可能性への信頼についての話が書かれていた。
意識の戻らない夫に、妻が病院のベッドの側でずっと祈りの言葉を読み聞かせ、その後奇跡的にすっかり回復した話も書かれていたのであるが、その簡潔で力強い祈りの言葉を読んでいたら、私まで何か心の奥のほうで目覚めていくものを感じたのである。その祈りの言葉を少し抜粋させて頂くと、「この世の全てのものは、全知全能の宇宙意識から生まれ、宇宙と一体です。あなたの潜在意識はその全知全能の宇宙意識とつながっています。 〜中略〜 あなたの家族はあなたを愛しています。あなたは宇宙と一体なので素晴らしい力を持っていて、自分で悪いところを治し、甦る力があります。その力でどんどん甦ってください。どう治せばよいか一番よく知っているのはあなたなのですから、治してください。私達はしっかりあなたを守っています。どうか立ち上がってください」という非常に心に響くメッセージが書かれていたのである。そしてこのメッセージは病気の時ばかりでなく、たとえば前述の父の話のような、誰かが路頭に迷うような心境で苦しんでいるときにも、このような祈りの言葉を心の中で相手に贈って差し上げることも出来るのではないかと思った。
そして私も又、今の自分の内の大きなテーマとして、この「信頼」ということを心に抱いている。
今までは、なにか抜き差しならないような状況の中で相手や自分を信頼していくことを経験してきたのだが、これからの時代はそれを超えて、私達を生み出してくれた宇宙への全幅の信頼感に包まれて歩んでいくこと、そして奇跡を起こしていく力を自らの内に認めること・・・とうとうそんな時代に入ってきたような感が強くある。
この「信頼」というテーマは、又時々その都度感じたことを書いてみたい。私も今はまだヘンに力が入っていてぎこちなくもあるが、ご一緒に信頼というテーマを考えて頂けたら、心より嬉しく思う。




 No.51 「父親」と「仕事」の関係 2002/09/27

今日は、少し「父親」と「仕事」について書いてみようと思う。
まず「父親」と「仕事」というキーワードの関連性についてだが、ニューエイジ的な考え方や心理学的なアプローチあるいは陰陽説などでは、父親というものはある意味でその子供にとっては男性性の象徴であり、“世の中に対して自己の資質や才能をどれだけ表現・行動することができるか”ということに関連していると言われている。
ちょうど昨年、ご一緒にお仕事させて頂いた企業で、セミナーの講師をなさった60代の女性の方とお話させて頂いたことがあり、その方は九州のほうで企業の顧問や指導もなさっているのだが、又嬉しいことに、数秘術やフラワーエッセンスにもお詳しい方であった。その時その方が、私の数秘術のライフナンバーや数の変化と流れを観て下さり、アドバイスも下さったのだが、私の場合は数秘術に出ている数が特に仕事のことに関係しているということで、父親との関係についての貴重な考察を頂いた。そしてそれは、私も前々からずっと悩んでいたことであって、心の中で自分のテーマのひとつとして思っていたことであったので、大変に参考になり、その方に非常に感謝していたのである。
私は幼少の頃に父親と離れて暮らしていて、その後中学生になって両親と同居してからも、父親が休日もほとんど出かけていて家にいなかったので、やはりなかなか父親に心から馴染めずにいたのであった。ふだんの日に父が夜に帰っても、私は父の言葉や態度がとても恐くて、10代の頃はなかなか父に普通に話しかけることもできずにいたのだが、大学に行く頃になると、父親の圧制的な力に対して反発を覚え出していた。大学の友人やBFから電話がかかってきて、それがちょっと長電話になるとすぐに父は凄く怒って、電話線を引きちぎってしまった( ̄□ ̄;)こともあるのだった。そうこうしているうちに私は父と大喧嘩をして家を出るはめになり、しばらく友人の家を泊まり歩いたりしていたのだが、その後大学の同級生の主人と一緒に暮らしだすようになって、ようやくというか少し落ち着いた次第であった。
1980年代は時代もバブリーで混沌としていた頃であったが、とにかく私達の親子関係も過激化していて、父親は私と大喧嘩をしたときに、話の成り行きで「頭を冷やせ」とか言ってバケツで水を汲んできたことがあった。私も負けていず「頭から水をかけて」とか言って2階の自分の部屋で正座して待っていたら、父が階段をダダダッと凄い勢いで上ってやってきたのだが、正座している私を見たとたんなぜか急に勢いを失い、シャーっと部屋の隅っこに水を撒いて出て行った。(そしてその水は、私の部屋のちょうど真下の1階の父母の寝室にポトポトと漏れてしまったのである・・(^^ゞ )これだけでもかなり過激で変な父娘なのだが、その後に、意地になった父はなんと!私を独立戸籍にするとかまで言い出したので、それならそうして!と言い返していた気の強い私であった。(しかし独立戸籍なんてのは出来ないようであった・・・)
10代の終り頃はそういった過激な想い出があるのだが、私が21才の時、祖母がくも膜下出血で倒れ、父と病院で再会したときに又仲直りすることが出来た。そして有難いことに祖母は一命をとりとめ、その後8年の間入院生活をしていたのだが、父もその頃からだんだん変わり始めて、祖母のお見舞いにも顔を見せるようになっていた。(祖母は、祖父の後妻さんであり、父にとっては義理の母であった。)
私から見た父の人生の変化を少し書いてみると、父は一人っ子で育ったのだが、まだ10代の頃に実母を亡くし、その後若くして四国から大阪に出てきて母と結婚し、小さな会社を始めて従業員も数人来て頂けるようになったのだが、若気の至りで遊び歩いたのがたたって会社をダメにしてしまい、その後知人から紹介されてある会社に入社して再スタートをきった。私はこの頃小学生の高学年であったが、一時はうまくいっていた父の会社がだめになり、祖母や母まで苦しんでいたのを見て、子供なりにつらく思っていた。しかし父は元々非常にパワフルで過激なまでに頑張りやなので、入社した会社でもトップの営業マンになったようで、社長からも目をかけられて活躍していたそうであった。しかし、その頃の父はまだ家族や家庭をないがしろにしていて、休日にはやはり遊び歩いて家に帰って来なかった。その上に父は大変に見栄っ張りなので、新築した家にとてもお金をかけてローンが大変な額になり、その当時は家だけは立派なのに家計の内情はとても貧乏であった。そういうわけで休日は母と弟と私の3人でいたことも多かったのだが、母と弟は私の作ったおにぎりが大好きだったので、彼らのためによくせっせと10個も20個もおにぎりを握ったものであった。(母も実は一人っ子なのだが、ぽわ〜んと育ったためか三角おにぎりも握れなかったりするのである・・笑)
そんな家庭であったが、きっと父には父の心境があって、又世の中も、仕事でバリバリ働いて頑張った分パァーっと発散して遊ぶという時代の風潮でもあったので、今ではそんな父の行動も理解できるのだが、その頃はやはり私も父に対して何か不信感みたいなものがあって、父のような男性とは絶対に結婚しないようにしよう・・なんて考えていたのであった(笑)。
しかし!!時代の流れと人の心の変化というものはやはり確実にあり、そんな父も少しずつ変わり始めたのである。父が休日に家にいることが少しずつ増えてくると、一番驚いていたのは母であった。父が出かけることのほうに慣れていた母は、最初は父が休日家に居ると、かえってストレスになっていたくらいであったが、だんだんとそれにも慣れ、又今度は父に掃除のことで厳しく小言を言われるのに難儀する母であった。
もう16年も前のことになるが、私の結婚式は、すでに主人と一緒に暮らしていたために内輪で式を挙げ、後は友人・知人方に囲まれてレストランでパーティーをしたのだが、当日父も満面の笑顔で式に臨んでくれたので、私としてもとても嬉しく心に残る一日であった。その後又数年経って、弟の結婚式には父がめちゃくちゃ力を入れて見栄を張り、ニューオータニでの豪華な挙式と披露宴の間中、父は嬉々として一人で仕切りまくっていたのであった。
そして、ちょうど私の結婚式と弟の結婚式の間の時期に、母方の祖母が無くなって父母がその遺産を受け継ぐということもあり、父は今までの貯金と合わせて、又再度事業をスタートしたのである。今度は以前の失敗からの経験もふまえて、確実に、そしてガラス張りの経営ということでしっかりとプランを練ってスタートしたようで、弟も勤めていた会社をやめて鍼灸の学校で学んだ後に、父の会社の中の整骨院事業部で働くことになった。最初は弟も少し迷っていたようであったが、父とともにやっていくことに決心して、現在は大阪市内に4店舗ある鍼灸整骨院のうちの1店の院長として元気に頑張っている。
私は学生時代から短期的なアルバイト経験は沢山していたが、33才まで本当にちゃんと仕事として働いたことがなかったので、自分が仕事を経験してみて初めて父の気持ちが少し分かったように思ったことも幾つかあった。そしてある時急に、父から電話があって、「ちょっと外で話をしないか」というのでとても驚いたことがあった。こんなことは本当に生まれて初めてであった。そして、日航ホテルで父とふたり昼間から懐石料理を食べて、初めていろいろ話をしたのだが、主に父の仕事の話を聞き、私の仕事の話もしていたので、まるでなんだかクライアントの社長さんと会っているような気もしたのであった。そのせいか、懐石料理を頂いたお店の仲居さんも、私達のことを親子だと知った時にはビックリされていたようであった。食事の後で、父がそごうに行くというのでついていったら、「おまえも仕事のときはもっとちゃんとしたスーツを着たほうがいい!」と強く言って、バーバリーのお店でとても高いスーツとバッグとブラウスを買ってくれたのだが、今までの人生で父とショッピングしたことは一度も無かったので、この日は私も少なからず感動してしまった。しかし、私の趣味ではカチッとしたスーツよりもふわっとしたソフトなアンサンブルやワンピースのほうが好きなのだが、父の押しの強さには負けるので、その日はとにかく父の言うとおりにしておいた(又ケンカになるといけないし〜〜(^^ゞ)。
それにしても、娘との食事にまで見栄を張る父であるので、家族みんなで気軽に楽しくどこかへ出かけたり、ちょっとしたお店で食事をしたり、皆でカラオケBOXで歌ったり・・などと望んでいる母の希望は中々叶えられないのである。父は、数年に一回、弟夫婦や私達夫婦らと家族皆で集まるのにもすごくお金をかけて、一流ホテルや老舗のお食事処の個室を予約してでないとダメなのである。そういうとき、父だけは大変ご満悦なのだが、他の家族はなんとなく落ち着かず、ホントはもっと気楽なのがいいなぁ〜〜なんて内心思っていて、でもとにかく父に合わせておかないとやっかいなので、いつも全員で父に合わせている・・という雰囲気なのであった。
しかし、こんな風に思いがけないこともあって、父と家族、父と私、の関係も少しずつ改善されてきたのであるが、私も30才を越してから親のこともとても理解できるようになってきたことと、自分も仕事を始めて意識が変わってきたことで、父とも接点ができたことをとても嬉しく思う。
そしてこれは余談になるのだが、2000年末に過去生療法で著名な沖縄の越智啓子先生(越智先生の療法はものすごい人気で、予約日にはよく数時間も電話が繋がらない状態になっているのだが、奇跡的?に繋がって予約できた!)のところへ行ったときに、父や母との前世の関係のこともお話して下さり、非常に感激したことがあった(このお話は長くなるので又次回に〜〜)。
話が大変長くなってしまったが、このような経緯を辿って、父と私の関係もだんだん変化してきていて、それに伴ってか、私自身の世の中に対する捉え方も徐々に変わってきている。以前は、世の中に対して恐れや不信感みたいものがあったのだが、だんだんと世の中に対して自分も関わっているという感覚や親しみの気持ちが湧き出してきて、その感覚は年々増してきている。そして、そんな感覚が私の内部の恐れや不信感を少しずつ包み込んで溶かしていっているような感じがする。ただ、父親に対しては今でもなんとなく少し戸惑いや気恥ずかしさみたいなものもあって、なかなか積極的にできない時もあるのだが(主人の両親に対してはなぜかすごく積極的にできるのだが・・)、それでも父とのご縁もこれからも大切にしていきたいと思っている。そして、いつか父や弟と仕事でもいい形で関わり合えたら、とても幸せだと思う。そんな可能性とイメージを心に抱きつつ、楽しく自分の道を歩いていきたいなと思う今日この頃であった。





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